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キツネとエキノコックス

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月25日更新

北海道のアーバンフォックス(都市ギツネ)問題

キタキツネを含むアカギツネ類は、知能や環境適応力が高く、1980年代以降ヨーロッパや日本で市街地への出没、キツネのイラスト定着がよく見られるようになってきました。

これは、都市緑化等で都市内に質の高い自然環境が増え、都市公害の解決など都市生活の質が改善してきたことに加え、追い払いを行う人の減少、エサとして利用できる生ごみの存在などにより、都市の方が居心地良いと考える個体群が増加してきたことによるものです。

札幌では1990年代以降にキタキツネの都市部定着が増え、中島公園や北大構内を生活圏にしているグループもあるため、ススキノや札幌駅周辺でも見かけることがあり、自然豊かな江別市でも市街地で見かける機会が増えています。

 キツネにとって都市生活の快適性が向上している以上、いくら捕獲をしても新しい個体が流入してくるだけで都市ギツネ問題は解決しませんので、エサとなる物の管理や積極的な追い払いなどで、適切な距離感を保って共存していく必要があります。

 キツネにはエキノコックス症の原因となる寄生虫を保有していることがあります。
 キツネを寄せ付けない環境づくりに努めましょう。

よくある質問

Q.キツネが家の近くに出没しているので駆除してほしい。
A.キツネは「鳥獣保護管理法」により保護される野生動物であるため、原則、駆除(捕獲)はできません。
  また、市街地では銃やワナが使えないため、駆除(捕獲)する手段もありません。
  野生動物が市街地へ出没しないように、ごみステーションや家庭菜園、屋外で飼うペットの餌場など、野生動物が寄りつく原因となる場所の管理徹底や見かけた際に水をかける、大きな音を出しながら追うなどの積極的な追い払いにご協力をお願いいたします。餌付けは絶対にやめましょう。

Q.キツネの糞を始末したい
A.キツネの糞には、エキノコックスの卵が含まれていることがあります。
  直接手で触れることの無いよう割り箸やシャベルなどで扱い、30cm程の穴を掘りその中に埋めるなどの処理方法があります。
  割り箸は穴に一緒に捨てて、シャベルなど洗えるものは、流水でよく洗います。
  作業の際は使い捨て手袋、マスクを着用し、使用後はビニール袋に入れてからゴミとして処分してください。また、作業後は手をよく洗ってください。
  また、消毒としては3.75%以上の濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液に3時間以上曝露させることで、虫卵の不活化が期待できます。

Q.キツネが決まった場所に現れるため追い払いたい
A.餌となるものがあるなど、キツネに好まれる環境となっている可能性があります。
  生ゴミやコンポストなどが荒らされていないかなどキツネが寄り付いている原因を見つけて除去することや、木酢液などキツネが嫌がるものを撒く、キツネに水をかける。大きな音を立てて追い払うなどキツネを寄せ付けない対策の実施が必要となります。

Q.軒下などに巣をつくられた
A.巣の周りで大きな音を立てる、出入り口付近に木酢液を撒くなど、キツネが嫌がる環境を作ることで巣を放棄することがあります。
    地面に穴を掘った巣穴の場合、出入口を確認して巣穴を埋め、出入口付近に木酢液を撒きます。

エキノコックスについて

 エキノコックス症は、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生しておこる病気です。
 寄生虫は、主にキツネと野ネズミに寄生していますが、自然界では野ネズミをキツネが捕食するという関係であることから、根絶は困難です。
 また、犬もキツネと同様に感染した野ネズミを食べることで寄生の可能性があります。
 人間には、エキノコックスの卵が口から入ることにより感染する場合があります。
 エキノコックスが寄生したキツネや糞に直接触ったり、糞に汚染された山菜や沢水を口にしたりすると感染の危険があります。

 次のように日常のちょっとした心がけで防ぐことができます。

  • 野山の果実や山菜、キツネが出没する地域の家庭菜園の野菜などを口にするときは、良く洗うか十分熱を加えてから食べましょう。道エキノHP_QR
  • 沢水や川などの生水は飲まないようにしましょう。
  • 犬が野ネズミを捕まえて食べないよう放し飼いはやめましょう。
  • キツネが多い地域で飼い犬の感染に不安がある場合は、定期的に動物病院で駆虫薬を投与してもらいましょう。

  エキノコックス症の詳細につきましては、北海道のホームページをご確認ください。                                 

キツネを寄せ付けないために

 人からエサをもらったり、生ごみの味を覚えたりしたキツネは、何度も市街地に姿を見せるようになります。キツネを寄せ付けない注意が必要でエサあげないです。

  • キツネは野生の動物です。エサを与えないようにしましょう。
  • キツネのエサとなる残飯や生ごみ、ペットのエサを放置しないようにしましょう。
  • 家庭菜園やコンポストなどが荒らされないように注意しましょう。
  • 市街地で見かけた場合、水をかける、大きな音で威嚇するなどして追い払いましょう。

<関連サイト>
北海道のホームページ(エキノコックス症の知識と予防) 

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