太陽電池発電設備の災害時対応と安全確保について
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月1日更新
太陽電池発電設備は定期的な保守点検を
近年、台風や竜巻などの強風が発生した際に、太陽電池発電設備のパネルが飛散したり、架台が倒壊するなどの事故が発生しています。
事故を未然に防ぐためには、定期的にパネルや架台のねじのゆるみや変形、破損の有無をチェックするなど、適切な維持・管理を行うことが重要です。
(資料元:経済産業省)
浸水・破損した太陽電池発電設備にご注意ください
家庭や事業所に設置された太陽電池発電設備は、災害などによって浸水や破損しても、光が当たれば発電することが可能です。そのため、破損した箇所に触れると感電の危険があります。また、太陽電池パネルには鉛やセレン、カドミウムなどの有害物質が使用されている場合があり、破損すると有害物質が漏れ出す可能性もあります。家庭や事業所に設置した太陽電池発電設備が台風や豪雨などの被害を受けた場合は、近づかないよう、十分に注意してください。
太陽電池発電設備が壊れたときは…
太陽電池発電設備が台風や豪雨などの被害を受けた場合は、むやみに近づいたり触ったりせず、販売施工業者に連絡して対策を行ってください。
また、施設の規模が50キロワット以上の場合は、選任している電気主任技術者に連絡し、対策を行ってください。
壊れた太陽電池発電設備には近づかないでください
太陽電池発電設備(架台・支持物、太陽電池パネル、パワーコンディショナー、送電設備(キュービクル等)、集電箱)は、浸水しているときに接近すると感電するおそれがあるので、近づかないこと。 |
太陽電池パネルは、光があると発電するため感電するおそれがあるため、漂流しているパネルや漂着・放置されているパネルを復旧作業等でやむを得ず取り扱うときは、素手では触らず、感電対策(ゴム手袋、ゴム長靴の使用等)などによって感電リスクを低減すること。 |
感電の恐れがある太陽光発電設備を見つけたら、周囲に注意を呼びかけること。 |
壊れた太陽電池パネルを処理するときは、ブルーシート等で覆い遮蔽するか、パネル面を地面に向けて、感電防止に努めること。 |
水が引いた後でも、太陽電池発電設備の機器の内部に水分が残っていると感電のおそれがあるので、復旧作業に当たっては感電防止に努めること。 |
水が引いた後でも、太陽電池発電設備の機器の内部に残った湿気や汚損により発火することがあるので、復旧作業に当たっては十分な注意を払って電気火災防止に努めること。 |
「水没した太陽電池発電設備による感電防止についてのお願い(周知)」 (経済産業省ホームページ)