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1 この時期の関わり方のヒント(10か月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年5月6日更新

こころの成長に欠かせないコミュニケーション

大人との信頼関係をつくりましょう

人と関わる力を育てるには安心できる大人との信頼関係を作ることが大切です。

信頼関係は、「わかってもらえた」「受け入れてもらえた」ことを繰り返し体験することで築かれます。

「人見知り」や「後追い」は、お母さんなどお子さんにとって大切な人との心の絆が完成した証拠。この時期にお子さんの要求をしっかりと受け止めることで信頼感が育ち、やがて一人でも遊べるようになり、家族以外の人とも関わることができるようになっていきます。

信頼感は、人を信頼できる安定した心につながり、これから社会の中で人との関係を作って行く上での土台となります。

今後、危険な行為やしてはいけない行為を制止しなくてはならない場面も増えていきます。お子さんとの信頼関係をしっかり築くことで、お父さんやお母さんの思いがお子さんにしっかり届くようになります。

ふれあい遊び

「いない、いない、ばー」を楽しめるなど記憶と予測する力が育ってきています。タカイタカイ

「たかいたかい」なども楽しめる時期です。お子さんの体に触れながら、お子さんが楽しそうにする関わりを繰り返しましょう。心地よく人と関わる経験が信頼感につながります。

お子さんが興味があること、言いたいこと、感じているであろうことを、お父さんやお母さんがことばにしてあげることで、ことばを覚えていく土台になります。

 

指さしを使ってみましょう

 この時期は「三項関係」といって、お子さんと、お母さんだけの二項関係から、「もの」を加えた三項関係ができる時期です。お子さんが興味をしめしている「もの」を指さすことで、興味の対象をお互いに意識して、その「もの」の名前や形状、感触を覚えていくことにつながります。この時期はことばの代わりに指さしで「もの」を認識します。大人が率先して指さしを使うことでコミュニケーションの力が育ちます。

遊びにくいタイプのお子さんもいます

 視線が合わない、あやしても笑わない、手がかからずおとなしい、抱っこしにくい、抱っこを嫌がるなど、育て方に関係なく遊びにくいタイプのお子さんがいます。お子さんとの関わりに困ることがあれば、保健センターにご相談ください。

メディア(スマホ・TV等)との付き合い方

 この時期は脳の成長が著しく、五感から入ってくる刺激のすべてを取り込んで感性やコミュニケーションの土台ができる時期です。お子さんが静かになるからとあやすのにスマホなどを使いすぎていませんか。

 乳幼児期は、お父さんやお母さんなどとの双方向のやりとりを通じて心を豊かに育てる時期です。動画や知育アプリ、あやしアプリ等に頼りすぎると、お子さんのことばや理解力、人と関わる力の成長に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

 お父さん、お母さんがスマホに夢中になることで、お子さんの危険回避ができなかったり、お子さんの写真をSNSにアップすることは、個人情報の特定につながるなどの危険も潜んでいます。一度SNS上にアップした写真を回収することは困難です。十分に注意しましょう。

事故防止に注意しましょう

 この時期は、色々なものに興味があり、好奇心のままに行動します。お子さん自身が危険回避することはできgoinn ません。悲しい事故につながらないように、周りの大人がしっかりチェックしましょう。

・手が届くところに危険なものはないか(タバコ、薬品、ボタン電池などは特に危険です)

・口に入れそうなそうなものが床や手の届くところに落ちていないか(直径39mm以内、500円玉程度までの大きさのものは飲み込めます)

・お風呂場や階段に自由に行けるようになっていないか

・つかまり立ちをしてバランスを崩して後ろに倒れても安全か  など