生ごみの乾燥処理
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月28日更新
生ごみを乾燥させると、腐敗によるいやな臭いやぬめりを防ぐことができ、衛生的です。
野菜くずなどの生ごみは、1日置いておくだけで平均約20%も水分量を減らすことができます。
手間なく衛生的で、環境にもやさしい生ごみ乾燥のコツを紹介します。
乾燥前 | 24時間後(30%減) | 48時間後(50%減) | 120時間後(72%減) |
こんな方に向いています
- 生ごみを衛生的に捨てたい方
- 野菜の皮などがたくさん出る方
- 堆肥づくりなどを行わず、生ごみを燃やせるごみに出している方
- 堆肥づくりができない冬季間
乾燥処理の方法
- 生ごみを新聞紙に広げて、軽く包みます。
- 新聞紙の包みを、風通しのよい容器(洗濯ネットやプラスチック製の洗濯かごなど)に入れます。
- 容器を、風通しのよい場所に置きます。
- 1日以上置くと、平均で20%程水分量が減ります。
注意: カラスなど動物に荒らされないよう、置き場所にご注意ください。
うまく乾燥させるコツ
- 風通しのよいところに置きましょう。
- 新聞紙で生ごみを包むときは、表面積が広くなるように、大きく包みます。
- 少量ずつの方が、よく乾燥します。
- コーヒー殻やお茶殻は乾燥に時間がかかるので、長く乾燥させます。
- 肉や魚などにおいの強いものを多量に入れるのはやめましょう。
長く続けるコツ
- 新聞紙で箱を折ってたたんでおき、すぐ取り出せるようにしておくと、手軽に取り組めます。
- 手間を感じない範囲で取り組みましょう。
うまくいかないときは
- 新聞紙の包みで乾燥しにくいときは、新聞紙の箱に広げて入れるとよく乾燥します。
- 風通しのよい場所に容器を移動させましょう。雨の日でも風があればよく乾燥します。
- においの強いときは中止します。肉や魚などはなるべく入れないようにします。
通気式生ごみ保管容器「生ごみカラット」を使用した乾燥実験
モニターの方10名に、生活の中で1か月間使用していただき、乾燥の効果を調べました。
24時間乾燥させたときの減量率(効果)は、全体平均で18.1%でした。
最も効果の大きかった方の平均は41.5%、最も効果の小さかった方の平均は9.2%となりました。
効果が大きかった方の感想
- 野菜だけだと虫も来ないので、楽しく簡単にできました。
- 風のある日は最高です。干し野菜のように乾燥しました。
- 一度に入れる量が少ない方が乾燥しやすい。
- 天気が良くても、風がないと乾燥しない。
※ 様々な工夫を試す中、風通しのよい場所に容器を置くことが一番との結論でした。
効果が小さかった方の感想
- 思ったより減らない。晴れで風のある日に数日間入れっぱなしにしたときは減らすことができた。
- 1日ではあまり減りません。2日以上置くと乾燥しました。
- 果物の皮は、台所に広げて軽く干すと水分が抜けます。
※ 効果は強く感じられませんでしたが、広げて干すと乾燥の効果が出ることがわかりました。
その他の感想
- マンションのベランダでは風が弱いため、不向きかもしれないと感じた。
- 乾燥の効果があまり出なかったので、食材を捨てないようにしたり、水切りに取り組みたい。
※ ご自分の生活様式に合った方法で取り組みましょう。市では、食材の使い切りレシピなどを紹介しています。