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北海道指定有形文化財

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月22日更新

江別市の国・北海道・市指定文化財

4 野幌屯田兵第二中隊本部(昭和33年4月10日指定)

写真:野幌屯田兵第二中隊本部正面

所在地 江別市野幌代々木町38

 野幌屯田兵第二中隊本部(屯田兵第三大隊第二中隊)は、北海道開拓に大きな役割を果たした屯田兵機関の現存する最古の本部遺構で、野幌に屯田兵が入地する前年の明治17年頃に建てられたと推定されています。明治期の官庁建築としても数少ない貴重な建物です。

 洋風2階建、建築面積150.7平方メートル、延床面積260.0平方メートル、屋根は急勾配の切妻造りで創建時は柾葺き、これらに切妻造りの玄関ポーチが付いています。バルーンフレームと呼ばれる小屋構造には、畜舎などによく用いられた開拓使以来の米国風の建築手法が見られます。1階は中隊長室・下士集会室・事務室・軍医室など、階上は兵器・演習材料などの格納庫として使用されたようです。
 平成6年、復原修理工事により創建時に近い現在地へ移築し、平成7年より屯田資料館として公開しています。

5 大麻3遺跡出土の土偶(平成24年3月19日指定)

写真:大麻3遺跡出土の土偶

所在地 緑町西1丁目38 江別市郷土資料館

 縄文時代の代表的な遺物のひとつである土偶は、粘土で作られた人形の一種です。
 土偶が何のために作られたのか今だ定説はありませんが、女神像・埋葬用具とする説が有力です。
 昭和60年5月24日、この土偶は、約2,000年前の縄文時代の土器とともに、ほぼ完全な形の2体が重なり合って、大麻3遺跡の土壙(どこう)から発見されました。

 道央部以北での土偶の発見は、極めて希な例です。また、墳墓と考えられる遺構の中からほぼ完全な状態で発見されたこの土偶は、その制作や使用目的を通して、縄文時代の人びとの精神構造を探る上で大変貴重な資料です。