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重要文化財(国指定)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月22日更新

江別市の国・北海道・市指定文化財

1 北海道江別太遺跡出土品(平成5年6月10日指定)

写真:江別式・江別太式土器類
江別式(江別太式)土器

写真:鹿角製などの簪
鹿角製などの簪(かんざし)

写真:石ナイフ
石ナイフ(うち柄付3個)

 所在地 江別市緑町西1丁目38 江別市郷土資料館

 江別太遺跡は、昭和53年、道央自動車道の千歳川橋梁工事の際発見された続縄文時代の生産遺跡です。遺跡は千歳川沿いの低湿地に位置し、通常では腐ってしまう木などの植物性の遺物が多量に残され、木製品とともにサケなどの魚を捕獲するための遺構の杭列が発見されました。

 主な出土品は深鉢型土器・木製の皿などの容器類、鹿角製の簪(かんざし)・琥珀(こはく)玉などの装身具、漁労道具や獲物の解体・木材の加工などに用いられた銛(もり)・石ナイフ・石斧(せきふ)などの石器類や木製品で、このうち59点が国の指定を受けています。これらの出土品は続縄文時代の人々の漁労の様子を理解する上で貴重な資料であり、特に、木製柄に装着された石ナイフは、当時の石器の使用法を知る上で極めて重要な資料です。

2 北海道元江別1遺跡土壙墓(どこうぼ)出土品(平成7年6月15日指定)

写真:北群の墓
北群の墓

写真:琥珀玉
琥珀(こはく)玉(1,017個)

写真:壷
壺形土器

写真:玉類と石器類
玉類と石器類

所在地 江別市緑町西1丁目38 江別市郷土資料館(国保有)

 元江別1遺跡は、続縄文時代の中頃の遺跡で、昭和54、55年に発掘調査が行われました。
 遺跡は南北2か所の墓群からなり、総計41基の土壙墓(どこうぼ)が発見されました。土壙墓からは、深鉢形土器・壺形土器等の土器類72個、琥珀・碧玉(へきぎょく)製の玉類3,669個、石鏃(せきぞく)・石銛・磨製石斧・石ナイフ等の石器類308点等、総計4,000点以上の副葬品が発見されました。

 これらの豊富な副葬品は、人々の生活文化の豊かさを示すとともに、当時の日本列島に存在した南の弥生文化に対する、北方の続縄文文化の特色を器物、器具の製作技術の面で代表するものであり、当時の人々の習俗や交流の様子を知る上で貴重な資料です。