就学相談・就学先決定までの流れ
江別市教育委員会では、発育・発達に心配や不安のあるお子さんや、心身に障がい(疑いのある場合も含みます)のあるお子さんについて、入学や進学にあたって、お子さんが十分に力を発揮し、楽しい学校生活を送ることができるよう、専門の委員が就学相談を行っています。
就学相談では、就学に関する流れの説明、情報提供や必要な検査を行い、その結果をもとにお子さんの望ましい就学先について、保護者の意思を尊重しながら一緒に考えていくものです。
ここでは、その就学相談、就学先決定までの流れについて説明します。
就学相談・就学先決定までの流れ
幼稚園・保育園などから「教育支援に関する調査書」の提出があった場合
(1) 市内の幼稚園、保育園に通園しているお子さんの保護者の方を対象に「就学に関する説明会」を行います(5~7月ごろ)。
同じ時期に、教育委員会から幼稚園・保育園、江別市子ども発達支援センター、特別支援学校幼稚部などに、翌年4月に新入学予定で
心身に障がいがあると思われるお子さんについての「教育支援に関する調査書」の作成をお願いします。この「教育支援に関する調査書」
は、保護者の方の同意を得た上で作成し、提出していただきます。
(2) 調査書の提出をいただいたお子さんの保護者の方に、教育委員会から連絡し、面談を行います。
その面談では、「就学に関する流れ」や「今後行う検査」などについて説明するとともに、希望をおうかがいして検査日程などを調整します。
また、保護者の方に「教育相談のための調査書」の記入をお願いします。
(3) 教育支援委員会の専門委員が、対象となったお子さんの検査、面談を行います(7月から順次行います)。
(4)検査後、専門委員が、「教育支援に関する診断票」を作成し、教育委員会に提出します。
教育支援に関する調査書は、
- 検査の結果
- 幼稚園、保育園などから提出いただいた「教育支援に関する調査書」
- 保護者の方に記入いただいた「教育相談のための調査書」
などをもとに作成します。
*就学時健診で、発育発達についての遅れがあると判定された場合
(1) 翌年4月に入学を予定しているお子さん全員を対象に、通学予定の小学校で行われる就学時健診で「発達検査」を行います(10~11月)。
幼稚園・保育園などから「調査書」の提出がなかったお子さんで、この発達検査で発育・発達について遅れなどがあると判定された場合
は、 保護者の方に教育委員会から電話で連絡をした上で、教育委員会にお越しいただき面談を行います。
その面談では、「就学に関する流れ」や「今後行う検査など」について説明するとともに、希望をおうかがいして検査日程などの調整を行
います。また保護者の方に「教育相談のための調査書」の記入をお願いし、幼稚園・保育園などに「調査書」の提出をお願いします。
(2) 教育支援委員会の専門委員が、対象となったお子さんの検査、面談を行います。
(3) 検査後、専門委員が、
- 専門委員による検査結果
- 幼稚園、保育園などから提出いただいた「教育相談に関する調査書」
- 保護者の方に記入いただいた「教育相談のための調査書」
などをもとに「教育支援に関する診断票」を作成し、教育委員会に提出します。
(5)教育支援委員会を開催し、就学先についての意見をまとめます(10月・12月・3月)。
就学相談の結果や専門委員の作成した「教育支援に関する診断票」をもとに、医師、小・中学校長の代表、療育機関の職員、
特別支援学校の教諭等の幅広い意見と検討を加え、お子さんにとってどの就学先が良いのかの答申を出します。
(6)教育支援委員会終了後、保護者の方に教育支援委員会の結果をお伝えします。
日程調整の上面談を行い、「通常学級」「特別支援学級」「特別支援学校」などへの就学先を決定することになります。
*教育支援委員会終了後、保護者と就学先についての意見が異なる場合、入学、進学後も相談を継続する場合があります。