犯罪被害者等の支援について
犯罪被害者等の支援について
犯罪や事件に巻き込まれてしまうことで、生命を奪われる(家族を失う)、身体を傷つけられる、財産を失うなどの直接的な被害を受け、心にも大きな深い傷を受けてしまいます。
また、犯罪や事件に遭った本人だけでなく、その家族や遺族といった周りの人たち(犯罪被害者等といいます)も様々な困難を抱えてしまいます。
【様々な困難の例】
- 心身の不調
- 生活上の問題(仕事・住環境・経済状態・家族関係)
- 人間関係の問題(周囲の人の言動などによる二次的被害)
- 加害者からの更なる被害
- 捜査や裁判に伴う精神的・財産的な負担
このような犯罪被害者等を支援するため、国・自治体・民間団体など多くの団体が様々な取り組みを実施しています。
「犯罪被害者週間」(毎年11月25日~12月1日)
国では、犯罪被害者等が置かれている状況などについて、国民の理解を深めることを目的に「犯罪被害者週間」を設け、広報啓発事業を実施しています。
理解を広げるための取り組み
市では、犯罪被害者等への支援を規定した「江別市犯罪及び交通事故のない安全で安心なまちづくり条例」を平成23年に制定しました(「江別市犯罪及び交通事故のない安全で安心なまちづくり条例」について)。
本条例を基に、「江別市安全で安心なまちづくり懇談会」や「安全安心講座」を年に複数回開催しており、その一環として、犯罪被害者等の支援をテーマに講演会を開催するなど、犯罪被害者等への理解を広めるための取り組みを行っています。
【過去の公開講座】
- 平成23年7月29日 犯罪被害者支援の講演会 「犯罪被害者に対して地域ができること」 (講師:北海道被害者支援室)
- 平成25年2月13日 平成24年度第3回安全で安心なまちづくり懇談会 「講演会 犯罪被害者支援について」 (講師:法テラス札幌)
ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者への支援
いわゆる「ドメスティック・バイオレンス(DV)」や「デートDV」等の被害に遭った方については、市営住宅への入居支援を行っているほか、専門の相談窓口がある関係機関等を紹介しています。
DVの防止について
DVについての詳細や相談窓口等については、「配偶者からの暴力被害者支援情報」(内閣府男女共同参画局)をご覧ください。
市営住宅への入居支援について
DV被害者で次のいずれかに該当する方は、市営住宅のうち、単身者向け住宅に入居を申し込むことができるほか、一般世帯向け住宅への入居申し込みに際しての優遇措置(抽選番号の追加)があります。
・婦人相談所の一時保護または婦人保護施設の保護の終了した日から5年以内の方。
・裁判所に退去命令または接近禁止命令の申立を行った方で、当該命令が効力を生じた日から5年以内の方。
詳しくは、募集案内に記載されていますので、市営住宅入居者募集案内をご参照ください。
関係機関の相談窓口や支援施策等について
国や北海道、多くの関係機関等で、犯罪被害に関する相談や問題解決のための支援を行っています。
市では、お問い合わせ内容に応じて、各種相談窓口をご紹介しています。お話しいただいた秘密は厳守します。
北海道(環境生活部くらし安全局道民生活課)
江別警察署のページ
札幌高等検察庁
被害者の方が気軽に検察庁へ被害相談や事件に関する問い合わせを行えるように、専用電話として「被害者ホットライン」が全国の検察庁に設けられています。
北海道被害者相談室(北海道家庭生活総合カウンセリングセンター内)
北海道から「北海道犯罪被害者等総合相談窓口」の委託を受け、被害者等への電話や面接での相談のほか、警察、検察、病院、裁判所等への付き添いや情報提供等の支援を行っています。
日本司法支援センター「法テラス」
法テラスは、法的トラブル解決のための「総合案内所」として国によって設立され、法律問題の解決に役立つ法制度や関係機関の相談窓口への案内、無料法律相談、弁護士・司法書士費用などの立替えなどを行っています。
また、「犯罪被害者支援ダイヤル」を設置し、犯罪被害後の状況やニーズに応じて、相談窓口の案内、利用できる法制度など、犯罪被害者に関する情報を無料で提供しています。
札幌弁護士会(犯罪被害者支援委員会)
犯罪被害に遭われた方々を支援する弁護士を集めた犯罪被害者支援委員会を設置し、無料の電話相談「犯罪被害者弁護ライン」を開設するなどの支援を行っています。
性暴力被害者支援センター北海道SACRACH(さくらこ)(NPO法人ゆいネット北海道)
産婦人科医、精神科医、弁護士等の様々な専門機関の協力のもと、性暴力の被害に遭われた女性の方の支援を行っています。