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!注意! 不活性ガス消火設備が作動し死傷者が発生

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年2月5日更新

 令和2年12月に愛知県名古屋市内の立体駐車場において、二酸化炭素を消火剤とする不活性ガス消火設備が誤作動により放出されたと思われる事故で、死者1名、負傷者10名を出す被害が発生しました。また、令和3年1月に東京都港区においても同種の事故が発生し、死者2名、負傷者1名の被害が発生しました。

 二酸化炭素を用いる消火設備は、窒息効果と冷却効果により消火するもので、一般的に水による消火が適さない「駐車場」や「電気室」などに設置されていますが、二酸化炭素は高濃度になると人体に対して毒性があるため、二酸化炭素消火設備の使用方法を誤ると大変危険です。

このような事故を防止するため、ガス系の消火設備を設置している建物等の関係者におかれましては、以下の項目に十分注意し、事故防止対策の徹底をお願いします。

二酸化炭素消火設備の起動

☑火災の場合以外には、消火ガス放出用の手動起動装置に触れないでください。手動起動装置の蓋を開けると、警報が流れ、蓋の中の起動スイッチを押すと「退避警報」の音声が流れます。誤って起動スイッチを押した場合は、装置内の非常停止用スイッチを押したあと、建物管理者等に連絡してください。

☑消火ガスが噴出される旨の音響警報装置が作動した場合は、直ちにその区画から退避し、絶対に近づかないようにしてください。

☑消火ガスが噴出される旨の音響警報装置が作動した際にその区画や周辺に建物利用者等がいる場合は、直ちに退避するよう指示するとともに、不用意に近づかないよう周知してください。

※手動起動装置の起動スイッチを押した場合でも、二酸化炭素を消火剤とするものは最短20秒間は放出しないよう退避のための遅延時間が設定されています。

☑二酸化炭素消火設備に何らかの異常を確認した場合は、点検業者等に直ちに連絡してください。

設備の工事・点検・メンテナンス作業に従事する工事関係者の方へ

☑誤作動や誤放出を防止するため、第三類の消防設備士または二酸化炭素消火設備に熟知した第一種の点検資格者を立ち会わせるなど安全確保に努めてください。

☑二酸化炭素消火設備の設置部分の周辺は関係者以外の者が出入りしないよう徹底してください。

☑設備の工事や点検等を行う場合は、あらかじめ建物関係者に危険性や注意事項、万が一設備が作動した場合の対応要領などを周知してください。

作業開始前の措置

☑自動的に起動することのないよう、二酸化炭素消火設備の起動スイッチを「手動」にしてください。

☑ボンベ庫内の閉止弁を「閉」にし、誤って起動スイッチが押された場合でも消火ガスが放出されないようにしてください。

☑閉止弁を閉鎖する期間は、警備員の巡回頻度を増やすなど火災の発生予防に十分注意し、安全管理を徹底してください。

作業終了後の措置

☑作業終了後は、火災を検知した際に自動で作動するよう起動スイッチを「自動」に戻してください。

☑消火ガスが放出されるように閉止弁を「開」に戻してください。

☑建物関係者と作業者が双方で作業後の復旧状況を確認するようにしてください。

誤放出等が起こった場合

☑すぐに119番通報するとともに、専門業者等に連絡してください。

☑設置部分の周辺の立入を禁止してください。