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応急手当の手順 のどに物が詰まったら?

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

異物除去法(食物などの異物が口などに詰まった場合の処置)

 まず大切なことは、食べ物を小さくきざむなど工夫をして窒息を予防することです。

 窒息が疑われた場合、「喉が詰まったの?」と尋ね、声が出せず、うなづくようであれば窒息と判断して行動しなければなりません。咳をすることができるのなら咳をできるだけ続けさせてください 

 咳は異物の除去に最も効果的です。

 咳ができないようであれば以下の方法を行ってください。

背部叩打法

座っている場合

写真:背部叩打 座っている場合その1

  1. 傷病者の後ろ側に位置します。
  2. 傷病者の顔を下に向かせます。
    写真:背部叩打 座っている場合その2
  3. 手の平で肩甲骨の間を4~5回力強く連続して叩きます。

倒れている場合

背部叩打 倒れている場合その1背部叩打 倒れている場合その2

  1. 傷病者を横向きにして、利き腕が患者の背中を叩きやすい体勢をとります。
  2. 手の平で肩甲骨の間を4~5回力強く連続して叩きます。

腹部突き上げ法

写真:腹部突き上げ写真:腹部突き上げ 横からの写真写真:腹部突き上げ 拡大写真

  1. 腕を後ろから抱えるように回します。
  2. 片手で握りこぶしを作り、その親指側を傷病者のへそより上でみぞおちの下にあてます。
  3. その上をもう一方の手で握り、すばやく手前上方(自分の顔)に向かって圧迫するように突き上げます。
    *意識がない場合や妊婦、1歳未満の乳児には行ってはいけません。

傷病者の反応がない場合は、ただちに通常の心肺蘇生法を実施してください。

>>心肺蘇生法の手順