令和3年度の大雪に関する検証結果報告書
令和3年度の大雪に関する検証
令和3年度の冬は想定を大きく超える記録的な大雪となり、除排雪作業が追い付かず、市内各所での渋滞の発生や公共交通機関の運休、自治会排雪の遅れなど市民生活へ大きな影響が生じることとなりました。
このことから、市では、昨年度の大雪時に生じた諸課題を抽出し、今後の大雪時の対応について検討しました。
検討結果は、今後、除排雪事業を始めとする各行政サービスに反映し「市民の安全・安心な冬の暮らしの確保」につなげていきたいと考えております。
検証結果報告書
※ダウンロードはこちらから(検証結果報告書) [PDFファイル/5.24MB]
お願い
冬の安全で快適な道路交通を確保するため、除排雪業務に取り組んでおりますが、近年の社会経済情勢などの変化により、除排雪業務には様々な課題が生じています。
その中でも、大きな課題は、除排雪業務を主に担う建設業の人手不足や高齢化が進んでいることです。
除排雪従事者は、作業が無い日におきましても、急な夜間の降雪に対する除雪作業に備え、待機が必要であり、気が休まる暇がない状況です。
一方で、近年、あらゆる業種で「働き方改革」が進められており、除排雪体制を今後も持続的に維持するためには、従事者の確保のほか、昼夜を問わない従事者の労働環境の改善や、除排雪業務に係る効率化などについて取り組んでいく必要があります。
除排雪業務については、このような課題を抱えていることや、道路利用者の安全確保の観点から、交通量の少ない深夜から通勤・通学時間前の朝7時頃までの限られた時間の中で除雪作業を行うこととなりますことから、昨年度の様な大雪の際には、全ての道路交通の確保に至らないケースが生じてしまいます。
このような状況から、市民の皆さまへご不便やご苦労をおかけすることとなりますが、ご理解とご協力を賜りますようお願いします。