小中学校の学校選択制
江別市教育委員会では、平成17年4月の新1年生から、江別市立小・中学校の学校選択制を実施しています。
学校選択制は、通学区域の指定校以外の隣接する学校を選択する場合に、子どもと保護者の希望により入学できる制度です。
また、令和2年度の入学者から、市外から江別市に転入する方についても、転入時に限り全ての学年の児童生徒が学校を選択できるようになりました。
1 学校選択制とは
市立小・中学校に入学する場合は、住所により入学する学校を指定しています。学校の変更は、学年途中の転居や心身上の事由など、「相当と認められる理由」がある場合に限り、保護者からの申立てにより認めています。
この通学区域制度による学校の入学に際し、現状では学校の変更が認められていない自宅からの通学距離や友だち関係等のさまざまな理由から、これまでも指定校以外の学校への入学希望が保護者から寄せられていました。
そのため、通学区域の弾力的運用を図る中で、これらの希望に可能な限り対応するため、子どもたちが行きたい、保護者が行かせたい学校を希望できる制度として「学校選択制」を実施しています。
江別市では、小中一貫教育の取組を進めています。
小中一貫教育では、中学校区で「中学校卒業時点の目指す子ども像」を共有し、学校・地域・家庭が協力しながら義務教育9年間を通じて子ども達を育てます。
学習や学校生活の基本的なルールを中学校区で揃えるなどの「一貫した指導」と、9年間を見通した授業による「系統的な指導」を行い、中学校体験登校などの取組を通じて、目指す子ども像の実現を目指します。
義務教育9年間を同じ中学校区で過ごすことで、学習意欲の向上や中1ギャップの緩和、社会性やリーダーシップの育成などの効果が期待されますので、小中一貫教育の趣旨やメリットについてもご理解いただいたうえで、学校選択を検討してください。
【小中一貫教育導入スケジュール】
・令和4年度:第二中学校区(江別第二小・江別第二中)に導入
・令和5年度:市立小中学校全校に導入
2 学校選択制の概要(令和7年度入学)
現在は、学校ごとに通学区域を定め、住所によって入学する学校(指定校)を指定しています。通学区域制度は、そのまま残りますので、通学区域の指定校へ入学する方は、これまでどおり全員が入学できます。この場合の手続きは、特に必要ありません。
※小中学校入学前から江別市内にお住まいの方で、学校選択を希望する場合⇒2(1)「小中学校入学前から江別市内にお住まいの方」をご覧ください。
※市外から江別市に転入する方で、学校選択を希望する場合⇒2(2)「市外から江別市へ転入する方」をご覧ください。
※3「学校選択する際の注意点」、4「学校内見学」、5「野幌小学校(特認校)への入学について」は共通事項です。
(1)小中学校入学前から江別市内にお住まいの方
学校選択制と通学区域制度
学校選択制は、通学区域の指定校以外の学校を選択する場合に、子どもと保護者の希望により入学できる制度です。
現在の通学区域制度は、そのまま残りますので、「学校選択」を希望しない方は、これまでどおり通学区域の指定校へ入学することになります。
対象となる児童・生徒
令和7年度に江別市立小・中学校に入学する新1年生が対象です。
選択できる「学校の範囲」と「受入れ人数」
ア 学校の範囲
指定校以外の学校を選択する場合は、隣接校の中から1校を希望することができます。隣接校については、「選択できる学校の範囲」のページをご覧ください。
イ 受入れ人数
各学校の施設規模に応じて、余裕のある範囲内で希望者を受け入れます。
通学区域内からの入学予定者数と教室数、さらに年度途中の転校生などを考慮して、各学校の受入人数の範囲内で希望申請を受け付けます。
今後の入学手続
ア 「制度案内」「希望申請書」の配布
小学校への入学予定者:8月中旬頃に教育委員会から各ご家庭に郵送します。
中学校への入学予定者:8月下旬頃に現在通学している小学校を通じて配布します。
イ 希望申請書の提出期間
学校選択を希望する方は、10月7日(月)から11月8日(金)までの期間内に、希望申請書を郵送又は教育委員会学校教育支援室学校教育課まで直接お届けください。
ウ 変更届の提出
希望申請書の提出後、変更(取下げ)をする方は、11月18日(月)までに変更届をご提出ください。
受入れ人数を超えた場合
- 入学希望者が受入れ人数を超えた学校は、原則として公開抽選により入学者を決定します。
- 公開抽選日は、11月29日(金)の予定です。対象者には改めて通知します。
- 入学希望者が受入れ人数の範囲内であった学校は、希望どおりに入学することができます。
- 抽選に漏れた場合は、通学区域の指定校に入学することになります。補欠登録は行いません。
(2)市外から江別市へ転入する方
転入者の学校選択制
市外から転入する方についても学校選択の機会を確保するため、転入時に限り全ての学年の児童生徒が学校を選択し、転入学できる制度です。
対象となる児童・生徒
令和2年4月1日以降に市内の小中学校に転入学する小学1年生から中学3年生までが対象です。
選択できる「学校の範囲」と「受入れ人数」
ア 学校の範囲
指定校以外の学校を選択する場合は、隣接校の中から1校を希望することができます。隣接校については、「選択できる学校の範囲」のページをご覧ください。
イ 受入れ人数
各学校の施設規模や教室数、学級編制への影響等を考慮して、希望申請を受け付けます。
入学手続
ア 希望申請書の配付
学校選択希望申請書は、教育委員会の窓口にてお渡ししますが、郵送を希望する場合は教育委員会学校教育支援室学校教育課までご連絡ください。
イ 希望申請書の提出
学校選択を希望する方のみ、通学区域により指定する学校へ転入学する前日までに、学校選択希望申請書を教育委員会学校教育支援室学校教育課までご提出ください。
3 学校選択する際の注意点
- 入学決定後は、卒業まで同じ学校に通学することになります。なお、在学中に「※相当と認められる理由」がある場合は、区域外通学の申立により対応します。
- 学校への通学は、徒歩通学が原則となります。地理的な理由などでの通学方法は、学校のきまりがありますので、各学校とご相談ください。
- 指定校以外の学校を希望する場合は、通学距離、地域活動などを考慮して、希望校の申請をしてください。
4 学校内見学
学校内見学を希望される方は、ご希望の学校に直接電話等で問い合わせをし、日程を調整したうえで学校内を見学してください。
5 野幌小学校(特認校)への入学について
- 野幌小学校は、市内全域から入学が希望できます。入学または学校内見学を希望される方は、野幌小学校(電話011-382-2151)に直接、お問い合わせください。
- 特認校への入学は、学校選択制の手続きとは異なりますので、詳しくは「小規模特認校制度」のページをご確認ください。
関連ページ
- 学校選択制・選択できる学校の範囲
- 学校選択制・各学校の入学者数
- 学校選択制・各学校の受入れ可能入数
- 学校選択する場合のスケジュール
- 平成15年度 学校選択制アンケート結果
- 平成22年度 学校選択制に関する検証結果報告書
- 平成25年度 学校選択制に関する検証結果報告書
- 平成28年度 学校選択制に関する検証結果報告書
- 令和3年度 学校選択制に関する検証結果報告書