平成15年第1回江別市議会会議録(第2号)平成15年3月11日 10ページ
6 議事次第の続き
一般質問の続き
議長(五十嵐忠男君)
以上をもって、堀内議員の一般質問を終結いたします。
一般質問を続行いたします。
立石議員の顔づくり事業の推進についてほか3件についての質問を許します。通告時間20分。
立石静夫君
通告に従いまして質問させていただきます。
最初に、顔づくり事業について伺いたいと思います。
行政としては、野幌駅周辺の各事業の推進にかかわっては、あきらめることなく、着工準備採択を目指す姿勢でありますが、400億円以上もかかると言われている事業費の半分ほどは地元が負担しなければならないと説明をしてきています。この負担をしなければならない事業費など、かかわる資金の存在について確かなところを教えていただきたいと思います。
一般的に考えてみたいところでありますけれども、事業を起こすときに、事業費の半分は確かに持っている、ないし調達していくめどが十分に立っていて、説明が確かな場合、融資を受けられるとか、また友人であれば、あるとき払いでいただけることもあるかと思うわけですけれども、国というところは、そういうところが全く不明確であっても、着工準備採択などといったものを受け入れるものなのかどうなのか、当行政の判断と、分かっていれば国の対応、また考え方も併せて伺いたいと思います。
また、都市計画決定についても同時進行の形と思いますけれども、現状での作業など進ちょく状況を教えていただきたいと思います。
次に、貸借対照表、バランスシートについて伺いたいと思います。
民間会社の経営に当たっては、羅針盤の一つとも言えるバランスシートでありますが、財政難の中、行政としてはどのように活用しているのか伺いたいと思います。
また、行政の負債額についてでありますが、江別市はまだまだ借金ができるといった行政サイドの方の声を聞いたことがありますが、それは財政の実態で説明されているとおり、1,000億円ほどの負債があっても、バランスシート上での固定資産総額は1,800億円もあるからではないかと思うわけですが、行政として負債額はどこまで可能として考えているのか伺いたいと思います。
また、キャッシュフローといった観点から、市の固定資産をどのように判断しているか伺いたいと思います。
この10年来、景気が悪く、民間企業は経営と企業存続について大変な努力が求められているところでありますが、そのような背景からキャッシュフローといった言葉が頻繁に使用されているところです。いわゆる現金主義と言ってもいいものと思うわけですが、いくら高額の評価を持つ固定資産をバランスシート上に持っていても、3か月以内に現金化できない固定資産は、財政難の企業としては役に立たない資産と判断する考え方です。
この考え方を当行政に当てはめてみますと、1,800億円もあるとしている固定資産のほとんどは、市道や学校の用地、学校施設、また公園用地や文化施設などと思うわけで、所有者は市であるが、利用権者は12万人市民と考えられるわけです。3年待っても現金化にはならなく、担保力もなく、財政難で経営を存続する上では、利用価値のほとんどないものではないかと思います。キャッシュフローの観点から、行政としてバランスシート上の資産の判断はいかがなものか伺いたいと思います。
次に、市営住宅の建設について伺いますが、13年7月に民間から医師共同住宅として建設部に建築確認申請書が提出されておりました。この建物について市立病院サイドの評価は、医師住宅であるために、市営住宅よりもグレードの高い仕様であると説明されていたわけです。
その建設費でありますが、1戸当たり1,000万円ほどで建設されておりますが、グレードの低いとされる市営住宅は1戸当たり2,000万円以上もかかっていると伺っています。このことは、市が直接建設すると、建設費は倍にもなって高く、グレードは低いことになります。単純に考えますと、市が直接建設しようとする市営住宅1棟の予算で、民間直接建設では2棟建てられることになると考えられます。
行政は、一生懸命財政難と言っているわけですから、金のかかる市営住宅の建築手法についても当然考えられていると思うわけですが、その考え方について伺いたいと思います。
また、市営住宅建設推進にかかわって、今後の予定等が決まっていれば、お答えをいただきたいと思います。
次に、教育行政について伺いたいと思います。
教育長も就任以来、教育改革に対して積極的に行動しているように見受けるところでありますが、今日まで現実的にはどのような成果を実績としているのか。また、自負するところがあれば、自己評価もいただきたいと思います。
また、昨今は全国的に形のある教育改革が進められてきているところでありますが、学校区の廃止や学校選択の自由化などについては昨年から話題にもなってきております。その後、進展している状況があれば伺いたいと思います。
もう1点、スポーツの振興について伺いたいと思います。
当市も人口増に合わせて、スポーツやレクリエーションなど各種の市民団体が主催する事業に参加される人も増大してきたようであります。それら活動の拠点のほとんどが、市民体育館を初めとする数少ない公的施設であります。また、学校の開放等も進められておりますが、整備の現状や管理面についても多々問題があるようです。
活動する皆さんからの話を伺い、分かることは、現実的に施設が少なく、面積的にも狭い。活動する前に場所を確保するなど、活動日程を決めるときから苦労するといった状況と言えます。
柔道などの団体では、数十キログラムもある畳を持ち運ぶ、また、施設から施設へ畳を移動させなければならないときもあり、子供たちだけの場合は活動前、活動後の施設づくりが大変な作業となっているものです。
また、剣道につきましては、指定されている場所の広さが狭く、最後までの打ち込みなどが十分にできないなど、伸び伸びとした練習の形になっていないと伺っているものです。
こういった状況については、フォークダンスの団体関係者からも伺っているところでありますが、スポーツの振興は青少年の健全育成、また生涯教育事業を推進する上で欠かせなく、教育都市、また生活都市えべつとしては、優先的に考えていかなければならないと思います。
特に、日本の文化や伝統を継承するようなスポーツの専門的な武闘館、また武道館等の施設建設がまず求められ、高い利用度の緩和や、心身ともに伸び伸びと鍛えていただくことが望まれると思います。
この8年間、億単位もかけた割には住民の利用度が低い公的施設が幾つもあったように見えますが、市民のためのスポーツ施設建設は優先度が高いものと考えるところでありますが、次代を担う子供たちの教育については大変に熱心な教育長の考え方を伺いたいと思います。
以上で、第1回目の質問とさせていただきます。