令和4年度の「ソーラー発電出前授業」を実施しました
江別市では、希望があった市内の小学校を対象に「ソーラー発電出前授業」を行っています。
この授業は、市と環境学習に係る協定を締結している道東電機株式会社の協力により実施しているもので、「地球温暖化と太陽光発電を知ろう」をテーマに、実際に太陽電池を使用した実験も行って、地球温暖化と太陽光発電について興味や関心を持ってもらうことを目的としています。また、最近はメディアなどでもよく話題に取り上げられるようになったSDGsについても、わかりやすく解説し学校や家でもできる取り組みを紹介しています。
令和4年度は、各学校の理科室等で1時限分の授業時間を使って、クイズなどで楽しみながらSDGsのポイントや地球温暖化問題と太陽光発電のしくみ、太陽電池と光の関係などについて学習し、10校 20クラス 計567名の児童が授業に参加しました。
授業ではまずスライドを使い、SDGsの目的や目標について解説があり、地球温暖化問題のメカニズムや原因、太陽光発電の特徴としくみなどについて学習します。続いて、実験キット(太陽電池で動くプロペラ)を実際に使い、太陽光に見立てた白熱灯の光の当て方による発電の変化などを調べる実験を行います。
児童たちは、多くの人々がきれいな飲料水を飲めないことや、各種の動物が絶滅の危機にあることなど、世界各地で現実に起きている環境問題などについてイラストや写真を見て学んだ後、自然エネルギーの一つである太陽光発電の実験からわかったことを「ワークシート」に記入し、クイズにもチャレンジして、気づいたことを積極的に発表していました。
また、参加した児童からは、「水や食べ物を大切にする」といった自分たちでも簡単に取り組めるSDGsの目標や、地球温暖化防止のために節電を心掛けるなど、学校や家庭での普段の生活を意識した感想が寄せられました。
授業の終わりに、友だちや家族と遊びながらSDGsを学べる「すごろく」のプレゼントもあり、地球温暖化防止や省エネルギーのために、これから自分たちができることをしっかりと考えるきっかけになったようです。
◆ 授業のようす ◆