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江別市交通バリアフリー基本構想策定に関する視覚障がい者団体とのヒアリング結果

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

江別市視覚障害者福祉協会とのヒアリング

平成17年2月3日:江別市総合社会福祉センター

 ヒアリングはアンケートに答えてもらうのではなく、懇談会形式で進めることにより、普段の移動の際に感じている問題点などを把握する目的で行い、参加者からは多くの問題点が提示され、「駅員の方々にも親切にしていただいているし、市民の方からも声をかけていただいており(「信号が変わったよ」など)、我々視覚障がい者も大変助けられている。」という声が聞かれました。
 これらの意見は今後の基本構想策定に反映させていきたいと考えています。

協会の要望、意見など

江別駅周辺

  • 江別駅前の信号は見づらい。
  • 駅前北口の5叉路を改善してほしい。

高砂駅周辺

  • 駅前の自転車と植栽のためのプランターが通行の障害になっている。

野幌駅周辺

  • 歩道が狭く、看板
  • 電柱が輻輳(ふくそう)し、歩行が大変である。特に8丁目通りと鉄西線交差部の三角用地を解消してほしい。
  • 車両とホームの間が空きすぎている。
  • 南口のバス停や自転車が邪魔で歩道が狭い。バス停も集約してほしい。

大麻駅周辺

  • 大麻出張所までは点字ブロックがあるが、他は不足している。
  • 駅に隣接したスロープを学生が勢いよく自転車で走行するため危険を感じる。立て看板などで注意を喚起してほしい。

横断歩道・信号機

  • 信号は、一部大麻地区で導入されている手押しの音声誘導式(「信号が変わりました」)が一番分かりやすい。(大麻2番通り13丁目付近)
  • 交差点の四隅及び出入口にも警告ブロックを置いてほしい。
  • 信号機の「ピヨピヨ」「カッコウ」の方向(東西南北)が場所によって異なる。
  • 横断歩道に砂がほしい。砂箱を置いてくれれば自分で撒いて歩行可能である。
  • 横断歩道の出入口の除雪(氷塊)を徹底してほしい。

歩道部の障害

  • レンガ舗装の溝に杖が挟まって危険である。また、マンホールやグレイチングの網目も同様に危険である。
  • 地先の駐車場などの切り下げで勾配が生じているので、縦断方向の凹凸を何とかしてほしい。
  • 街灯の鉢植えは危険である。(肩の高さに取り付けてあるもの)
  • 冬場は歩道と車道の間の堆雪が心理的に怖い。

バスやタクシー乗降場

  • 歩道との段差が高いため非常に危険である。
  • 駅からバスやタクシー乗り場までの誘導ブロックを敷設してほしい。
  • バスの整理券ボックスの位置を統一してほしい。(左右・中央と色々ある)

駅構内

  • 点字の時刻表がほしい。
  • ホームに降りた際の昇降施設(階段の乗降口など)、駅の出入口までの音声誘導が無い。
  • 階段の踏面の先端に黄色線がほしい。緑のラバーは判りにくい。

その他

  • JRや目的施設によって、異なる問題、課題がある。全体で議論するのか、個別で議論するのか。
  • 福祉団体全般で現場に立ち合わせてもらいたい。実際みなさんにアイマスクでも付けて体験してもらいたい。
  • 自分がどこにいるか判りやすくなるため、臭覚に訴える植樹なども良い。
  • 冬のバリアフリーとは、どこまで考えているのか。

江別市 

  • 冬のバリアフリー化については、駅周辺500m半径の公共施設や商業施設などへのアプローチするすべての路線を除雪やロードヒーティングができれば理想であるが、現実的に無理である。そこで、駅までアクセスするタクシー
  • バス乗降場周辺の整理や、駅での乗り換えなどをスムーズにするための除雪などを徹底するなどの検討をしていく。
  • ハード面だけでなく、助け合いの心を育てるなど、ソフト面でのサポートが重要と考えている。

江別市聴覚障害者協会とのヒアリング

平成17年2月19日:江別市総合社会福祉センター

 視覚障がい者とのヒアリング同様、手話通訳者の協力を得ながら懇談会形式でヒアリングを行いました。協会からは前もって会員から出された意見を整理したものが発表されました。聴覚障がい者協会からの要望は比較的少なかったものの、やはり駅構内やホーム、車内での表示についての要望が出されました。 近年は電光掲示板での表示も進んできていますが、聴力障がい者を意識するというよりも、一般の人(健常者)を対象としており、運休や時間の遅れなどの表示に不便を感じていることが分かりました。 これらの意見は今後の基本構想策定に反映させていきたいと考えています。

協会の要望、意見など

JR関連

  • 特に野幌駅のホーム内に電光表示案内を設置してほしい。電車が何らかの理由(吹雪で遅れたり、事故で停まったなど)で遅延している情報が分からず、快速と普通を間違えて乗車し、不便を感じたことがある。
  • 古い車輌(赤色)の車内に次駅案内を示す電光案内表示がほしい。
  • 野幌駅の待合室が狭いので、南北ともに広くしてほしい。券売機のところも狭い。昇降設備(エスカレーターやエレベーター)を設置してほしい。
  • 大麻駅のトイレ(北側)は改札から離れているので分かりづらい。案内がほしい。
  • 聴覚障がい者が利用する駅は大麻と野幌が多いので改善を望む。

バス関連

  • 3番通りでバス停を利用する場合、札幌駅と新札幌駅行きの時刻表の行き先が分かりづらい。色別に分けてほしい。バス車両の行き先表示も色別にしてほしい。一目見て分かるようにしてほしい。
  • バスの乗降場において、冬場の凍結で段差ができていて危ない。また乗降場の箇所に雪が堆雪しており、バスに乗るのに遠回りをさせられ不便を感じることが多い。除雪をしっかりやってほしい。
  • バス停やバスの車両内部においても、バスロケーションシステムのような案内情報がほしい。
  • バスの待合室、停留所などきちんとしたものがほしい。ある所とない所がある。
  • 4番通りと7丁目通りの交差部付近では病院が近くにあり、居住している人が増加傾向にあるためバス停の設置を検討してほしい。
  • 大麻地区には循環バスが運行されているので、野幌地区でも導入してほしい。例えば駅、福祉センター、ポスフールなどを結ぶ循環があれば望ましい。

交差点・信号

  • 野幌の渓和会病院前にある交差点の信号が分かりやすい。

その他

  • 札幌駅で発行しているウィズユーカード(福祉割引)は、福祉手帳を提示しなくてもよく、専用の改札を通過できる。こうしたシステムを江別市でもJRやバスに導入してほしい。