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平成15年第1回江別市議会会議録(第1号)平成15年3月4日 7ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第17号ないし議案第24号の続き

 また、障害を持つ児童、生徒に対しましては、大麻東中学校に身体障害者用のトイレを設置するとともに、障害児を受け入れている放課後児童会に対する運営費助成を充実いたします。
 さらに、本年8月、野幌総合運動公園を会場に開催される第43回全国中学校体育大会水泳競技大会を支援してまいります。
 また、地域の国際化や姉妹都市交流を促進し、青少年の国際感覚を醸成するため、引き続き国際交流員の配置や江別市国際センターへ助成を実施してまいります。
 第3に、心やすらぐ健やかなえべつについて申し上げます。
 私は、市民が健康で安心して暮らすことができ、生きがいを感じながら生活できるよう、保健・医療・福祉の連携を強め、総合的な福祉サービスの提供や健康づくりができるまちづくりを進めてまいります。
 このためには、自分の健康は自分で守り、自分で作るという市民意識の高揚を図り、市民が生涯を通じた健康の維持・増進のため、自ら健康を管理し、改善する努力と工夫を積み重ねていくことが重要であります。
 また、行政は、家庭、地域、学校、職場などと連携し、総合的に健康づくりを支えていくことが必要であります。本年度は、仮称江別市健康づくり計画に沿って、市民一人ひとりの健康づくりの維持・増進と、発病を予防する一次予防の推進に重点を置き、従来からの健康づくり事業を検証、再構築して、総合的な健康づくりを推進してまいります。
 次に、介護保険事業につきましては、制度施行後4年目を迎えることとなり、制度の趣旨が浸透するにつれて認定者数も増加し、介護保険給付費も大幅に増加することが見込まれています。本年度は、中期財政運営計画の初年度として、介護給付サービスの拡大を推進するとともに、介護報酬、給付単価の見直しに伴い、介護保険料の改定を実施いたします。
 また、第2段階の所得階層に基準を設け、該当者を第1段階の相当額に位置付ける保険料減額措置を実施するとともに、低所得者の夜間、深夜、早朝におけるホームヘルプサービス利用料の負担額助成事業を実施するほか、高齢者が自立した生活をするための介護予防や生活支援を行ういきがい対応型デイサービスを継続して実施いたします。
 次に、障害のある方々に対しましては、これまでの措置制度により実施されてきた身体障害者や知的障害者に対する施設入所や居宅サービス、あるいは障害児に対する居宅サービスといった福祉サービスが、本年度から支援費制度により実施されることとなりました。
 この新制度の下で、これまでの事業を引き続き実施するとともに、全身性障害者や知的障害者並びに障害児に対するガイドヘルプサービス、さらには、あゆみ園を子ども発達支援センターに改め、これまで実施していた療育に加えて障害児デイサービスを新たに実施いたします。
 また、日常生活に支障がある精神障害者に対してホームヘルパーの派遣を新たに実施するとともに、引き続き身体病弱な高齢者、あるいは重度身体障害者世帯への緊急通報システムの設置を実施してまいります。
 次に、地域の中核病院であります市立病院につきましては、国の医療制度改革による診療報酬の改定に伴う厳しい経営環境にあって、地域医療の確保や保健福祉分野との連携を深める中で、経営健全化計画に基づく安定した病院経営の実現に向け努力してまいります。
 また、国民健康保険事業につきましては、制度改正により、老人保健に該当する75歳までは前期高齢者として国民健康保険の被保険者となるため、医療費総額が増加しており、国民健康保険財政の安定化を図るため国の保険者支援制度が創設されたものの、依然として厳しい財政状況にあります。主な財源である国民健康保険税も景気の低迷で伸び悩む中、その運営は大変厳しいものがありますが、地域の医療保険制度としての重要性にかんがみ、その安定的な運営のため努力してまいります。
 次に、男女共同参画社会の形成につきましては、男女共同参画社会基本法の趣旨を踏まえ、家庭、地域、職場への意識啓発活動を実施するとともに、セクシュアルハラスメント防止ガイドラインを作成するなど、男女共同参画基本計画の推進を図ってまいります。
 第4に、いきいきふるさとえべつについて申し上げます。
 私は、豊かな個性や文化の中でゆとりを実感して生活し、コミュニティにおけるボランティア活動や生涯学習、あるいは人々との交流を通して自己実現を図ることができる、市民一人ひとりが主人公のまちづくりを進めてまいります。
 このため、まず、地域コミュニティ活動の拠点施設として本年1月にオープンした江別元町地区センターの外構整備を実施するほか、路線バスに係る規制緩和後の生活路線維持につきましては、国や道との協調補助を引き続き実施するとともに、市の単独助成を実施してまいります。今後とも関係機関と十分協議し、生活路線の維持、確保のため努力してまいります。
 次に、市民が主体的に学び、ふるさとを愛し、心豊かな地域社会の創造に参画していくことを目的に、市内大学との連携によるまちおこし市民大学ふるさと江別塾を引き続き実施するほか、江別を学ぶをテーマに、こども学芸員カレッジやアマチュア考古学者養成講座を開催いたします。
 また、平成16年度の刊行を目指して、江別の歴史と風土のガイドブック作成及び新江別市史の編さんを進めてまいります。
 さらに、市民の芸術・文化への関心の高まりにこたえるため、音楽や舞台芸術等の鑑賞機会の提供を初め、自主的、創造的な芸術・文化活動を支援するとともに、市内中学校の吹奏楽合同発表会や小中学校と地域がともに参加する地域音楽祭を実施してまいります。
 また、祭りやイベントは、活力ある地域づくりのきっかけとして期待される一面もあることから、引き続き市民まつり、やきもの市、北海鳴子まつり、えべつスノーフェスティバル&マシュマロンピックなどへ助成してまいります。
 第5に、自主・自立のたくましいえべつについて申し上げます。
 私は、地域経済を担う人づくりとともに、市民がお互いに知恵を出し合い、江別の可能性を伸ばし、地に足のついた活力ある自主・自立の江別経済を可能とするための条件整備を進めたいと考えております。
 我が国経済は、世界的規模での社会経済変動の中、単なる景気循環ではなく、複合的な構造要因による停滞に直面しており、戦後経験したことのないデフレ状況が継続し、経済活動と国民生活に大きな影響を与えております。
 こうした中、商工業の振興につきましては、地域経済活性化を促進するため、商工業活性化事業として各種ハード、ソフト事業に対する支援を実施するほか、引き続き商工業近代化資金融資事業による中小企業者や商店街の近代化・高度化、あるいは設備投資を促進してまいります。
 また、江別駅周辺地区市街地再開発事業につきましては、地元施行者が主体となって再開発事業を実施する運びとなり、市はこれと連携、協力して、施行者の実施する活性化拠点施設整備の調査設計等の事業に助成を行うほか、江別駅関連交通施設調査を実施することにより、地域商店街を含めた江別地区の活性化に努めてまいります。
 次に、れんがとやきもののまちとして、歴史的建造物である旧れんが工場の保存活用につきましては、旧れんが工場利活用検討協議会あるいは技術研究調査委員会の論議を経て、れんが煙突の復元を行うほか、改修について引き続き検討してまいります。
 また、グレシャム市との経済交流につきましては、アンテナショップを市民に開かれた情報の窓口として、グレシャム市のみならず他都市も視野に入れ、互いの地域経済振興のため交流の促進を図ってまいります。
 次に、産業基盤の確立を図るため、引き続き工業団地内の環境整備を進めるほか、経済ネットワークによる市内の人材や資源を活用した企業化を支援するとともに、起業化促進支援セミナーを通して起業家の育成支援を図ります。また、インキュベート施設でありますアンビシャスプラザへの情報系企業の立地促進を図ってまいります。
 なお、側面から企業誘致を支援するため、工業団地造成を行った土地開発公社に対しまして、分譲価格の上昇により競争力の低下を招かないよう、市からの貸付金を増額し、対応することとしております。
 次に、農業の振興についてでありますが、市の農業を取り巻く情勢は、都市化に伴い農用地の転用が進む一方、担い手不足や農地流動化の停滞、さらには農産物の価格の変動による不安定な農業所得などから、依然として厳しい環境に置かれております。
 このような状況の中で、都市型農業として地域の特性を発揮するためには、基幹作物のほか、野菜や花き栽培の振興、都市と農村の交流並びに環境保全型農業の促進、さらには担い手不足に対応する経営体制の整備を推進し、農業の活性化を目指した施策を推進する必要があります。
 このため、資源の有効活用と環境にやさしい農業への取り組みとして、酪農副産物のたい肥を活用した良質の土づくりに対し引き続き助成し、耕畜連携を図るとともに、市内農産物の高付加価値化、さらには農業経営の安定と自立を促進してまいります。
 また、土地基盤の整備につきましては、引き続き東野幌地区の緊急排水対策事業を進めるほか、食料・環境基盤緊急確立対策事業として、南美原地区ほか3地区の用水施設や東江別地区のほ場を計画的に整備してまいります。
 次に、景気の悪化により雇用情勢は深刻な状況が続いておりますことから、引き続き国の緊急地域雇用創出特別交付金制度を活用し、小中学校への非常勤講師の派遣や、市内スーパーなどにおける地元農産物直売コーナー設置、さらには、ワークシェアリングとして市税賦課収納業務への臨時・非常勤職員の雇用の確保などを実施することにより、雇用の安定化に資することとしております。
 また、雇用対策推進協議会と連携し、就職希望者に対する就職支援セミナーや就職希望者と事業経営者との懇談会を開催することにより、雇用環境の創出を図ってまいります。
 第6に、市民参加のひらかれたえべつについて申し上げます。
 私は、地域の将来像や課題について、市民の皆さんや企業が行政とともに考え、解決していく協働のまちづくりを進めていくことが大切であると思います。このため、幅広く情報を開示し、市民参加の機会をさらに進め、簡素で効率的な行政システムの実現に努めてまいります。
 現在、高速インターネットや携帯電話の普及により、様々な情報提供や暮らしに密着したサービスが現れ、IT革命は市民生活に着実に浸透しつつあります。このような中で、行政の情報化は、効率化の手段としてはもちろん、市民と行政の情報の共有によって協働のまちづくりを推進するための基盤をなすものであることから、引き続き庁内や各公共施設のネットワーク化に向けた基盤整備を推進するとともに、市ホームページの充実により行政情報の提供に努めてまいります。
 また、本年8月に予定されております住民基本台帳ネットワークの第2次稼働に向け、住民票の写しの広域交付や住民基本台帳カード発行のためのシステムの整備を実施いたします。
 さらに、本年度から国・道・市町村を通じた総合行政ネットワークが稼働し、情報の伝達がネットワークを通じて行われることから、これに対応するためのシステムを導入いたします。
 次に、地方分権の推進と国の行財政構造改革は、将来に向けて持続可能な行財政体質を構築することにより、多様化・高度化する地域の新たな行政需要に対応していくことを目的としているとの認識の下、行政改革大綱に基づく行政評価の導入と組織の見直しを進めてまいります。
 また、そのためには、職員の意識改革と人事考課制度や研修制度を含む人事管理制度全般の改革が必要であり、引き続き見直しを進めてまいります。
 さらに、新たな行財政システムの構築には市民や地域との連携と協力が欠かせない要素でありますので、市民と行政の協働による課題の掘り起こしや地域のまちづくりへの参画の機会を創出するため、引き続き地域まちづくり支援事業として地域担当職員制度を実施するとともに、協働型まちづくりモデル事業として、NPO支援に向けた公募による協働型事業補助や事例発表会を実施してまいります。
 また、時代に即応した市の経営に資するため、大学などから政策に関する提言を受ける政策アドバイザー制度を引き続き実施してまいります。
 以上が、予算編成方針に基づき措置いたしました歳出予算の概要であります。
 次に、主要な歳入の見通しにつきましてご説明申し上げます。
 まず、市税につきましては、恒久的減税を初め、景気の低迷による所得の減少や法人税割の減少、さらには評価替えに伴い家屋の固定資産税の減少が見込まれることなどから、111億7,800万円、前年度当初比4%の減となりました。
 なお、恒久的減税の影響額につきましては、引き続き地方特例交付金、減税補てん債等で措置されておりますが、公平負担の原則から、税源の的確な把握と徴収率向上に一層の努力をしてまいります。
 次に、地方交付税につきましては、地方財政計画において臨時財政対策債の発行額が大幅に増加するため、地方交付税総額は前年度当初比7.5%減となるとともに、基準財政需要額に算入される投資的経費の減額なども予定されていることから、102億5,900万円、前年度当初比9.9%減となりました。
 また、利子割交付金は、郵便貯金の集中満期が終わり、これに伴う税収が平年ベース化したことにより、前年度に比較して大幅な減少となりました。
 次に、市債の発行につきましては、38億6,150万円、前年度当初比14.3%減となりました。これは、臨時財政対策債を23億9,140万円見込んだものの、ごみ処理施設建設事業や埋立処分地施設整備事業などの通常債が大幅に減少したことによるものでありますが、市の起債残高や償還額の推移を考慮すると、今後とも事業の選択と集中を進め、発行の抑制を図っていくことが必要であると考えております。
 以上、各会計の予算案の大綱について申し上げました。
 かつてない厳しい経済状況を背景に、時代は正に大転換期を迎えております。国・地方を通じて徹底的な行財政構造改革が求められ、これまでの考え方や手法では通用しなくなってきております。地方財政を取り巻く危機的な状況の中で、今、時代に即したシステムを構築していかなければ、将来の展望は開けません。そのためには、幾多の困難も予想されますが、江別の将来を見据え、市民の皆さんの知恵と力で乗り越えていかなければならないものであります。
 中国の古典に、伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高しとの一節があります。力を蓄えていた鳥は、一度飛び立てば必ず高く舞い上がるといいます。私は、今しばらくは苦しくとも力を蓄え、時機をとらえて必ずや市民の皆さんが生き生きとして生きがいを感じられるえべつを、共に手を携えて創り上げていきたいと考えております。そして、そのためには全力を尽くして市行政にまい進していく決意を新たにしているところであります。
 市民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、平成15年度各会計予算案の説明といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 これより議案第17号ないし議案第24号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 ただいま上程中の議案第17号ほか7件については、12名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 お諮りいたします。
 ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂議員、植松議員、岡村議員、尾田議員、春日議員、小玉議員、立石議員、稗田議員、星秀雄議員、宮澤議員、森好議員、矢澤議員、以上12名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選及び昼食のため、暫時休憩いたします。

 午後0時20分 休憩
 午後1時30分 再開

議長(五十嵐忠男君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、報告いたします。
 先ほど設置されました予算特別委員会の委員長に赤坂議員、副委員長に小玉議員が互選された旨の報告がありました。

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