119番のかけかた
119番のコツは「聞かれたことに答えること」
消防車や救急車を早く出動させるために、必要な情報を短い言葉で聞いています。
あせらず落ち着いて、消防の問いかけに答えてください。
1 火事ですか。救急ですか。
最初に、火事なのか救急なのかを、答えてください。
2 住所を教えてください。
マンション名、部屋番号、宅名まで正確な住所を教えてください。
わからない時は、目標になる建物や道路を教えてください。
3 状況を教えてください。
誰がどうなったのか、意識、呼吸があるのか。
どこで何が燃えているのか、交通事故で車に何人乗っているのか等、
事故状況を聞ききますので答えてください。
これらの3つの情報で、消防車、救急車は既に出動していますので安心してください。出動後も必要なことを聞きますが、
安全な情況であれば電話を切らず、消防の問いかけに最後まで耳を傾けてください。
119番通報は、あわてず落ち着いて指令員の問いかけにお答えください。
火災の場合
消防本部(指令員)の問いかけ | 通報者の通報内容 |
---|---|
119番江別消防です。 火災ですか?救急ですか? |
火事です。 |
場所はどこですか? | 野幌代々木町80番地の8消防ビルです。 |
どこが(何が)燃えていますか? | 3階の事務室が燃えています。 |
怪我人や逃げ遅れた人はいますか? |
例
|
電話番号とお名前を教えてください。 | 382-5453 消防太郎です。 |
はい、分かりました、すぐ出動しますので、あなたも避難してください。 |
救急の場合
消防本部(指令員)の問いかけ | 通報者の通報内容 |
---|---|
119番江別消防です。 火災ですか?救急ですか? |
救急です。 |
場所はどこですか? | 野幌代々木町80番地の8 消防花子です。 |
どうしましたか? |
例
|
電話番号とお名前を教えてください。 はい、分かりました。すぐ出動します。 |
382-5432 消防太郎です。 |
いたずら電話や虚偽(うそ)の通報は、絶対にしないでください。
消防車や救急車は市民みんなのものです。いたずらや虚偽の通報による出動のために、一刻を争う場所への出動が遅れる場合もあります。
一人でも多くの命が助かり、災害からの被害を少なくするために、このような電話はやめてください。
ときどきこのようなことで119番する方もいますが・・・
「今日の当番病院を教えて欲しいのですが。」
緊急の場合もありますので119番で対応していますが、緊急でない場合は、011-382-5453(消防署管理課指令係)にお問合せください。
また、救急医療情報案内センター(一般電話:0120-20-8699、携帯・PHS:011-221-8699)でも医療情報を聞くことができます(24時間)。
「今サイレンが聞こえたけど、火事はどこなの?」
災害の問合せは電話番号:050-5536-7062で行なっております。119番は緊急の場合の電話です。
なお、災害発生直後には録音が間に合わない場合があります。その時は少し時間をおいてから、かけ直してください。
「・・・・・・・・・・」(無言通報)
無言通報の場合、事件や事故に巻き込まれた等で話をしたくても話ができない、病気や怪我または煙にまかれたことにより声を出す事ができない等の最悪のケースを想定し、電話会社や警察と協力し通報者や通報場所を探し出し出動することがあります。
誤って119番した場合は、黙って切らずに間違い電話だったことをお知らせください。
「サイレンを鳴らさないできてほしい。」
道路交通法施行令第14条(緊急自動車の要件)違反になります。
緊急自動車は「公安委員会の指定を受けた車両で、緊急の用務のために運転中のものをいい、運転中にはサイレンを鳴らし、赤色の警光灯をつけなければならない。」とされています。
したがって、サイレンを止めることは、一般道路上で緊急自動車の特例等の適用がなくなることですのでご了承ください。
「最近は色々な種類の電話があるが119番のかけかたは一緒ですか?」
電話機の種類によって少し違いがあります。また、注意しなければならないことがあります。
詳しくは「いろいろな電話からの119番通報と注意事項」へ