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大学連携 調査研究事業(令和4年度)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年6月28日更新

  令和4年度 江別市大学連携調査研究事業 補助金採択事業

 今年度は7件の応募があり、選考の結果以下の7事業を採択しました。
 採択事業については、江別市の所管課と連携しながら事業を推進していただくとともに、研究結果を地域課題の解決や施策へ活用することについて検討していきます。
 ※採択事業は、大学順に掲載しています。

1.江別市におけるスマート農業の推進によるSDGsの実現  酪農学園大学 小川 健太 准教授  280,000円

 スマート農業が進められているなか、ドローン観測、衛星データ、GISデータを活用して、水稲の食味診断手法、刈取適期技術、牧草地の装置診断、収量予測手法について研究する。

 

 2.江別市の子どもの健康と保護者の健康に関する調査研究  北翔大学 梅村 拓未 講師 100,000円

 全国体力・運動能力、運動習慣等調査により全国と比較して疾走能力および全身持久力が低く、肥満傾向がみられるとされた江別市内の小学生に対して、アンケート調査をおこない、家庭生活も含めたアプローチを研究する。

 

 3.子育て家族の生活と学童保育に関する調査研究  北翔大学 保田 真希 准教授 100,000円

 女性が子どものケアの担い手になることが多い現状から、労働市場、家庭内で不利な立場になり、女性の貧困やDVのリスクになる。市内で子育てをしている家族にアンケート調査をおこない、その構造、学童保育の利用状況を明らかにし、諸問題の予防策を前進させる研究を行う。

 

 4.小・中学校でのストレスチェックリスト活用に関する研究  北翔大学 入江 智也 准教授 340,000円

 市内小中学生の心理的な危機に対する予防的・開発的支援の一環として、ストレス・チェックリストの製作とその結果を活用した持続可能な支援の体制について研究する。  

 

 5.後期高齢化にともなう江別市民の食、健康、認知・生活機能に関する実態調査とWell-Being 向上に向けた提案 北海道情報大学 本間 直幸 教授 500,000円

 食と健康、ヘルスケアIT、DX 推進の観点からみた情報発信や課題解決や地域Well-Being 向上のため、中高年や後期高齢者及びその同居世帯を対象にアンケート調査による実態調査を行い、本調査結果をもとに、後期高齢化に伴う地域社会や市民生活の課題、市内における食、健康、認知・生活機能に関わる現状や市民が抱える不安や課題などを明らかにする。

 

 6.バーチャル空間における江別の街並み再現プロジェクト  北海道情報大学 藤本 直樹 准教授 250,000円

 世界的に認知され利用されている「Minecraft」というゲーム内で、仮想現実の江別市条丁目地区の街並みを再現し、プログラミング教育や新たなまちづくりの可能性と課題を探求する下地を作る研究をおこなう。

 

 7.ユニバーサルデザイン等を活用した暮らしの情報の普及促進に関する研究  北海道情報大学 杉澤 愛美 講師 380,000円

 市内のごみ出しルールについて、英語版、中国語版の手引きを配布しているところだが、正しく行われていない場合が報告されている。これに対して、分別の意味、分別方法を自国の言語に拘らず理解できるユニバーサルデザインを研究する。

 

募集期間

  4月7日(木曜日)~5月20日(金曜日) 応募事業7件  補助金申請総額   4,068,268円

                           採択事業7件  補助金交付金額 1,950,000円

採択事業の選考方法

 応募のあった事業については、庁内で評価選考を行い採択を決定。選考決定の方法は次の(a)と(b)による。

(a)各事業の評価採点

 調査研究のテーマを所管する部において、次の(ア)から(オ)までの採点項目を5段階で評価し採点。

採点項目 説明
(ア)課題認識 現在の市の政策課題、市民ニーズに合ったものか。

(イ)創造性・独創性

新たな視点、着眼点に基づくものか。今まで江別で行われていない試み、または今までの試みを展開するものであるか。
(ウ)具体性 市政課題の対応、地域活性化の実現のための具体的な手法が示されているか。
(エ)実現性 市民や地域の課題等に活用できる実現可能性の高いものか。実現のための手法等は適切か。
(オ)効果 活動による市民や地域への広がり、影響性があるか。

(b)庁内選考会

 (a)による評価採点をもとに、庁内選考会で協議の上、決定。