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住宅用火災警報器の奏功事例を紹介します

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月16日更新

住宅用火災警報器を設置交換しましょう

住宅用火災警報器は住宅火災による死者を減少させることを目的に設置が義務付けられています。(新築住宅は平成18年6月1日から、既存住宅は平成23年6月1日から設置が義務化されています)
万が一火災が発生した時に、逃げ遅れや被害拡大を防ぐためには、早期発見が最も有効であり、火災をいち早く知らせてくれるのが、住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器は古くなるとセンサーの寿命や電池切れなどにより、火災を感知しなくなることもあるので、設置から10年を目安に交換することを推奨しています。
ここでは、住宅用火災警報器が有効に作動し大事に至らなかった事例と設置効果を紹介します。

住宅用火災警報器奏功事例(事例紹介)

奏功事例は最新の事例から遡って掲載しています。

事例37 令和5年3月野幌地区

 居住者が2階居室にいたところ、階段室に設置されていた住宅用火災警報器が作動したため居室を出ると、階段の手すりに掛けられたタオルが燃えているのを発見し、自宅に置いていた消火器で消火したもの。住宅用火災警報器を設置していたことで、火災を早期に発見することができたため、壁面や手すりの一部を焼損したのみで被害を最小限に止めた奏功事例である。

事例36 令和4年11月大麻地区

 居住者が台所のガスコンロで鍋を温めるつもりが、誤って魚焼きグリルを点火したままその場を離れたため、魚焼きグリルから発煙。すぐに台所に設置されていた住宅用火災警報器(煙式)が作動し、その警報音に気付いた居住者が、水をかけ消火したため火災に至らずに済んだ事例である。

事例35 令和4年9月野幌地区

 居住者が台所で鍋に火をかけていたのを忘れ、その場を離れた際に焦げて発煙し、台所に設置した住宅用火災警報器(煙式)が作動して、火災信号を受信した警備会社から119番通報に至ったもの。

 なお、居住者が焦げ臭さを感じ、鍋の存在を思い出して火を消したことから、火災に至らなかった事例である。

事例34 令和4年5月大麻地区

 居住者が鍋に火をかけたまま、その場から離れた際に煙が発生し、台所及び居室に設置した住宅用火災警報器(煙式)が作動。居住者が警報音に気付き、空焚きしていた鍋をシンクに移動し水道水をかけたため、火災には至らなかった奏功事例である。

事例33 令和4年4月江別地区

 2階寝室で就寝していた居住者が自室に設置した住宅用火災警報器(煙式)の警報音に気付き、目を覚ますと部屋中に煙が充満していた。1階に降りると居間にも煙が充満しており、階段下付近にある窓のカーテンが燃えていたが、身の安全を確保するため初期消火は行わず、1階和室で就寝していたもう1名の居住者を起こして避難し、119番通報したもの。居住者は就寝中であったにも関わらず、早期に避難し、身の安全を確保できた奏功事例である。

事例32 令和4年4月江別地区

 一般住宅で居住者が鍋に火をかけたまま、その場を離れた際に煙が発生し、台所に設置した住宅用火災警報器(煙式)が作動。居住者が警報音に気付き、ガスコンロの火を止めたため、火災を未然に防ぐことが出来た事例である。

 なお、この住宅用火災警報器は、警備会社へ自動通報する機能を備えたものであり、同宅の火災信号を受信した警備会社から119番通報があったものである。

事例31 令和4年3月江別地区

 一般住宅で、2階居室内のごみ袋に捨てたたばこの吸い殻から出火し、階段室に設置した住宅用火災警報器(煙式)が作動。1階居間にいた居住者が警報音に気付き、警報音のする2階に向かったところ、居室内で炎が出ているのを発見したため、119番通報したもの。住宅用火災警報器を設置していたことで、火災の早期発見につながり、居住者の身の安全が確保され、居室の一部及び収容物を焼損したのみで被害を最小限に止めた奏功事例である。

事例30 令和4年1月江別地区

 一般住宅で、洗面所のコードから出火し、洗面所に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動。
居間にいた居住者が、警報音に気付き、警報音が鳴る洗面所のドアを開けたところ、ドアの近くの床から炎が上がっているのを発見したもの。すぐに台所で、鍋に水道水を汲み、水を掛けて初期消火に成功したもの。
住宅用火災警報器を設置していたことで、火災を早期に発見することができたため、洗面所の壁面や収容物の一部を焼損したのみで被害を最小限に止めた奏功事例である。
 

事例29 令和3年11月野幌地区

  一般住宅で、居間のコードから出火し、居間に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動。
  外出先から帰宅した居住者が、警報音に気付き家の中に入ると、居間が煙で充満しており警報音が鳴っていたため、119番通報をしたものである。早期通報により、居間の床や収容物の一部を焼損したのみで被害を最小限に止めた奏功事例である。

事例28 令和2年12月江別地区

共同住宅の一室で、ガスこんろ上に電気炊飯器を置いた状態で火をつけたことで、電気炊飯器が燃えてしまい、台所に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動したもの。
隣人が警報音に気付き、119番通報を実施し、出火室に進入して居住者の避難誘導を行ったもの。その後、付近住民の避難誘導を行うとともに、管理人に火災の報告をして、管理人や付近住民が水で濡らしたタオルや座布団で初期消火を行ったもの。
住宅用火災警報器の設置により、火災の早期発見につながり、さらに居住者や付近住民の避難誘導や初期消火など、一連の活動により、被害を最小限にとどめた奏功事例である。

事例27  令和2年11月野幌地区

共同住宅の一室で、飼っているネコがストーブのスイッチを押したため、ストーブに立てかけてあった座椅子が焦げたもの。
居住者が寝室で寝ていたところ、居間に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が鳴っていることに気付き、ストーブのスイッチを切ったもの。
住宅用火災警報器を設置していたことにより、火災の早期発見につながり、被害を最小限にとどめた奏功事例である。

事例26 令和2年6月大麻地区

共同住宅の居住者が自室の台所にあるガスコンロにて、土鍋でご飯を炊くためガスコンロに火をかけたまま、その場を離れた際に、土鍋から煙が上がり住宅用火災警報器(煙式)が作動したもの。
本人がその警報音に気付き、ガスコンロの火を消したことから、火災に至らなかった事例である。

事例25 令和2年2月野幌地区

 一般住宅の居住者Aが、てんぷら油を加熱したままその場を離れたため出火し、台所に設置された住宅用火災警報器(連動型)が作動。居住者Bが自室の住宅用火災警報器の作動により、台所での火災を発見。居住者Aは、2階で警報音に気付き台所に戻り火災を発見、直ちに家に備えてあった粉末消火器で消し止めたもの。

 連動型の住宅用火災警報器を設置していたことで火災の早期発見につながり、さらに消火器により火災を初期の段階で消し止め、被害を最小限にとどめた奏功事例である。

事例24 平成31年1月大麻地区

 居住者が鍋に火をかけたことを忘れてしまい煙が発生。その後、住宅用火災警報器が作動、居住者により鍋に水が入れられ消火に至る。通報については近隣住民により消防機関へ通報されたものである。早期に鍋の空焚きを発見することができたため、火災には至らなかった事例である。

事例23 平成30年1月野幌地区

 居住者が家の中で「ピーピー」という音がなっていることを不審に思い、119番通報に至ったもの。ガスコンロの魚焼きグリルを点火させたことを忘れており、焼いている物が炭化し発生した煙に住警器が作動した音であった。

 消防隊到着時、屋内は白煙が充満した状態であったが、グリル内に入れたものが炭化した状態で、火災現象はなかったことから、火災発生防止につながった事案である。

事例22 平成29年5月江別地区

 2階の居室で喫煙をしていた居住者が外出、その後消火されていないタバコの吸い殻がごみ箱へ落下し出火したもの。1階居間にいた別の居住者が2階の住宅用火災警報器が作動していることに気付き2階を確認したところ、居室から煙が出ていることを発見して火災を覚知し通報に至ったもの。早期に火災を発見することができたため、延焼拡大せず初期消火に成功、居室の一部及び収容物を焼損したのみで被害の軽減につながった事案である。

事例21 平成28年12月江別地区

 1階で就寝中の居住者が警報音に気付き住宅内を確認したところ、階段室に設置していた住宅用火災警報器が作動していた。2階の居室から燃えていたため初期消火を実施したが、消火できなかったことから119番通報に至ったもの。早期に火災を発見することができたため、延焼拡大せず居室の一部及び収容物を焼損したのみで被害の軽減につながった事案である。

事例20 平成28年12月野幌地区

 共同住宅の居住者が帰宅した際に住宅用火災警報器が作動していたことから屋外を見ると、隣室の窓から煙が出ていたため、119番通報したもの。早期に火災を発見することができたため、延焼拡大せず壁面や居室の一部を焼損したのみで被害の軽減につながった事案である。

事例19 平成28年9月江別地区

 知人が住宅敷地内で庭の手入れを行なっていた際、住宅内の住宅用火災警報器が作動していることに気付き室内を確認すると、煙が充満しており火災であることに気付き119番通報したもの。早期に火災を発見することができたため、被害の軽減につながった事例である。

事例18 平成28年5月大麻地区

 高齢者の男性が鍋をガステーブルの火にかけたことを忘れて放置したため、鍋が空焚き状態となり、台所に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動し、住宅ベランダから煙が出ているのを通行人が発見した。騒ぎを聞きつけた付近住民が住宅内に入りガステーブルの火を消したことにより、火災には至らなかった事例である。 

事例17 平成28年2月野幌地区

  一人暮らしの高齢女性が、煮付けの鍋をガステーブルの火にかけていたのを忘れ、居間でテレビを見ていたところ、台所に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動したため、空焚きに気付き、早期にガステーブルの点火スイッチを切ることができたもの。住宅用火災警報器が作動したことで、家人に怪我等も生じず、火災を未然に防ぐことができた事例である。

事例16 平成27年3月野幌地区

 居住者の高齢男性が、魚を焼き終えた後に、ガステーブルのグリルの火を消し忘れて放置した。その後、台所に設置していた住宅用火災警報器が作動したので様子を見てみると、グリル内で溜まっていた油に着火していたため、ガステーブルの点火スイッチを切り、ガスの元栓を閉めて直ちに119番通報をした。
 早期にガステーブルの点火スイッチを切ったため、119番通報中にグリル内の火は自然に消えたものであるが、住宅用火災警報器が作動したことで、火災を未然に防ぐことができた事例である。

事例15 平成25年11月大麻地区

 一人暮らしの高齢者が鍋を加熱したままガステーブルの火を消し忘れて就寝した。鍋の空焚きによって発煙し、台所に設置していた住宅用火災警報器が作動した。 また、協力員として隣家にはこの住宅と無線で連動した住宅用火災警報器が設置されており、協力員宅の警報器も作動したことから、協力員が直ちに119番通報した。 結果的にガステーブルの火は安全装置の作動により消火され火災に至らなかったが、同時に住宅用火災警報器も作動し、協力員が迅速に通報したことで早期の発見につながった事例である。

事例14 平成25年4月江別地区

 居住者がライターを用いて2階寝室の布団の綿にいたずら目的で火をつけ、布団の中に隠してその場を離れた。その後、2階の階段室に設置していた住宅用火災警報器が作動し、警報音を聞いた家族が2階に上がると、室内に黒煙が充満しており、炎も確認できたため、消火器と水で初期消火後、消防に通報した。住宅用火災警報器の作動により、火災を初期の段階で抑えることができた事例である。

事例13 平成25年4月大麻地区

 居住者が天ぷら油を加熱したまま、ガステーブルの火を消し忘れて外出した。その後、台所に設置していた住宅用火災警報器が作動しているのを近隣住民が屋外より聞きつけ、窓越しに火炎を確認したため直ちに119番通報をした。また、合鍵を所持していた別の近隣住民ほか数名の消火協力により、火災を初期の段階で抑えることができた事例である。

事例12 平成24年5月野幌地区

 高齢者(84歳女性)がコンロの魚焼きグリルで魚を焼いていることを忘れて外出した。その後、一人で留守番をしていた夫が台所に設置していた住宅用火災警報器が作動していることに気づいたため、直ちに119番通報をするとともに、窓を開けて家中に充満した煙を排出した。
 住宅用火災警報器がグリルから出た煙を早期に感知したことによる早期発見ができたため、火災を未然に防いだ事例である。

事例11 平成23年10月野幌地区

 一人暮らしの高齢者がうどんのつゆを温めるため鍋を加熱していたが、そのことを忘れてテレビ番組に夢中になってしまい、鍋が空焚き状態となり発煙した。台所に設置していた住宅用火災警報器の作動に気づき、緊急通報装置で通報したもの。発見が早期であったため火災を未然に防いだ事案である。

事例10 平成23年4月大麻地区

一人暮らしの高齢者が小豆を煮るため鍋を加熱していたが、そのことを忘れて外出してしまい、鍋が空焚き状態となり発煙した。近隣の住民が住宅用火災警報器の作動に気づき、119番通報したもの。発見が早期であったため火災を未然に防ぐことができた事案である。
 なお、台所に設置していた住宅用火災警報器(熱式)は作動せず、隣室に設置していた住宅用火災警報器(煙式)が作動していた。

事例9 平成23年3月大麻地区

 一人暮らしの女性が、台所でガスこんろを使用中にその場を離れてしまい、こんろの近くにあった布巾が焦げて発煙したため、設置されている住宅用火災警報器が作動。発見が早期であったため、火災を未然に防ぐことができた事案である。

事例8 平成22年6月野幌地区

 居住者3人が1階の寝室で就寝中、何か「ピーピー」と音が鳴っていることに気付づき、調べるため玄関に行ったところ、2階階段室に設置された住宅用火災警報器が作動していることが分かり、直ぐに2階に向かった。
 すると、就寝前に喫煙していた2階の洋室で出火していることを発見したが、既に火勢が強く消火不可能であると判断し、居住者全員で直ちに屋外に避難した。
 なお、2階の全域が焼損してしまったが、就寝中に発生した火災を住宅用火災警報器の作動で火災に気付いたため、「逃げ遅れによる死傷者発生」や「建物全焼」を回避できたものと思われる事例である。

事例7 平成22年4月大麻地区

 一人暮らしの女性が、台所のガスこんろに鍋をのせて火を着けたまま外出してしまい、鍋が空焚き状態となり発煙したため、この住宅に設置されている住宅用火災警報器が作動した。また、隣家の協力員宅にはこの住宅と無線で連動した住宅用火災警報器が設置されていたため、協力員宅の無線連動型住宅用火災警報器についても作動した。
 発報後、協力員が直ちに119番通報をするとともに、スペアキーを所持して被協力員宅へと向かい住宅内に進入したところ、上記のとおり台所のガスこんろの火が着いており、上に乗せてあった鍋が空焚き状態となり、室内には煙が充満している状況であった。
 そこで、直ちにこんろの火を消すと共に窓を開放したものであり、火にかけていた鍋は焦げていたが、火災には至らなかったものである。
 なお、負傷者なども一切発生していない。
 住宅用火災警報器の作動により不在の部屋での鍋の空焚きを早期に発見、無線連動された近隣協力者の早急な対応によって火災に至ることを防ぐことに成功した事例である。

事例6 平成21年12月江別地区

 家人が2階に居たところ、家のどこかで「ピーピー」と音が聞こえ、焦げたような臭いを感じた。不審に思い直ちに1階へ行くと、寝室の奥に炎が見えたため、他室に居た家族に火災である旨を大声で知らせた。その知らせによって火災に気付いた家族は、この寝室にて燃えていた熱帯動物の飼育箱付近に毛布および布団などを被せて消火することに成功したものである。
 なお、最初に鳴動に気付いた時には何の音かは分らなかったものであるが、消火後に寝室に設置されていた住宅用火災警報器の作動音であったと判明したものであり、不在の部屋よりの出火を早期に発見、早急な消火によって被害を最小限(ぼや)に止めることに成功した事例である。

事例5 平成21年12月江別地区

 家人が夕食の準備のため台所のガステーブルのグリル部分で魚を焼いていたところ、調理中である事を忘れて他の部屋で家族と話し込んでしまった。そして、グリルより出火したが住宅用火災警報器の作動により出火に気付いたため毛布などにより早期に消火に成功し、グリルのみの焼損という被害を最小限に止めることができたもの。負傷者なども一切発生していない。

事例4 平成20年3月江別地区

 家人がグリルで餅を焼いていたところ、少し目を離している間に受け皿に溜まっていた油脂などに引火して煙が充満し、天井に設置された住宅用火災警報器が作動したもの。なお、家人はすぐ気づいて点火スイッチを切り、火を消そうと濡らしたバスタオルで覆ったところ、火は消えたものである。

事例3 平成20年3月野幌地区

 家人がガステーブルで鍋の味噌汁を温めようとしたところ、誤ってグリル(魚焼き部分)を点火させてしまい、その事に気付かず放置したため、グリル内に残留していた油脂が発火した。台所に設置した住宅用火災警報器の作動に気付いた家人が119番通報した後、水道水で消火した。

事例2 平成19年9月野幌地区

 家人が台所のガスこんろで味噌汁を温めるため鍋を加熱していたが、そのことを忘れ外出したため、鍋が空焚き状態となり発煙したもの。その後、住宅用火災警報器が作動し、その警報音に気付いた隣人が、付近で作業していたガス業者に協力を求めた。ガス業者は119番通報後、屋外からガスの遮断措置をとったことにより、被害が拡大せず、鍋1個の焼損で済んだものである。なお、消防隊到着時、この住宅は留守であった。

事例1 平成19年3月大麻地区

 家人が夕食を作るため台所でIHクッキングヒーターを使用していたが、鍋を加熱していることを忘れてしまった。そのため、台所内に煙が充満し、設置していた住宅用火災警報器が作動したもの。なお、最初に作動して気付いたときは何の音かは分からなかったが、空焚きに気づき、すぐ119番通報するとともに、点火スイッチを切ったことにより被害が拡大せず、鍋1個の焼損で済んだものである。

イラスト:住宅用火災警報器鳴動イメージイラスト:住宅用火災警報器鳴動イメージ

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