子宮頸がんの原因となるHPVの自己採取検査
自己採取HPV検査とは?
HPVに感染しているかどうかを自宅で簡単に調べることができる検査です。
この検査でHPVに感染していることがわかった場合は、前がん病変に進行するリスクが高いため、必ず検診機関で子宮頸がん検診を受けてください。
▼自己採取HPV検査がおすすめな方
・仕事や育児などで忙しく、検診の都合がつきにくい方
・婦人科の受診に抵抗がある方
※この事業は、道内では江別市が最初に取り組みました。検査実施機関はハッチヘルスケア(株)です。
対象外となる方
・子宮頸がん、体がんの治療中の方
・この半年での子宮頸がん検診の結果、精密検査、再検査、経過観察の方
・治療等により、すでに子宮を全て摘出されている方
・妊娠中またはその可能性のある方
・ミレーナ(避妊リング)を装着している方
令和6年度自己採取HPV検査の対象者
(1)令和6年度子宮頸がん検診無料クーポン対象で未利用の方
(2)下記の生年月日に該当し、令和2年度以降市の子宮頸がん検診を受診されていない方
生年月日 | 区分 |
---|---|
平成10年1月1日~平成10年12月31日 | 令和6年7月現在 25,26歳 |
平成 6年1月1日~平成 6年12月31日 | 令和6年7月現在 29,30歳 |
平成 2年1月1日~平成 2年12月31日 | 令和6年7月現在 33,34歳 |
昭和62年1月1日~昭和62年12月31日 | 令和6年7月現在 36,37歳 |
昭和58年1月1日~昭和58年12月31日 | 令和6年7月現在 40,41歳 |
※ 対象の方にはご案内を送付します。
ご案内が届いた方は、約7,000円のこの検査が、無料で受けられます。
この機会を逃さないでください!
子宮頸がんは予防できるがんです
子宮頸がんは、子宮の出口に近い部分にできるがんです。日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が亡くなっています。
若い年齢層で発症する割合が比較的高く、20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。日本では、25歳~40歳の女性のがんによる死亡の第2位は、子宮頸がんによるものです。
子宮頸がんの発生には、主にHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が関与しています。
HPVの感染経路は主に性交渉です。女性の多くが一生に一度は感染すると言われるありふれたウイルスで、感染しても約90%の確率で、ウイルスは自然に排除されるとされています。
しかし、ウイルスが自然に排除されず、細胞に異常(前がん病変)が生じ、更に進行すると子宮頸がんに至ります。
子宮頸がんで苦しまないためにできることは、下記の2点です。
(1)HPVワクチンの接種
HPVには約200種類の型がありますが、特にがんになりやすい型を予防できるワクチンがあります。
指定の年齢の女性は、定期接種の対象になります。詳しくは、子宮頸がんの予防接種のページをご覧ください。
※平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれで、HPVワクチンを接種していない方はこちら(キャッチアップ接種)
(2)2年に一度の子宮頸がん検診
検診を受け、前がん病変の段階で早期発見できると、子宮を守ることができます。
江別市では、20歳以上の女性に、2年に一度子宮頸がん検診の料金助成をしているので、お得に受けられます。
また、毎年4月1日時点で20歳の女性には、無料クーポンをお送りしています(6月上旬ごろ)。
検診を受けたいと思った方は、けんしんの総合案内(健診・検診)のページをご覧ください。
検診を中々受けられない…という方は、まずは自己採取HPV検査を受けてみませんか?