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カラス被害を防ぐために

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 3月から7月頃にかけては、カラスの子育て時期です。親ガラスが子ガラスや巣を守ろうと人間を威嚇したり、攻撃したりする被害が多くなります。
 このような被害を防ぐための注意点をお知らせします。

カラスの巣を見つけたら

ハシボソガラスの画像ハシブトガラスの画像
ハシボソガラスハシブトガラス

 カラスの巣作りは3月~4月にかけて始まりますが、市内にはくちばしが細く性質が大人しいハシボソガラスと、くちばしが大きく比較的性質が荒いハシブトガラスが主に生息しています。
 人間に対して激しい威嚇行為をするのは、ハシブトガラスの一部です。
  ハシボソガラスの巣を撤去した場合、その後に、ハシブトガラスを呼び込んでしまう可能性がありますので、ハシボソガラスの巣は、撤去しないほうが賢明といえます。
 どうしても、卵やひながいる状態で巣を撤去しなければならない場合は、鳥獣保護法に基づく市の許可が必要です。
 また、市では、巣の撤去は行っていません。巣を作られた土地等の所有者・管理者が駆除業者に有料で発注するのが一般的な方法です。

威嚇から攻撃までのプロセス

  1. 巣に目を向けた人をじっと見ていて、気になる人の動きを感じると、「カァッ、カァッ、カァッ」と小刻みに鳴きながら頭上を飛び回ります。
  2. さらに、人が去らないと近くに止まって「ガーッ、ガーッ」と少し濁った声で鳴きながら電線や木の枝を突っつく行動をとります。
  3. これでも去らないときは、小枝を折ったり、木の葉をむしって落としたりします。
  4. さらに、人の後ろから低空で飛んできて頭上をかすめたり、時には脚で人の頭を蹴ることもあります。

 カラスは突然襲ってくるのではなく、このようなプロセスを経ます。
 早い段階で気づくことで攻撃を回避することができます。

カラスに襲われないための対処法

  • 腕を上げている人に驚くカラスのイラスト巣やひなをじっと見つめたり、カラスに石などを投げたりしない 子育ての時期には警戒心が非常に強いので、刺激するような行為は慎みましょう。
  • カラスが騒いでいたらその場を避ける、または迂回する。
  • 巣やひなの近くに行くとカラスは鳴き声で警告します。回り道するなど巣に近づかないようにしましょう。
  • 傘やかばんなどで後頭部を保護する。腕をまっすぐに上げて動かさずそっと通り過ぎる 鳥類は、羽に傷がつくおそれのあるものには近づかない性質があります。
    声などをあげず、急いでその場を離れてください。

巣立ったばかりの幼鳥に注意

 巣立ったばかりのカラスの幼鳥はうまく飛べず、市街地のように木がまばらにあるところでは次の木まで距離があることから地面に下りてしまうことがあります。
 人間が知らずに近づくと幼鳥を守ろうと親鳥が懸命に威嚇を繰り返すことになります。 幼鳥が自由に飛べるようになると威嚇行為は収まります。

被害を増やさないためにできること

  • カラスよけネットのイラストゴミだしのマナー ゴミステーションへのごみ出しは、必ず指定日の朝に出しましょう。生ごみは外から中身が見えないように工夫し、袋の口はしっかり縛りましょう。また、カラスよけネットはしっかり被せましょう。
    詳細はこちらのごみステーションのカラス対策ページを参照してください。
  • ペットの餌の後片付けを徹底しましょう カラスは生ごみのほかにも、犬や猫のペットフードなどを食料にします。
     犬や猫への餌やりの都度、後始末を忘れないようにしましょう。
  • カラスへの餌付けはつつしみましょう カラスへの餌付けはカラスを集めることにより周囲の迷惑となりますのでつつしみましょう。
  • 庭木を剪定しましょう 大きな針葉樹は、風通しが良くなうよう、あらかじめせん定し、巣が作られにくいようにしましょう。

看板の設置にご協力を

 市では、通行者へのカラス威嚇防止のため巣の近くの歩道沿いなどに、事前呼びかけ用看板を設置し、親ガラスを刺激しない行動をお知らせしていますのでご協力ください。