油漏れ事故が多発しています
油漏れ事故にご注意!
市内では毎年、灯油ホームタンクなどからの油漏れ事故が20件以上も発生しています。 漏れ出した油分は、油臭被害や火災の危険性はもとより、土壌や地下水の汚染、近くに埋設されている水道管への染み込みにより水道水に臭いが付いたり、下水道管の汚染、さらには下水道管や道路側溝などを通じ河川や農業用水を汚染したりといった甚大な被害を与えるおそれがあります。
これら発生した被害の事故処理には多大な費用を要することがあり、設置者など原因者負担になります。
事故の未然防止のため、定期的な設備更新や手入れを行いましょう
灯油などの油漏れの原因の多くはタンクや配管などの老朽化によるものです。タンクの多くは鋼鉄製ですので、屋外で風雨にさらされれば腐食は避けられません。日ごろからこまめに点検を行いましょう。
定期的な設備更新や手入れ
一般的にタンク自体の寿命は30年程度、配管については10数年程度といわれていますが、手入れを怠ればもっと短くなります。内部洗浄、水抜き、フィルターやストレーナーカップ(フィルターの入っている 透明のプラスティック部品)の交換などの手入れを定期的に行ってください。
灯油の配送業者さんなどに相談、点検依頼をするなどして油漏れを未然に防止しましょう。
油漏れの早期発見のために、定期的に点検を行いましょう
家の中や周りをチェック
家の中や床下で油臭がしないか。
- トイレや台所、お風呂、その他の排水口で油臭がしないか。
- 家の周り、タンク周辺や配管埋設場所付近で油臭がしないか。
タンクおよび周辺をチェック
- タンク自体に油のにじみや漏れはないか。
- 油量計のカバーは割れていないか、ゲージは滑らかに動くか。
- タンクと灯油配管の接合部ににじみや漏れはないか。
- タンク下部のストレーナーカップにひび割れが入っていたり、緩んだりしていないか。
- 水抜きバルブにゆるみはないか。
- 配管が分岐している箇所がある場合は、その接合部ににじみや漏れはないか。
給油履歴をチェック
- 通常の使用量以上に燃料ゲージの減りが早くないか。
- 過去の給油履歴と比べ、急に給油量が増えていないか。
雪害などによる破損の防止のために
積雪地である本市では、雪害破損や転倒による事故も少なくありません。
- 屋根などからの落雪を受ける場所にタンクを設置していませんか。
- タンク転倒のおそれはありませんか。
- 屋根の雪下ろしや除雪をする際は、タンクや配管を破損しないよう注意しましょう。積雪により場所がわからなくならないように目印を立てましょう。
- 夏季にタンクや配管周辺の草刈を行う場合も同様に注意しましょう。
万が一、油漏れを発見したら
まずは、下記のいずれかに連絡してください。
消防署管理課指令係 24時間体制 |
電話番号:011-382-5453 |
生活環境部環境室環境課環境保全係 (河川に油が浮遊している場合など) |
電話番号:011-381-1019 |
建設部土木事務所治水課治水係 (河川に油が浮遊している場合) |
電話番号:011-383-5900 |
漏れて土壌中などに浸透した油分は蒸散することはほとんどなく、放置すると汚染は時とともに拡大し、被害も大きくなります。だいじょうぶと思っても、漏れてから数か月後、長い場合は数年後に症状が出始めることもあります。可能な限り早期に、土壌入れ替えなどにより漏えい油分の回収を行うことをおすすめします。