令和6年度江別市における児童生徒のスマホなどの使用状況等
江別市では、児童生徒のスマホ等の使用状況を把握し、情報モラル教育に関する今後の事業計画の検討に活用するため、小学4年生から中学3年生までの児童生徒を対象に、毎年アンケート調査を実施しています。
令和6年度 スマホ等の利用に関するアンケート結果
令和7年2月に、令和6年度のアンケート調査を実施し、結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
結果はこちら: 令和6年度調査結果 [PDFファイル/196KB]
スマートフォンの保有率
国・江別市ともに小中学生のスマホ保有率は、年々増加しています。中学生は、令和5年度に初めて国の保有率を上回りましたが、令和6年度は、小中学生ともに国を下回る結果となりました。

※国の数値は、政府統計「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」から抜粋
家庭での使用時間
えべつスマート4RULESでは、使用時間を2時間までとしていますが、2時間以上使用している割合が、小学生で約50%、中学生で65%を超えているほか、3時間以上、5時間以上の使用割合も一定以上いることがわかりました。

インターネット通信機器の利用に係る家庭でのルールの状況
ルールがあると回答した割合は国と比較し、小学生は5.7ポイント、中学生は4.6ポイント下回りました。国では、保護者にもルールの有無について質問していますが、保護者と児童生徒の認識には、ずれがあり、保護者はルールを決めていると思っていても、子どもたちはルールを認識していない場合があることがわかりました。
※国の数値は、政府統計「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」から抜粋
SNS等の利用状況
小学生のYouTubeの利用者は、7割を超えて推移しており、LINEの利用者は今回初めて5割を超えました。中学生は、YouTubeの利用者が8割を超えているほか、LINEの利用は今回初めて8割を超えました。また、TikTok、Instagramの利用率も増えており、ともに初めて4割を超えました。


知っていましたか? 年齢制限のあるアプリ
子どもたちがよく利用するアプリですが、実は年齢制限が設けられています。お子さんが利用しているアプリやゲームに年齢制限が無いかどうか、一度お子さまと確認してみてください。

インターネット通信機器の利用に係る問題等の発生状況
小中学生ともに「使用時間が長くなってしまう」という回答が最も多く、中学生では成績や、健康への悪影響を挙げる生徒が目立ちました。また、小中学生ともにネット上で知り合った人とやり取りをしたり、実際に会ったことがあったりするとの回答もあり、重大な被害につながりかねない危険性のある事案が発生しており、児童生徒だけでなく、保護者等の見守り・管理が必要です。

えべつスマート4RULESの認知状況
えべつスマート4RULESを「知っている」または「聞いたことはある」と回答した小学生は、今回初めて5割を超え、中学生は約7割を推移しています。

えべつスマート4RULESとは
江別市には、スマホ・ネット等の利用に関する共通ルール「えべつスマート4RULES」があることをご存じですか?平成29年度に、江別市内の小中学生が中心となり、えべつスマート4RULESを策定しました。
このルールでは、心とカラダを守るためのルールとして、4つのルールが決められています。
◆一日2時間以内とし、友だちとのメールなどのやりとりは、夜9時以降は行わない。
◆悪口や、人を傷つける内容は書き込まない。送る前に、しっかり確認する。
◆名前・住所・学校名・顔写真などの個人情報は、絶対に投稿・公開しない。
◆困ったときは一人で悩まず、保護者や先生などの大人に相談する。
詳細は「スマホ・ネット等の利用に関する江別市共通ルール「えべつスマート4RULES」を推進しています」をご覧ください。
