大学連携 調査研究事業(平成22年度)
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新
平成22年度 江別市大学連携調査研究事業
江別市では、包括連携協定をより実効的なものとし、一層の連携を進めるため、市内4大学に対し江別のまちづくり・地域活性化に関する調査研究補助事業を平成21年度に創設しました。
1.「江別市大学連携調査研究事業補助金」の概要
- 大学の知的資源の活用による地域活性化と産学官連携体制の強化を目的に創設
- 平成21年度より開始
- 市内大学の教員等を対象に、江別市の地域振興に資する調査研究を募集
- 対象事業
産業振興に資する調査研究、地域福祉の向上に資する調査研究、教育・文化の向上に資する調査研究、その他まちづくりに関する調査研究 - 調査研究費用の全部または一部を補助
1研究につき上限1,000千円
2.平成22年度の状況
(1)募集期間
6月4日から6月30日 応募事業17件 補助金申請総額 12,212,000円
採択事業4件 補助金交付金額 1,987,209円
(2)採択事業の選考方法
応募のあった調査研究については、庁内で評価選考を行い採択を決定。
選考決定の方法は次の(a)と(b)による。
(a)各調査研究事業の評価採点
企画政策部及び調査研究のテーマを所管する部の部・次長(または室長)・所管課長により、次の採点項目に基づき評価採点。
(ア)から(オ)までを5段階評価
採点項目 | 説明 |
---|---|
(ア)課題認識 | 現在の市の政策課題、市民ニーズに合ったものか。研究内容は市政課題の解決、改善等に貢献するものであるか。 |
(イ)創造性・独創性 | 新たな視点、着眼点に基づくものか。今まで江別で行われていない試み、または今までの試みを展開するものであるか。 |
(ウ)具体性 | 市政課題の対応、地域活性化の実現のための具体的な手法が示されているか。 |
(エ)実現性 | 研究内容は実際に市の政策等に活用できる実現可能性の高いものか。実現のための手法等は適切か。 |
(オ)効果 | 研究内容を活用することの効果の広がり、影響性があるか。一過性のものではなく持続的に効果が見込まれるものか。 |
(b)庁内選考会
(a)による評価採点をもとに、関係所管部長による庁内選考会で協議決定。
(3)平成22年度応募事業一覧
- 全国のリサーチパークとRTNパークとの比較分析についての調査研究事業
- 江別市高齢者とともに食と健康を考える調査研究事業
- 江別市産業連関表(平成17年表)の作成とその活用に関する調査研究
- 酪農牛群における病原微生物汚染の調査研究事業
- 「江別がやがやマップ」作成のための調査研究事業
- 野幌森林公園利用者の安心・安全向上につながる捜索活動効率化についての調査研究事業
- 災害時要援護者の避難計画策定に関する調査研究事業
- 中高生と市民を繋げる生涯美術活動についての調査研究
- 音楽を通じてのコミュニケーション活動についての調査研究事業
- 江別市内幼稚園の歴史と特色に関する調査
- 江別市における心臓リハビリテーション実地状況調査と普及活動
- 江別市中学生の部活動における怪我予防のためのセルフケア指導事業
- 産学官連携による江別市のスポーツ振興策について
- 江別市内における中高齢者の運動実施機会と参加者体力についての調査研究
- 「江別まち検定」の効果的活用に関する調査研究
- 榎本武揚と江別の調査研究
- ファミリー世帯転入増加に向けての基礎調査研究事業
(4)平成22年度採択事業について
テーマ、金額 | 概要 |
---|---|
(ア)災害時要援護者の避難計画策定に関する調査研究事業(北翔大学) 806,603円 |
福祉施設の避難方法に関する研究として、学生を要援護者、職員、ボランティアの立場に設定して水害及び火災時の避難実験を行い、これらのデータをもとに避難シミュレーションの分析を行う。 |
(イ)ファミリー世帯転入増加に向けての基礎調査研究(札幌学院大学) 430,606円 |
札幌市の企業等に勤務する札幌市在住の子育てファミリー世帯を対象にインタビューとアンケートの調査により、子育てファミリー世帯のニーズを探り、魅力あるまちづくり施策を検討し、転入促進と地域の活性化を図る。 |
(ウ)野幌森林公園利用者の安心・安全向上につながる捜索活動効率化についての調査研究事業(酪農学園大学) 750,000円 |
野幌森林公園の詳細地形マップの作成及びGPSを用いた捜索隊員の位置情報システムの開発により、捜索活動及び救命救急活動において迅速で的確な人員配置や現場指揮を実現する方法を確立し、野幌森林公園利用者の安心・安全の向上を図る。 |