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平成15年第1回江別市議会会議録(第5号)平成15年3月27日 6ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第9号及び議案第20号

高橋典子君

議案第9号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第20号 平成15年度江別市介護保険特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
 今回提案された条例改正は、第1号被保険者の介護保険料について基準額の比較で現行より22.7%、年額にして8,160円もの引上げであり、予算案はそれを組み込んだものとなっています。この間、高齢者の医療費負担増や年金給付の引下げなどが行われ、高齢者を取り巻く情勢は大変厳しく、その下で全国平均を上回っての今回の保険料引上げは、さらなる負担となって高齢者の生活にのしかかってきます。サービスの利用については増加してきてはいるものの、居宅サービスにおいては負担が大きいことから、支給限度額の一部しか利用していない方が半数を超えていることが市の実態調査からも明らかになっています。介護保険制度導入時には、介護を社会全体で支える、サービスを選択できるなどと政府は説明しておりましたが、特別養護老人ホームへの入所も空きを待たなければならず、安心して十分に利用できる状態とはなっていません。
 今回の予算では、介護保険料の第2段階の一部への軽減や、深夜等巡回型訪問介護の利用者への助成措置など、前進したものも盛り込まれていますが、抜本的な軽減ではありません。準備基金約7,817万円、今年度基金積立金は約1,410万円となっており、それらの取崩しや一般会計からの繰入れ等、自治体独自の裁量で保険料、利用料の軽減を図るべきです。
 また、根本的な問題として、国の責務として制度の改善を図り、国の負担についてはすべての自治体に基本的に給付費25%を交付し、調整交付金5%は外枠とし、国庫負担の割合を30%にするよう国へ要請すべきです。
以上、議案第9号及び議案第20号についての反対討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。

宮野一雄君

 議案第9号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第20号 平成15年度江別市介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論を行います。
 介護保険制度は平成12年度から実施され、3年を経過して、各種のサービスの利用が確実に増加していることから、制度そのものは市民に広く浸透しているものと受け取られます。介護保険では、3年ごと、5年を1期として介護保険事業を見直すことになっていることから、これまでの介護給付実績や今後の介護サービスの量及び基盤整備等を見込み、平成15年度を初年度とする第2期介護保険事業計画が策定されたところであります。この計画の中で、介護給付費はこれまで3年間の計として比較しますと、第1期の平成12年度から平成14年度が112億円に対し、第2期計画は平成15年度から平成17年度までで157億円、39.9%の増となっております。これらの介護給付費に対応した第2期の介護保険料を見直した結果、22.7%の増を見込まれているところであります。
 なお、近隣における介護保険料の各市の状況については江別市より老人人口の低い市を除き、値上げする自治体が多く、しかも高い状況にあり、本道では約7割の自治体が値上げする状況にあります。こうした中で、現在の低迷する経済情勢及び年金の引下げや医療の負担割合増などを考慮すると、介護保険料の値上げについては、厳しいものがありますが、介護保険制度は社会保険方式の仕組みからしてやむを得ないものと考えられます。また、介護保険料は一定の基準率により算入されるものであり、伸びる介護給付費に対し、一般会計からの繰入金も並行して増加し、平成15年度は6億6,774万円となっております。このような状況下にありながらも制度として低所得者に配慮した措置はもちろんのこと、江別市独自の負担軽減として、保険料の減免や深夜等において訪問介護を利用する方に対し、利用料の軽減を考慮した措置が盛り込まれております。また、今回の見直しで介護給付費準備金を取り崩し、介護保険料の増額を抑制するなどに努めたところでもあります。
 以上のことから、これからも事業内容の変化やサービスの要望の多様化に速やかに対応するとともに、事業の効率的、安定的な運営などを期待し、賛成の討論といたします。
 以上であります。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第9号及び議案第20号を起立により一括採決いたします。
 議案第9号及び議案第20号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第19号 平成15年度江別市老人保健特別会計予算及び議案第21号 平成15年度江別市基本財産基金運用特別会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第19号及び議案第21号を一括採決いたします。
 議案第19号及び議案第21号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第10号 江別市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第10号を採決いたします。
 議案第10号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第22号 平成15年度江別市水道事業会計予算及び議案第23号 平成15年度江別市下水道事業会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。

鈴木豊実君

 議案第22号 平成15年度江別市水道事業会計予算及び議案第23号 平成15年度江別市下水道事業会計予算について、反対の立場で討論いたします。
 当市の水道事業で1億3,834万1,000円、下水道で8,738万7,000円の純利益を予定しており、安定した経営内容となっております。
 この公営企業の利益は市民に還元するのが筋であり、具体的には、まず高齢化が進んでおり低年金者が増大する中で、我が党は従前から実使用水量に見合った料金体制に早急に実施に踏み切るべきだと主張しております。上下水道事業の安定した経営内容から見て、基本水量を引き下げることは可能であります。
 次に、シューパロダム参画についてです。総事業費1,470億円、石狩東部広域水道企業団として負担金は 4.9%、72億円です。そのうち、江別市の負担分は5.4%の3億9,000万円、これにかかわる拡張事業費として21億円という財政負担です。市と水道事業で合わせて約25億円ということになります。そこで江別市は当初の供給開始を平成19年と計画しましたが、予想より人口が伸びず、水道部の人口予測で平成28年、15万9,400人、平成32年で17万2,500人としていますが、政府関連の人口問題研究所でも将来人口予測は平成32年でおおむね14万人程度と想定しています。現行の水利権、5万6,000立方メートルは人口18万人に対応できる給水量で、将来人口を最大に見積もっても有り余る水利権が確保されています。今後ともダム建設負担金、拡張工事を続けることは無駄な投資と言わなければなりません。
 国言いなりの大型ダム建設をやめるよう、石狩東部広域水道企業団の構成団体として将来人口予測など北海道も含め再検討すべきことを申し上げて、反対討論といたします。
以上です。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。

高間専造君

 議案第22号 平成15年度江別市水道事業会計予算及び議案第23号 平成15年度江別市下水道事業会計予算に賛成の立場で、討論に参加いたします。
 まず初めに、平成15年度の水道事業会計予算案は、業務予定量については前年度当初と比較して年間総給水量及び1日平均給水量が減少しているが、総体的には給水人口を500人増とした計画で予定しているものであります。この伸びの中で配水区域ブロック化事業ではブロック化の布設替え、配水管整備事業では配水管の新設・布設替えの工事、浄水施設整備事業では浄水場の受変電施設の更新整備など、災害に強く、安全で良質な水道水を安定して供給するための重要な施策が計画されており、事業費としては7億5,912万円を計上しており、また、財源内訳では企業債、工事負担金、内部留保資金などで手当てしようとするものであります。
 次に、収益的収入については、水道料金収入を初め、受託工事、加入金及び他会計などで対前年度比6.2%の減で、1億7,125万円の減の25億9,278万円となっております。収益的支出では、対前年度比1億7,944万円の減で24億1,454万円を予定し、主なものとしては、受水費、維持管理費、減価償却費など消費税抜きの純利益は1億3,834万円となっております。
 また、夕張シューパロダム事業計画については、千歳川上流の良質な水道水を確保するものであり、薬品使用量の減少化など環境面での将来的な付加価値が見込まれること、また近年の社会動向や異常気象などを踏まえ、多様な水源を確保し、安定供給を目指しているものであることと、計画を中止した場合と継続した場合での費用対効果など総合的に勘案し、同計画は推進すべきものと考えるものであります。
 次に、下水道事業会計予算案についてでありますが、市民への快適な生活環境づくりを目指して都市化が進み、下水道水洗化普及率は99.2%になっているほか、内水に対する浸水対策なども進んでおり、下水使用量は1,127万立方メートル、下水道管の布設延長として汚水管は301メートル、雨水管は1,779メートルを予定しており、水洗化貸付事業を含めた事業予算としては29億6,212万円を計上し、その財源内訳として、企業債、国庫補助金、内部留保資金などで手当てしようとしているものであります。
 収益的収入では、下水道使用料を初め、一般会計負担金、営業外収益等、総額29億7,093万円に対して、収 益的支出では給与費、維持管理費、負担、公社への委託料など支出総額28億4,888万円を予定し、税抜きで 8,729万円の純利益であります。
 以上、下水道事業会計でありますが、平成15年度の企業債支払12億9,383万円の予定など企業債残高が237億9,165万円もある中で、より一層の安定的な経営を願うものであります。
 昨今の経済情勢では、予測のつかない事態が起きかねないとも言える状況であるので、市民ニーズにこたえながら、安定、安心、安全の水道事業のサービスが低下しないよう適切な事業執行をしていただくことを大きく期待しながら、賛成の討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第22号及び議案第23号を起立により一括採決いたします。
 議案第22号及び議案第23号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第24号 平成15年度江別市病院事業会計予算に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第24号を採決いたします。
 議案第24号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 議事の途中でありますが、あらかじめ時間の延長をいたします。
 暫時休憩いたします。

 午後3時22分 休憩
 午後3時40分 再開

 議長(五十嵐忠男君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 あらかじめ申し上げますが、会議中は静粛に是非お願い申し上げます。

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