「江別市犯罪及び交通事故のない安全で安心なまちづくり条例」について
「江別市犯罪や交通事故のない安全で安心して暮らせるまちづくりのための条例」が、平成23年4月1日からスタートしました。
安全なまちづくりのために「江別市生活安全条例」が平成9年に制定されましたが、その後、犯罪被害者等基本法で犯罪被害者への支援が自治体の責務であると位置づけられ、また平成21年には、「江別市自治基本条例」が制定され、市民と市の協働によるまちづくりが定められました。
このような時代背景もあって、犯罪と交通事故のない安全で安心して暮らせるまちづくりを、市民の皆さんと市が協働して行うことを基本とし、市の犯罪被害者の方などへの支援も定め、江別市生活安全条例に替わり、この新しい条例がスタートしました。
この新しい条例を定めるにあたり、広く市民の皆さんや各分野の専門家の意見を取り入れるため、公募の市民の方2名を含む8名の委員による「安全で安心なまちづくりのための条例検討会」(会長:北海道情報大学 森澤好臣教授)を立ち上げ、この検討会で条例素案を検討してきました。また、市民の皆さんの意見を募集するパブリックコメントも実施し、出来上がった条例案を議会に提案して平成23年3月に成立しました。
条例の内容
この条例は、安全で安心なまちづくりのための目的や基本理念を規定し(第1条~第3条)、江別市自治基本条例に定める協働のまちづくりに基づく市民の役割(第4条)と市の役割(第5条)を規定しています。
続いて、市が行うべき広報・啓発活動や施設整備、市民の皆さんの自主的な活動を支援することなどを定め(第6条~第10条)、また、犯罪被害者の方などを支援することも規定しています(第11条)。
条例の詳細と説明[PDFファイル/34KB]
今後の予定
この条例により、市では、これまでも行っている「交通安全教室」などをより充実させ、交通安全・防犯活動に取り組む市民の皆さんとの連携を強化し、さらに市民の皆さんに犯罪被害者の方への理解を深めていただく講演会などを行っており、今後も交通安全や防犯の情報提供等を中心に進めてまいります。