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5 この時期によくある相談と回答(Q&A)(10か月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年5月6日更新

Q&A 目次

成長面 Q1 今までに比べて、身長や体重の伸びがゆるやかになってきましたが、問題ないですか。

成長面 Q2  風邪をひいて体重が減ってしまいました。病院に行ったほうがよいですか。

発達面 Q1 ハイハイをしませんが大丈夫ですか。

発達面 Q2 まだ10か月になっていませんが、もう伝い歩きができます。早すぎでしょうか。

発達面 Q3 人見知りや後追いをしません。何か問題でしょうか。

生活面 Q1 夜泣きが続いています。どうしたらおさまりますか。

生活面 Q2 歩行器は使ってもよいですか。

成長面

Q1 今までに比べて、身長や体重の伸びがゆるやかになってきましたが、問題ないですか。

 赤ちゃんは生まれてすぐは、1日に体重が30g前後増えるなど成長が著しいですが、だんだんと伸びがゆるやかになってきます。動きが活発になり、エネルギーを多く消費する時期です。身長や体重を正しく測り、母子手帳の成長曲線のページにプロットしてみて、成長曲線内に入っており、同じような位置で推移しているようであれば心配ありません。位置が大幅に変化しているようであればご相談ください。

Q2 風邪をひいて体重が減ってしまいました。病院に行ったほうがよいですか。

 体調の変化で一時的に母乳・ミルク・離乳食の量が減って、体重が減ることもあります。体調の回復とともに元に戻ることがほとんどです。食欲が回復していて、機嫌よく活発に過ごし、うんちやおしっこもいつもどおり出ているようであれば、家で様子を見ていても問題ありません。母乳・ミルク・離乳食を受けつけないまたは量が極端に少ない、機嫌が悪い、ぐったりしている、うんちやおしっこの回数や量が少ない、下痢が長く続くなどあれば小児科を受診してください。

発達面

Q1 ハイハイをしませんが大丈夫ですか。

 運動発達のタイプには様々あり、ずりばいやハイハイなどうつぶせの姿勢を好まずに寝返りや座ったまま移動するお子さんもいます。そのようなタイプのお子さんは、ひとり歩きの開始もやや遅くなる傾向がありますが、いずれ問題なくできるようになるお子さんがほとんどです。ただし、このような発達をするお子さんの中に、まれに神経学的な問題がある場合もありますので、10か月児健診時にご相談いただくか、ご心配でしたら健診前に保健センターにご相談ください。

Q2 まだ10か月になっていませんが、もう伝い歩きができます。早すぎでしょうか。

 発達は個人差が大きく、同じ月齢でも、早いお子さんだとご質問のように早い時期から伝い歩きなどができるお子さんもいます。発達が早いことで何か問題となることはありませんが、危険防止に留意して、お子さんが興味に合わせて十分に動き回れるよう、環境を整備しましょう。

Q3 人見知りや後追いをしません。何か問題でしょうか。

 人見知りは、記憶力が育ってきて、いつも世話をしてくれる大人とそうでない人の区別がつくことにより起こるものです。後追いも、いつもお世話してくれる大人をしっかりと認識する力が育ち、目の前からその人がいなくなったときに、不安に感じて後を追うものです。○○したら戻ってきてくれるなど見通せる力が育つとしなくなります。人の出入りが多い家庭や、家族が多くいろんな人がお世話をするような家庭では、人見知りや後追いがあまりないこともありますので、心配する必要はありません。ただし、短い時間で構わないので、特定の大人がお子さんと体を使って遊ぶ、手遊びや絵本を読む、おもちゃで遊ぶなど関わる時間を持つことが、ことばの理解や発語、人と関わる力の成長につながります。

つかまり立ち

 

 

 

 

 

生活面

Q1 夜泣きが続いています。どうしたらおさまりますか。

 生まれてから1歳までは脳が急成長する時期です。記憶力が成長することで、昼間の刺激を思い出して泣くこともあります。成長とともにおさまるお子さんがほとんどです。生活リズムは整っていますか。夜中に泣いても、朝は一定の時間に起こして朝の光を浴びましょう。お出かけ等はなるべく午前中や午後の早い時間にして、たくさん体をつかったり、色々なものを触ったり、なめたりして活動できるようにしましょう。お風呂は遅い時間になりすぎていませんか。ぬるめのお湯でゆっくり入りましょう。寝る前に授乳を済ませ、一定の時間に布団に入って、電気を消して眠りに入れるようにしましょう。決まったリズムで生活することが睡眠のリズムを整え、安定した睡眠につながります。もう少しの辛抱です。大人も睡眠不足にならないために、お子さんと一緒に昼寝をしたり、早寝するなどしてのりきりましょう。

Q2 歩行器は使ってもよいですか。

 歩行器に入れると、お子さんにとっては、視界が高くなり、自分の力をあまり使わなくても動き回ることができるのでご機嫌になることも多いと思います。しかし、この時期は、ハイハイなど自力でたくさん動いて、腕、胸、背中などの筋肉をしっかりつくる時期です。その筋肉は、一人歩きや、その後の運動面の成長に欠かせないものです。歩行器を長時間使用することで、自分で立ったときに体を支える力がつかなかったり、つま先歩きになることで、足の裏をしっかりと床につけて歩けずに歩行が不安定になることもあります。どうしても使いたい場合は、できる限り短時間にとどめましょう。