ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
教育行政執行方針・教育大綱・総合教育会議
教育委員会
各種計画
学校教育
生涯学習・文化・スポーツ
各種制度・手続き
施設
刊行物
その他
施策・評価

国登録有形文化財

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年8月28日更新

江別市の国・北海道・市指定文化財

13 北海道林木育種場旧庁舎(平成13年8月28日登録)

写真:北海道林木育種場旧庁舎

所在地  江別市文京台緑町561番地の1

 北海道林木育種場旧庁舎は、昭和2年に内務省林業試験場北海道支場として建設されました。その後、組織改編や名称変更を経て、昭和34年に林野庁北海道林木育種場となり、平成8年に林業の研究施設としての利用を終えました。

 建物は、石材、木材を組み合わせた構造で、大正、昭和初期に流行したハーフテンバーとよばれる柱・梁・筋交等の軸組を組み立ててからその間にセメントや石を詰め込んで壁をつくる建築法が用いられています。また、内部には木製ドア、腰壁板、窓枠などに優れた意匠が見られるほか、「研ぎ出し」工法による階段手すり、床仕上げや繰り型などに技量の高さを伺わせる左官工事がなされています。

 大正、昭和初期の庁舎建築物の中で現存するものは少なく、また北海道の林業史を物語る貴重な建物です。

14 旧北陸銀行江別支店(平成14年2月14日登録)

写真:旧北陸銀行江別支店

所在地 江別市2条2丁目6

 旧北陸銀行江別支店は、十二銀行札幌支店営業所として大正8年に建設されました。昭和9年に支店に昇格して十二銀行江別支店と改称、昭和18年に銀行の合併に伴い北陸銀行江別支店となり、昭和41年まで銀行の店舗として利用されてきました。

 建物は、石造りの2層建物で、内部に鉄製建具が用いられています。また、土蔵造風の外観は、地方における銀行の支店建築に見られるものです。
 江別で初めて設置された銀行(金融機関)であり、明治から昭和初期に石狩川舟運の要衝として栄えた条丁目地区の歴史を物語る数少ない建物です。

15 旧肥田製陶工場(EBRI)(平成31年3月29日登録)

旧肥田製陶工場(EBRI)

所在地 江別市東野幌町3番地3他

 旧肥田製陶工場は昭和26年に肥田製陶株式会社が建設し、同28年に増築されました。壁部分は煉瓦積で、平成10年に自主廃業するまで農業用土管などを製造していました。

 JR函館本線に面しており、野幌駅付近を通過する際は車窓から建物を見下ろすことができます。窯業が盛んであった野幌地区の面影を残すものは数少なく、貴重な建物です。現在でも江別の窯業の歴史を伝える象徴的存在として地域に親しまれています。