岩手県・宮城県で発生した震災がれきの受け入れに関する江別市の考え方について(平成24年4月)
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新
岩手県・宮城県で発生した震災がれきの受け入れについて、昨年の4月に環境省より北海道を通じて調査が行われた時点では「津波による塩分・土砂の付着した多種多様な廃棄物が混在した状態の廃棄物で、一般的に市町村が有する焼却炉で受け入れ可能な状態の災害廃棄物」という前提であり、それに対し当市では「受け入れが可能」と回答したところであります。
その後、新たに放射性物質に汚染された震災がれきも発生するなど、状況が大きく変化したことから、10月に環境省より北海道を通じて再調査が行われ、受け入れに関する市の基本的な考え方として「放射性物質に汚染されたものは、焼却することにより放射性物質が凝縮され、その焼却灰が蓄積されることで汚染される可能性が懸念されることにより、汚染された災害廃棄物については受け入れられない」と回答したところであります。
このような状況から、災害廃棄物の対応に当たっては、国もしくは北海道が具体的な根拠に基づく安全性についての説明会等のもと、市民等の理解が得られることが必要であると考えております。
江別市としては、今後の国や道の状況を見極めながら、対応について引き続き慎重に検討してまいりたいと考えております。
平成24年4月2日
江別市長 三好 昇