平成15年第2回江別市議会会議録(第1号)平成15年6月12日 4ページ
6 議事次第の続き
議案第33号ないし議案第35号
議長(宮澤義明君)
日程第11ないし第13 議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算(第1号)、議案第34号 平成15年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び議案第35号 平成15年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(小川公人君)
ただいま上程されました補正予算案をご審議願うに当たり、市政に対する基本的な考えと予算の大要についてご説明を申し上げます。
私はさきの市長選挙におきまして、市民協働による自立したふるさと江別の創造を掲げて市民の審判を仰ぎ、引き続き3期目の市政を担うことになりました。多くの市民から寄せられた熱い期待を思い、改めて責任の重さと大きさに身の引き締まる思いをいたしております。
そこで私は、今後4年間の都市経営を行うに当たり、日本国憲法を尊重するとともに、次の3点を基本理念に置いて市民本位の行政を行ってまいります。
第1は、公平・公正・平等な行政を進めることであります。
市民の信頼を基礎に、公平な取扱いや行政への市民参画と機会の平等などが確保されるように努めます。
第2は、思いやりの心を持った行政を進めることであります。市民が互いに温かく支え合う、頑張っている人たちを応援する、そうした社会を築いていくように努めます。
第3は、市民とともに行動する行政を心掛けることであります。まちづくりの主役である市民とのパートナーシップを大切にした協働のまちづくりの実現に努めます。
時代は今、大きな転換期にあります。国民のだれしもが望む経済の回復はいまだ道半ばであり、少子化の進行によって、我が国はかつて経験したことがない人口減少という時代を迎えようとしております。一方で、これまで日本の繁栄を支えてきた様々な社会経済システムは、随所で行き詰まりを見せてきました。地方自治体もまた大きな環境の変化を受けてその在り方が問われています。
こうした状況の中にあって、私は、逆境にこそ飛躍へのチャンスがあると前向きに受け止め、各方面に向かって積極的に情報を発信し、しっかりとリーダーシップを発揮しながら改革を進めてまいります。地方自治体は自らの判断と責任の下、創意と工夫によりそれぞれの存立を図っていかなければなりません。私たちに求められているのは、現状に安住することなく将来のための基礎づくりを着実に行っていくことです。このような基礎づくりの一つとして、全国的に通用する江別らしさの追求を行っていきます。すなわち、江別固有のイメージや信頼感を表す江別ブランドを文化や産業など様々な分野で育てることによって、多くの人々や企業から選ばれる自治体となるように努めてまいります。
私は私たちの子や孫の世代のために、市民と一緒に苗木を植え続けていきたいと思います。それらは今は小さくとも、いずれは人々に多くの恵みを与えてくれるはずです。
これから新たなまちづくりの基本方針となる第5次総合計画について議会でご審議を願うわけでありますが、この4年間に未来志向のまちづくりの基礎をしっかりと築いていくため、私は次の7つの基本政策を中心としたまちづくりを進めてまいります。
第1に、子供の可能性を伸ばし、一人ひとりの個性が輝くまちづくりを進めます。
子供たちの持っている可能性を大きく伸ばすためには、豊かな人間性を身に付け、それぞれの個性を十分に発揮できる環境を整えることが重要です。少子化が進む今日、未来を担う子供を生み育てることに喜びを感じられる家庭、職場、そして地域を作るために、子育ての輪を広げ、教育の質的向上を図ってまいります。
子育ての援助を受けたい人と、援助をできる人とが、会員組織を作って支え合うファミリーサポート制度を支援してまいります。
次に、待機児童の解消を民間保育園と連携して行うとともに、多様な保育需要にこたえるために休日保育や延長保育、一時的保育などの拡充に努めるほか、保育の一翼を担う民間の認可外保育施設に対して引き続き支援をしてまいります。
次に、子供の健全育成と保護者が安心して働ける環境を作るため、放課後児童会や児童クラブの時間延長と土曜日開設の拡充を支援するほか、幼児教育の充実を図るため義務教育との連携を進めてまいります。
次に、子供たちの学習理解の促進と意欲の向上を図るためには、それぞれの習熟度に応じたきめ細かな対応が必要であることから、補助教員の配置等による学習環境の充実に努めてまいります。
また、国際化の進展に対応する人材の育成は今日的な課題であることから、英語教育の充実と国際理解の促進を図るため、英語指導助手の増員や小学校における英語教育の拡充に努めてまいります。
次に、地域に根ざした特色ある学校づくりを進めるほか、子供の個性を伸ばす教育を目指して、一定範囲内での通学区の弾力化を検討してまいります。
次に、学校運営に地域住民や保護者の声を反映するために、学校評議員制度を定着化させるほか、総合学習などの機会を通じて、住民の方々がボランティアとして活躍する地域に開かれた学校づくりを進めてまいります。
また、いじめ・不登校問題を解決するために、子供たちの悩みを聞き、教員にアドバイスをするスクールカウンセラーや心の教室相談員を引き続き学校に配置するとともに、これらの増員を関係機関に働き掛けてまいります。
次に、歴史と文化の香り高いまちづくりに向けて、自分たちの住むふるさとに関する意識を高め、人々が生きがいを持って暮らせるよう、市民主体の生涯学習活動や文化活動を支援するとともに、様々な世代の人が自らの関心に応じて参加できる地域スポーツ活動の育成に努めてまいります。
また、青少年の健全育成や家庭間、家族間の触れ合い、郷土理解の促進などを目的として、原始林や石狩川といった当市の恵まれた自然をフィールドに、江別らしさの象徴でもある陶芸を体験し、森林を学ぶなどといった文化とスポーツとが融合した新たな事業の展開を試みてまいります。
また、江別市の誇るべき知的資源である大学との連携を強めるとともに、そこで学ぶ学生のアイデアや若い力を、商店街活性化ややきもの市などに生かすといった、大学の町、江別ならではの取り組みを行ってまいります。
第2に、自然と共生し潤いのある環境を重視したまちづくりを進めます。
原始林と石狩川にいだかれたふるさと江別は、恵まれた自然と共生しています。潤いや安らぎを与えてくれる環境を守り、次の世代に引き継いでいくこと、そして資源循環型社会を築いていくことは、私たち世代の大きな責務でもあります。このようなことから、環境を重視した施策を進めてまいります。
野幌原始林は、大都市近郊にあって広大な面積を有する世界的にもまれな平地原生林です。これを市民共有の財産として未来に向けて保全していくために、野幌原始林の西3号道路及び基線道路の通過車両の抑制に向けて、関係者の皆さんに働き掛けてまいります。
次に、市民と協働して環境施策を展開していくために、環境管理計画えべつアジェンダ21を改定してまいります。また、江別市の環境への負荷を軽減していくため、市役所が率先して環境マネジメントシステムの導入を図ってまいります。
環境を大切にしていくためには、市民一人ひとりが環境とのかかわりを考えて、日常の生活スタイルを見直していくことが必要です。こうしたことから、学校教育の場など様々な機会を通して人々の意識を啓発するとともに、環境と私たちの暮らしとの関係を教えてくれる環境家計簿の普及などを通して、より良い環境を将来に引き継いでいくように努めます。
第3に、互いに支え合う温かみのあるまちづくりを進めます。
高齢化や都市化の影響を受けて、地域の人間関係が希薄になりつつあります。このため、地域の人々が互いに支え合う、ハンディキャップのある人々への気持ちを大切にする、そうした心の通う温かいまちづくりを進めてまいります。
いつまでも生き生きと健康に暮らすことはすべての人の願いです。しかし、食生活の変化や運動不足などによって健康を害する市民が増えています。そのため、生活習慣病などを予防することによって一人ひとりが健やかで心豊かに暮らすことができるように、健康づくりの主体である市民の取り組みや数値目標などを定めた行動計画であるえべつ市民健康づくりプラン21を着実に進めてまいります。
次に、来るべき超高齢社会に備えて、地域生活空間のバリアフリー化を進めるとともに、障害の有無や年齢などにかかわらず、すべての人に配慮されたユニバーサルデザインの普及啓発に努めるほか、高齢者施策の基本となる高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画を一体的に運用しながら、高齢者が住み慣れた地域で自立して暮らせるように各種の施策を講じてまいります。
次に、地域コミュニティの活性化に向けて、市民参加で地域福祉計画を策定するとともに、地域内に人々の思いやりと温かい心が行き交う、いわゆるエコマネー、地域通貨の可能性について検討してまいります。
次に、質の高い医療を提供することは人々が健康で暮らすために重要です。このことから、病診連携や救急医療の充実などによって地域医療の向上に努めるとともに、地域の中核病院としての市立病院の健全経営に努めてまいります。
第4に、魅力と活力にあふれる豊かなまちづくりを進めます。
地域経済が自立し安定して発展していくためには、地元産業の足腰が強く元気でなければなりません。そして、景気が低迷し雇用の確保が難しい今こそ、地域経済の活力を取り戻し、雇用の安定に役立つ施策が求められています。このため、国が行う緊急地域雇用特別対策事業を活用しながら雇用の創出に努めるとともに、行政分野においても率先してワークシェアリングを進めることにより、雇用の受皿としての役割を果たしてまいります。
また、地域経済が活性化し雇用が拡大していくためには、新たなビジネスが生まれることが必要です。そこで、市内を拠点に事業を起こす起業家の取り組みや、コミュニティビジネスと言われる地域課題解決型のビジネスを支援するとともに、市内の大学や試験研究機関と連携して、江別の魅力あるブランドづくりを進めてまいります。
次に、食の安全性に対する消費者意識を反映して、地域で生産され、作り手の顔が見える地産地消への関心が高まっていることから、こうした取り組みの拡大を支援するとともに、農業者が自ら生産した農作物を加工・販売することなどにより農業の付加価値を高めるアグリビジネスへの取り組みを応援してまいります。
第5に、安全で快適な暮らしができるまちづくりを進めます。
厳しい自然の中にあっても市民が都市的な利便性を享受し、安心・安全を感じながら北国の暮らしを楽しむことができるまちづくりを進めてまいります。
江別の顔づくり事業は、中心市街地の活性化や駅周辺の交通アクセス円滑化、南北市街地の一体化や安全な市街地の形成などを図る観点から、財政状況を見極めながら進めてまいります。また、江別駅周辺の商業の活性化とにぎわいの創出に向けた市街地の整備に努めてまいります。
次に、川とともに歩んできた江別市の歴史を踏まえ、千歳川流域の治水対策の早期実現に向けて、地元の現状と要望が反映されるように関係機関に強く働き掛けてまいります。
また、冬期間の暮らしを豊かで楽しいものにするために、除排雪等の雪対策や冬の暮らし方などについて、市民と行政との役割分担を考慮した雪対策の推進に努めてまいります。
次に、高齢化が進む中、市民生活の利便性を高めるために、駅や公共施設を結ぶ地域循環バスの運行をバス事業者に働き掛けてまいります。
第6に、主役である市民との協働によるまちづくりを進めます。
まちづくりは行政だけの力で実現できるものではありません。市民の一人ひとりが、企業やNPOなど地域社会を構成する様々な主体が、それぞれの得意分野を生かしながらまちづくりに参画してこそ、初めて達成できるものです。また、そうすることによって公共サービスがこれまで以上に柔軟かつ効率的に提供できることも期待されます。
このため私は、民ができることは民に任せるといった考え方を基本としながら、公共サービスの在り方について見直していくとともに、NPOなどの市民団体の活動が活発化するような支援を行うほか、市民に対する積極的な情報提供を行うことなどによって、協働のまちづくりを進めてまいります。
また、住民自治の基本理念や市民と行政とのパートナーシップの在り方などを定めた、仮称自治基本条例の制定についての検討を進めるとともに、市民の皆さんと江別の将来を語り合うタウンミーティング等を行うことにより、市民と行政とが連携しながら地域の課題を共に解決してまいります。
次に、男性と女性とが対等なパートナーとして認め合い、あらゆる分野に参画して喜びも責任も分かち合うという男女共同参画社会を実現するために、基本計画に基づく各種の取り組みを行うとともに、仮称男女共同参画推進条例の制定について検討してまいります。
第7に、時代の変化に応じた改革志向のまちづくりを進めます。
時代環境の変化に合わせて、行政運営や行政組織の在り方、意思決定プロセスや職員意識の改革などが求められています。そのため、行政改革大綱に基づき簡素で効率的な行政システムを構築し、スピードと成果を重視した改革志向のまちづくりを進めてまいります。
また、限られた予算を効果的に執行するために、施策の達成目標を明らかにし、施策の優先順位を踏まえて人材や財源を配分する手法を導入するとともに、行政評価によって既存事業を恒常的に見直し、市民の目線で施策の効果を検証することにより行政サービスを質的に向上させてまいります。
次に、NPOや民間企業の力なども活用することにより、最少の経費で最大の効果を発揮するために、計画的に職員定数を削減するほか、公務員制度改革の動きを見極めながら人事・給与制度についても改革を行ってまいります。
21世紀は始まったばかりです。厳しい時代にこそ、私たちは未来に夢と希望を持たなければなりません。今は、自ら考え自ら行動する住民の力、いわば江別市民の自治の力が試されています。一人ひとりが輝く明日の江別の実現に向けて、市民の皆さんのまちづくりへの積極的な参画を期待しています。
私もまた、新たな出発に当たり、時代の流れを見誤ることのないよう、しっかりと市政のかじ取りを行ってまいります。
議員各位並びに市民の皆さんのご支援とご協力をお願い申し上げます。
次に、平成15年度の一般会計、国民健康保険特別会計及び老人保健特別会計補正予算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
まず、本年度の当初予算編成の経過と今次補正の編成方針についてでありますが、本年度当初予算は人件費や扶助費などの義務的経費につきましては年間の所要額を、また、投資的経費にあっても市内経済の活性化が喫緊の課題となっている今日の経済状況にかんがみ、極力当初予算に反映させることとし、さらに、新規事業につきましても事業の緊急性、効果及び見通しなどを個別に検討した上で所要額の計上をそれぞれ行い、いわゆる骨格予算を編成したところであります。
また、ご提案申し上げます今次補正予算は、市政執行の基本方針に基づく政策予算及び急施を要する事業について措置したものであります。
その結果、今次補正の歳出予算総額は、一般会計1億4,991万4,000円、国民健康保険特別会計378万8,000円、老人保健特別会計3,836万2,000円となり、これを既定予算に加えますとその規模は、一般会計409億791万4,000円、国民健康保険特別会計92億7,590万1,000円、老人保健特別会計112億181万2,000円となるものであります。
なお、今回補正のなかった特別会計及び企業会計を合わせた江別市総体の予算額は849億2,927万3,000円となるものであります。
以下、その概要につきまして、一般会計から順次ご説明申し上げます。
まず、歳出でありますが、総務費中の情報推進費は子ども発達支援センターの円滑な業務執行のため、全庁LAN接続に係る経費として145万円を、市民活動費では住区会館のうち大麻東地区センターの調理室を会議室に改修するほか、分煙化未整備の住区会館に対する機器設置費用、合わせて330万円、自治会館の新築及び修繕に対する補助金として1,100万円をそれぞれ措置するものであり、環境対策費では生活環境保全の方針とするため新たな環境管理計画の策定に210万円、環境問題に対する市民意識高揚のため環境家計簿による啓発や調査経費などに188万円、環境マネジメントシステムを導入して市が率先して実践するための研修費用として140万円をそれぞれ措置するものであります。
次に、民生費でありますが、老人福祉費では、大麻老人憩の家の補修工事費として330万円、痴ほう性高齢者を介護する家族に対する支援事業費として27万5,000円をそれぞれ措置し、児童福祉総務費では母子家庭等 保護者の社会的事由による子供の一時的保育等の費用として18万4,000円、児童虐待及びドメスティック・バイオレンス発生予防及び早期対応に向けた経費として23万6,000円、子育て支援センターの広報活動経費 として子育ての悩み相談など、より身近な地域で活動する子育てサポーターを養成するための経費として56万6,000円をそれぞれ措置し、保育所費では認可外保育施設に対する支援充実のため、運営費助成として208万2,000円を措置するものであります。
次に、衛生費でありますが、予防費では、えべつ市民健康づくりプラン21に基づく事業として、国民健康保険の短期人間ドック事業の拡大措置に連動し、がん検診及び基本健診費用として合わせて242万6,000円を措置するほか、各種事業を展開し市民の健康づくりを一層推進するための経費として664万5,000円をそれぞれ措置し、リサイクル推進費ではごみの減量化を推進するため、啓発ビデオ等の作成や市民の意識調査などの経費として150万6,000円をそれぞれ措置するものであります。
次に、労働費でありますが、労働振興費は国の緊急地域雇用特別対策事業中小企業枠を活用する中で、環境保全や地域経済の振興などの推進とあわせ、雇用の創出を図るための経費として1,291万9,000円を措置するものであります。
次に、農林水産業費でありますが、農業振興費は農産物の地産地消を推進し地場産品に対する市民の理解を深めるため、地元農協青年部が企画する農業体験学習事業などに対し助成するための経費として40万5,000円を措置するものであります。
次に、商工費でありますが、工業振興費では、江別に潜在し全国に誇れる素材やそれを利用した食品、製品などについて、江別ブランド事典としてシステムを構築し、インターネットを通じ全国に広めるため、コンテンツ作成委託費として1,780万円を措置し、消費者保護対策費では、消費生活問題にかかわる相談内容の多様化や、件数増加に対応した相談体制を確保するため44万5,000円をそれぞれ措置するものであります。
次に、土木費でありますが、道路橋梁維持費では、大麻西公園外周の遊歩道整備191メートルの整備費として1,550万円を、都市計画総務費では、江別の顔づくり事業に係る都市計画原案作成などに向けた調査委託費1,740万円を、また、公園整備費では、市民との協働で進める公園改修事業として、にしまち公園の整備費に3,405万2,000円をそれぞれ措置するものであります。
次に、教育費でありますが、小学校費及び中学校費のそれぞれの教育振興費では、児童、生徒用学校図書の整備充実のため、小学校では146万5,000円、中学校では114万8,000円の追加を、青少年教育費では、民間放課後児童会の開設に伴う運営費補助金として485万7,000円を追加し、これに伴う市開設児童会の閉会により437万円を減額するものであり、指導対策費では、いじめや暴力などの問題行動に対する対応として協議会やサポートチームを組織、運営するための経費として69万円を、保健体育総務費では、地域に根ざしたスポーツの受皿づくりのため総合型地域スポーツクラブを創設し、クラブの活動を支援、育成するための助成金などの経費として546万5,000円をそれぞれ措置するものであります。
次に、諸支出金でありますが、国民健康保険会計は、同会計で実施する健康づくり事業の補正に対応し378万8,000円を措置するものであります。
以上が歳出の概要でございますが、次に歳入に関してご説明申し上げます。
歳出に必要な財源としては、繰越金を8,958万1,000円計上するほか、分担金及び負担金、国と道の支出金、諸収入、市債をそれぞれ計上したものであります。
また、地方債補正につきましては、事業費の追加に伴いまして所要の変更を行うものであります。
次に、特別会計について申し上げます。
まず、国民健康保険特別会計につきましては、短期人間ドックに対する自己負担を現行1万円から5,000円に軽減して受診を勧奨し、当初計画よりさらに100人分の追加措置をいたしますほか、新規に脳ドック検診の助成を行い、合わせて378万8,000円を追加するものであり、その財源は一般会計繰入金をもって措置するものであります。
次に、老人保健特別会計につきましては、前年度に概算交付された交付金などの精算結果により、償還が必要になったため3,836万2,000円を追加し、その財源は過年度国庫負担金をもって措置するものであります。
以上で、一般会計及び特別会計補正予算案の概要につきましてご説明を申し上げました。
よろしくご審議ご決定を賜りますようお願いを申し上げます。
議長(宮澤義明君)
これより議案第33号ないし議案第35号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の議案第33号ほか2件については、9名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂議員、五十嵐議員、植松議員、小玉議員、坂下議員、清水議員、高橋議員、丸岡議員、山本議員、以上9名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
午前11時04分 休憩
午前11時20分 再開
議長(宮澤義明君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、当職より報告いたします。
先ほど設置されました予算特別委員会の委員長に植松議員、副委員長に高橋議員が、それぞれ互選された旨の報告がありました。