こころのバリアフリー教室開催結果
江別市こころのバリアフリー教室
平成17年9月30日/JR大麻駅ほか
『江別市交通バリアフリー基本構想』において重要視している「こころのバリアフリー」を推進するため、9月30日(金曜日)JR大麻駅で開催したバリアフリー体験教室に、大麻小学校6年生2クラス49名の児童が参加しました。
えぽあホールに集まった児童達は、講師から簡単な説明を受けた後、視覚障がいを擬似体験する「アイマスク班」と下肢障がいの「車椅子班」に分かれ、大麻駅へ向けて出発しました。
駅までは歩いて2、3分の距離ですが、今回は勝手が違ったようで10分以上もかかりました。普段は気にならない段差や傾斜、走る自転車なども、障がいのある人にとっては大きな脅威であることを感じていたようです。
駅構内では駅員さん達の説明により、障がい者でも安心して使える多目的トイレや、車椅子のまま乗車できる特別なエスカレーターを体験しました。
ただし、こうした設備が充実していても、周りの人の温かい気持ちがなければ安心して気軽に使うことはできません。また、このような設備が整っていない施設もたくさんあります。
障がい者のみならず、今後ますます増加する高齢者に対しても、ちょっとした手助けをしてあげられる地域社会の形成が望まれます。
▼当日の様子![]() | ![]() |
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こころのバリアフリーとは?
建物、道路など「施設の障壁(バリア)」のほかに、偏見や差別、無神経さ、現実を直視しないこころなどから生まれる「こころの障壁(バリア)」があります。施設のバリアフリー整備の不完全さを補う、ちょっとした心遣い、気配りを行うことをこころのバリアフリーとして進めます。