平成15年第3回江別市議会会議録(第5号)平成15年9月26日 5ページ
6 議事次第の続き
議案第41号
議長(宮澤 義明 君)
日程第11 議案第41号 第5次江別市総合計画基本構想についてを議題といたします。
第5次総合計画特別委員長の報告を求めます。
第5次総合計画特別委員長(堀内 城 君)
それでは、第5次総合計画特別委員会に付託されております議案第41号 第5次江別市総合計画基本構想につきまして、審査の経過等をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
審査に当たりましては、所管の企画部より提出のありました議案関係資料として、基本構想を具体的な施策体系や施策群で構成する基本計画案を初め、市の中期財政見通しや市財政の現状と課題、人口推計や現行の新総合計画後期基本計画に係る評価報告書、目標達成度一覧表などについて説明を受けております。
この基本構想案は、21世紀初頭のまちづくりの基本的な考え方と目標を示し、将来都市像として人が輝く共生のまちを実現するため、施策の方向や構成と、その目標を示しているものであります。
そのため計画に掲げる理念や方向は行政だけでなく、市民、ボランティア、NPO、事業者など、地域の構成者すべてが協働しながら実現するものであるという意味を込めて策定しているとのことであり、計画期間は平成16年から25年までの10年間であります。
委員会といたしましては、江別の将来のまちづくりの基本となる重要な議案であることから、さらに慎重な審査を行うことが必要であると判断いたしましたので、本件につきまして、閉会中の継続審査をお願い申し上げ、審査報告といたします。
以上でございます。
議長(宮澤 義明 君)
これより第5次総合計画特別委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、第5次総合計画特別委員長報告を終結いたします。
お諮りいたします。
議案第41号は、委員長報告のとおり、閉会中継続審査とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
議案第42号
議長(宮澤 義明 君)
日程第12 議案第42号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
総務文教常任委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員長(星 秀雄 君)
ただいま議題となりました議案第42号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
今回の条例改正の趣旨は、雇用・能力開発機構から譲渡を受ける予定の江別勤労者総合福祉センター及びさきに体育館の譲渡を受けた江別市青年センターの両施設について、体育施設として位置付けるため所要の改正をしようとするものであります。
まず、質疑を通して明らかにされたことを申し上げますと、江別勤労者総合福祉センターの名称を江別市東野幌体育館と改めることに関連して、当該体育館の位置付けをどのように認識しているかの質疑に対して、名称はその所在を分かっていただく意味合いがあり、その運営については、あくまで全市的な利用に供するものであると答弁されました。
その他の委員会における審査内容につきましては討論に反映されておりますので、その概要を申し上げます。
反対の立場の委員からは、体育施設として位置付け、利用料金を既存の体育施設使用料と同様にすることは、施設間の均衡を保つという点では理解するが、これまで低料金で利用していた勤労青少年や雇用保険被保険者等にとっては大きな値上げとなる。市民健康づくりプラン21に基づき、運動する人を増やすことなどの視点に立ち、利用者のスポーツへの意欲を損なわぬよう、自動的に利用料金を統一するのではなく、これまでの経緯も加味して使用料の減免などの検討を加えた上で改正されるべきであり、反対すると述べられております。
また、賛成の立場の委員からは、雇用・能力開発機構が所有する勤労者福祉施設を地方公共団体に譲渡するという方針に基づき江別市が取得するものであり、勤労者の施設から体育施設に変更し、広く市民の利用に供するもので、経過措置を設けながら現在の体育施設使用料に合致させるのは妥当である。また、健康づくりの観点から、健康事業に寄与するため一層の連携を図る考えも示されており、さらに勤労青少年等の事業への配慮と多くの市民が利用しやすい施設運営を期待して、賛成すると述べられております。
以上、討論を経て採決を行った結果、議案第42号は賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものとして決しております。
当委員会における審査の経過及び結果は以上のとおりでありますので、よろしくご審議の上、ご決定くださるようお願い申し上げます。
以上でございます。
議長(宮澤 義明 君)
これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、総務文教常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第42号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
森好 勇 君
議案第42号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論に参加いたします。
今回の制定は特殊法人の雇用・能力開発機構が独立行政法人に移行することに伴い、雇用保険財政で建設した勤労者福祉施設を地方自治体に売却したもので、青年センター、サンワークもこれに該当し、市有財産となりました。
市民体育館等の利用者の公平という立場から、利用料についても統一するという内容です。この2施設を利用していた勤労青少年、雇用保険被保険者は、個人の場合50円から130円、1か月定期は400円から1,040円とそれぞれ引き上げられることになります。現行の高い方の使用料に合わせて徴収するということです。小泉構造改革流、住民に負担は重く、サービスは低くという発想であります。
反対する理由は、サンワークを市が建設したならば、いまだに起債償還を続けていると考えます。今回は数億円の建物を約400万円で取得できたものです。そういうときこそ従来の体育館に自動的に統一するのではなく、スポーツ振興、健康づくり、子供の健全育成等、大きな視野で検討すべきです。
今回の改定により、利用料の増収は182万円とのことですが、小中学生の青年センター、体育館の年間利用数は1万6,000人、この年間の使用料は96万円に相当します。隣の札幌市等は小中学生は無料で利用されており、この際、増収分の半分を子供たちに還元するなど、見直しを図るべきであります。
また、現行小中学生は第2、第4土曜日は無料で利用されていますが、学校完全5日制になった以降も、他の土曜日、第1、第3、第5等の土曜日は有料であり、当初目的からして整合性がありません。学校開放事業との関係などと比較しても、公の施設の利用料について差異があってはならないと考えます。
市民だれもが気軽にスポーツを楽しみ、健康づくり、体力づくりを進める総合的な観点が希薄であり、安易な一部改定であることを述べて、反対討論といたします。
以上です。
議長(宮澤 義明 君)
ほかに討論ありませんか。
尾田 善靖 君
議案第42号は委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
今回の条例改正は、これまで勤労青少年スポーツ振興を目的に体育館、温水プールを有し、市民スポーツの拠点として利用されてきた青年センターと、スポーツ活動、職業教育、研修、相談機能を備えた施設として雇用促進事業団が建設し、地域福祉の向上に貢献してきた勤労者総合福祉センターの譲渡にかかわるもので、その施設目的を体育施設として位置付け、勤労者にかかわる使用料設定の廃止や、施設名称については他の体育施設との均衡を図り、施設所在を分かりやすくすることによって市民皆スポーツに寄与し、広く市民に利用していただく方策として誠に妥当なものと考えます。
いつまでも生き生きと健康で暮らす市民の願いにこたえるため、健康づくり事業との連携を一層図っていただくとともに、建設当時の関係者の努力とこれまでの経過を尊重し、勤労青少年の活動などに対する配慮と、多くの市民が利用しやすい施設運営に当たることを期待して、賛成討論といたします。
議長(宮澤 義明 君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第42号を起立により採決いたします。
議案第42号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。