食育に関する取り組み事例
江別市では平成23年12月に「江別市食育推進計画」を策定し、家庭、保育園・学校、地域、生産者・事業者、行政などが連携・協働し、食育の推進に努めることとしています。
このページでは、みなさん(個人、団体、企業等など)の食育に関する取り組みを紹介させていただきますので、下記問い合わせ先までお寄せください
食の大切さと感謝の気持ちを育てる取り組み
学校独自の食育の取り組みを行っています!
対雁小学校では「食育」という授業があり、平成25年6月25日(月曜日)の学校開放では、3年生が栄養士さんの授業を受けました。
野菜の種類を「どの部分を食べるか(葉・茎・根・実・花のつぼみなど)」で分けて覚えたり、野菜を食べることがなぜ大切か、人間の体を描いたエプロンを使って説明しました。
野菜ソムリエ・中橋さんの食育授業
江別市在住の野菜ソムリエ・中橋賢一さんは、娘さんが通う上江別小学校で食育の授業を行なっています。平成24年12月14日は「大豆の授業」。4年生を対象に江別産の大豆と豆乳を使い、きな粉、豆乳もちを作りました。
初めて火を使って大豆を炒る児童のまなざしは真剣そのもの。大豆から作られている食べ物のビンゴゲーム、栄養のお話など、45分の授業の中でたくさんの事を教えられるのは、中橋さんの綿密なシナリオと、お手伝いしてくれるお母さんたちの力があるからですね。
市役所の職場菜園
市役所農業振興課では、普段から市内の生産者の皆さんと接し、その苦労に触れる機会が多いことから、自分たちでも野菜を育てています。
安全安心な食材を使って豊かな食生活を実践する取り組み
江別小麦で生パスタ作り!
江陽中学校PTAの取り組み
平成25年11月8日(金曜日)に江陽中学校家庭科室で、PTAのみなさんを対象として、ハルユタカをはじめとする江別産小麦のみを使った「麦の里えべつ」で、生パスタづくりが行われました。
レシピは3種類用意されていて、先生の調理台に用意された食材の中から好きなものを使っていいとのことで、何を作ろうかワクワク。
気心知れたPTAのみなさんなので、パスタ生地をこねるのも笑顔がこぼれます。2時間ほどで各班こんなに美味しそうなパスタができあがりましたよ!
地元の食材で楽しい料理を作っています!
成田明美さん(家庭料理研究家・あさひが丘在住)の取り組み
成田さんは、札幌にお住まいだった頃、ご近所に料理を教えていましたが、ご自分で江別の食材を使ったレシピの研究もされています。
クリスマスメニューは、パンに向く小麦の里でもある江別ということで、パン粉をアレンジしたもので、写真左は「とり肉のチーズグラタン」。トッピングしたパン粉やチーズがサクサクしていて、こんがりしたきつね色も食欲をそそります。
写真右の「風の町のクリスマスケーキ」と名づけられたケーキは、オーブンを使わずフライパン一つで手軽につくることができるものです。粉砂糖などで飾り付けられたケーキを持って、ご本人もにっこり。
また、今回は料理の豆知識として、クリスマスや年末年始にすきやきを食べられる方も多いでしょうからと、混ざりにくい卵は、卵白だけ泡立ててから卵黄を加えるとまんべんなく混ざり、お肉にも均一になじみますよと教えていただきました。
越冬野菜を使ってご提案いただきましたのは、ウインナー入りのきんぴら(写真左)です。最近、香辛料がいろいろ使われたウインナーがたくさんありますので、きんぴらが良い味になるとのこと。
写真右は「キャベツたっぷりダブル餃子」です。餃子のあふれやすい具材は、皮を2枚使ってスティック状にすると大丈夫。食べやすいのもいいですね。今回の具材はお肉ではなく魚のすり身を使ったそうです。
どちらも材料費は高くなく、増税を考えて、お家にあるものでできるメニューとのことでした。
また、冷蔵庫から出し常温にした卵をカップ麺の容器に、お茶を煎れる程度のお湯を入れ、アルミホイルでふたをすると15分で温泉卵ができあがります、と豆知識も教えていただきました。こちらもお家にあるものでできますね。
江別が誇る農産品の一つ、ブロッコリー。今回は酢みそかけでどうぞ。みそ60g、砂糖大さじ3、みりん大さじ1、酒大さじ2をあわせて火にかけて練り、艶が出たら酢大さじ1を加えて酢みそのできあがり。蒸したブロッコリーにかけて召し上がれ!
写真右はいんげんのごまあえです。すり鉢で黒ごま大さじ2をすりつぶしてから、また黒ごまを加えます。後から加えた黒ごまはすりつぶしません。これを半ずりと言うのだそうです。ゴマの食感が残って、香りも高く、美味しくいただけますよ。
料理の豆知識としては、天ぷらの必ず残ってしまう衣と、さらに少しずつ残ってしまったようなハムや野菜を使うと、簡単お好み焼きになりますよ、とのこと。みなさん、どうぞお試しください。
市内の直売所は11月上旬で今年の営業を終了してしまいますが、スーパーではもうしばらく江別産の野菜が手に入りそうです。「買ってきたネギがあまりにも美味しかったから」と、予定していたメニューを急きょ差し替えて、写真左の「厚揚げとねぎの重ね焼き」を作っていただきました。使っている生揚げは「江別の大豆でつくった生揚」です。
また、写真右の「大根とベーコンのスープ煮」は、和食のイメージが強いのですが、ぜひ洋風にも食べてほしいです。」とのこと。この季節にぴったりで体が温まりますね。
今回の豆知識としては、お肉を冷凍すると解凍に手間がかかりますので、初めからオリーブオイルと酢をもみ込んで密封容器に入れると、冷蔵で1週間は日持ちし、そのまま調理する際、油が不要と教えていただきました。