1日350グラムの野菜で生活習慣病予防
生活習慣病の多くは、不健康な生活の積み重ねによって引き起こされるもので、がん、循環器疾患、糖尿病、C O P D(慢性閉塞性肺疾患)などの生活習慣病は、死亡者数の約6割を占めています。
中でも、脳卒中・心臓病など循環器病の主な危険因子と言われている高血圧、脂質異常症、糖尿病などは、個人が日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙を実践することによって予防・回避することができるものです。
生活習慣病の予防のために野菜や果物の摂取は欠かせません。しかし、市民の野菜の摂取量は平均232グラムとかなり不足しています。厚生労働省では、1日当たり350グラム以上の野菜をとることを勧めています。
生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など生活習慣が、発症・進行に関与する疾患群であり、がん(悪性新生物)、心疾患(狭心症や心筋梗塞などの心臓病)、脳血管疾患(脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病)などの病気が含まれます。 参照リンク:生活習慣病とは?(厚生労働省 e-ヘルスネット) |
こんなにすごい!野菜の効果
野菜は、ほかの食物からとりにくい、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。
食物繊維をよくかんで食べることにより、血糖値の急上昇を防ぎ血管が守られるなど、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防に効果的です。また、便秘や腸の病気の予防が期待できます。 |
カリウムには、血液中の余分なナトリウムを体の外に排泄する作用があり、血圧を下げる効果が期待できます。 |
緑黄色野菜は、ベータカロテンを多く含んでおり、活性酸素を抑えて動脈硬化や生活習慣病の予防、がん予防にも効果があるといわれています。また、油と一緒に調理することで吸収率がアップします。 |
ビタミンCは、コラーゲンの生成に働き、日焼けによるシミを防ぐといわれており、アンチエイジング効果が期待できます。また、抗酸化作用により、活性酸素の働きを抑える効果が期待できます。 |
野菜350グラムってどらくらい?
野菜350グラムを料理で考えるときには、小鉢1皿を70グラム程度とすれば、5皿分が目安となり、これが1日に必要な野菜摂取量「350グラム」程度になります。
江別市民の1日あたりの推定野菜摂取量は、平均232グラム(男性225グラム、女性238グラム)で、国が目標とする必要量350グラムと比べて、約120グラム不足しています。
<令和5年度(2023年度)江別市民の食と健康に関する実態調査より>
リンク:令和5年度 江別市民の食と健康に関する実態調査の結果
関連リンク
【江別市ホームページ内】
【江別市ホームページ外】
・どさんこ食事バランスガイド(北海道保健福祉部)
・ほっかいどうヘルスサポートレストラン推進事業(北海道保健福祉部)