2 この時期の関わり方のヒント(4か月)
1. 生活リズムを整えましょう
夜まとめて寝るようになってきたら、早寝早起きのリズムを作るチャンスです。
規則正しい生活リズムは、成長ホルモンの分泌を促し、脳やこころの発達につながります。
早寝早起きをめざすには…
▽離乳食(5か月~)、授乳、入浴、散歩など、1日の生活にリズムをつける。
▽朝は一定の時間(6~7時)に起こし、太陽の光を十分に浴びさせる。
▽午前中は外で散歩する(30分~1時間)など、「昼」を認識させる。
▽昼寝が長くなりそうなときは、タイミングを見計らって起こしてもよい。
▽寝せるときには部屋を暗くする。夜間のおむつ交換、授乳もなるべく暗い部屋で静かに行う。
2.発達に合わせて運動遊びを一緒に楽しみましょう
今後の発達に必要な筋肉やバランス感覚を身につけるためにもうつぶせ遊びは重要です。
起きている日中は、硬いところで腹ばいにさせて遊ぶ時間を作りましょう。
最初は嫌がるお子さんも多いですが、練習することで慣れていきます。
上手に腹ばいできない場合は、脇の下にロール状に巻いたタオルを入れて体全体を支えてあげるのも効果的です。
また首がすわり始めたら、手足を曲げたりバンザイしたり、音楽に合わせて手をたたいてみたり、五感の発達を促す遊びも取り入れていきましょう。
赤ちゃんに触れて一緒に遊びを楽しむことが、こころとからだの成長に繋がります。
※歩行器は立っちができる前に使うと、筋肉やバランス感覚の成長の妨げになるので、なるべく使用は控えましょう。
やむをえない場合でも長時間の使用は避けてください。(立っちができるようになってから、1回30分以内の使用が目安です)
3.抱っこは愛情を感じられる大切なスキンシップです
赤ちゃんは抱っこをされることで、周りからの愛情を感じ取ることができるとともに、こころの成長や情緒の安定にもつながります。
泣くと抱っこをしてくれるという行為を通じて、お母さんやお父さんをはじめとする周りへの信頼感を得るようになるのです。
抱っこのいろいろ ~こんなときはどうしたらいいの?~
オムツ替えでもお腹が空いているわけでもないのに泣きやまない…
赤ちゃんは泣くのが仕事であり、理由なく泣いている場合もあります。
そんなときには、ゆったりとした気持ちで抱っこしてあげましょう。きっと赤ちゃんは安心して、落ち着くことでしょう。
それでも泣き止まない場合は、少し外気にあたってみたり音の出るおもちゃで気を紛らわせてみたりすることも効果的です。
泣いているけど手が離せない…そんなときには?
家事などで手が離せない時には「今○○しているからごめんね」「どうして泣いているのかな?」など声をかけてあげましょう。
「泣いている」状態にきちんと応えてあげるだけでも赤ちゃんに発信できれば十分です。首がすわったらおんぶも便利ですね。