~麦の里えべつ~ 市内の小学生が「小麦追跡学習」で地産地消を学びました。
小麦追跡学習
7月16日(金曜日)いずみ野小学校6年生を対象に、江別の小麦が畑から麺になるまでをたどる「小麦追跡学習」を行いました。
児童たちは、篠津地区の生産者であり江別麦の会会長の萩原英樹さんの小麦(ハルユタカ)畑を訪れ、収穫前のハルユタカに触れながら、一年間の生産の流れや他の小麦との違いを学びました。質問タイムでは「なぜ小麦の生産者になったのですか」、「小麦を生産する上で大切にしていることは何ですか」などさまざまな質問が投げかけられ、児童たちは、丁寧に説明する萩原さんの回答を真剣に聞いている様子でした。
また、都市と農村の交流センター(えみくる)と江別製粉株式会社の松本愛さん、株式会社菊水の髙野将徳さんをリモートでつなぎ、クイズを交えて生産から加工・流通までのお話を聞きました。その後、実際に製粉・製麺を体験し、児童からは「いつものラーメンよりおいしそう」、「小麦がかわいく見えてきた」といった声が聞かれました。
少しずつ茶色に色づく小麦の穂や、石臼で引かれた小麦粉、小麦特有のグルテン、ラーメンの生地など、さまざまな姿の小麦に触れ、普段学校給食に出ているラーメンやパンが身近な人たちの手によって姿を変えながら食卓に届いていることを学びました。
上江別小学校5年生が10月19日(火曜日)、25日(月曜日)、26日(火曜日)に、いずみ野小学校6年生が22日(金曜日)に、都市と農村の交流センター(えみくる)で、江別の小麦「ハルユタカ」を使用したピザづくり体験を行いました。
講師にNPO法人江北まちづくり会の三角晴美さんを招いてピザづくりを教わりました。児童たちは作り方を聞きながら、江別産ハルユタカ100%の小麦粉を使ってピザ生地をつくり、三角さんお手製の濃厚トマトソースと玉ねぎ、チーズをのせて、えみくるにあるピザ窯で焼き上げました。
自分で作ったピザを食べた児童からは、「生地をこねるのが大変だったけど、すごく美味しかった」、「思ったより簡単だった、家でも作ってもっとたくさん食べたい」といった声が聞かれました。
ピザを食べ終わった後に、農業者でもある三角さんから、食べ物の大切さをはじめ、江別の農業についてお話しいただき、「農業は命を守る仕事である」ということ教えていただきました。児童たちは、三角さんのお話を熱心に聞いて、質問などを通して、農業や食への理解をより一層深めることができました。