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平成14年第4回江別市議会会議録(第2号)平成14年12月11日 8ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

議長(五十嵐忠男君)

 星秀雄議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川公人君)

 星秀雄議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 新年度に向けての行政運営についての中の、まず江別の顔づくり事業についてでありますが、この事業の現在の取り組み状況としては、駅周辺再開発調査特別委員会にも報告をいたしておりますが、平成15年度の着工準備採択については、北海道が現在連続立体交差事業の補助調査を実施中であることなどから、来年度の着工準備採択にはならない状況となっており、また国の方からは、今後に向けて連続立体交差事業の効果の整理と他の工法との比較検討、事業費の縮減、市街地活性化方策の検討など、3項目の検討課題の整理が求められておりますので、これらを整理する中で、北海道とともに今後の着工準備採択に向けて関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、この事業は市街地の整備充実を図り、快適な都心を形成するとともに、次世代とも共有する社会資本整備などを図るためにも重要な事業であると考えておりますので、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、粘り強く努力してまいりたいと考えております。
 次に、江別駅周辺地区再開発事業についてでありますが、本事業については、地元商業者、商工会議所、市の三者による協議会で、施行主体や事業内容について精力的に協議を進めてきたところでありますが、去る10月11日に事業の施行主体として、地元商業者の有志により有限会社みらいが設立されたところであります。また、テナントの入居につきましても協議を進めており、さらには補助事業としての採択に向けて北海道との協議も進めているところであります。
 これらの経緯につきましては、駅周辺再開発調査特別委員会にご報告し、議論をいただいているところでありますが、今後施行主体のみらいを初め開発局、北海道、JRとの協議あるいは交通拠点機能の検討などが必要となりますことから、それぞれの分野を担当する専門職体制を12月1日に発令したところであります。
 次に、旧れんが工場の活用についてのご質問でありますが、近年れんが建造物等古い建造物の価値が見直され、歴史、文化を物語る歴史的建造物とそのたたずまいを大切にしたまちづくりが求められていると考えているところであります。
 現在、旧石田邸をガラス工芸館としての活用や、一昨年には旧れんが工場跡地を取得し、その一部を姉妹都市グレシャム市とのアンテナショップとして、この7月にグランドオープンさせたところであります。旧れんが工場につきましては、将来の総体的な利活用について検討を進めているところでありますが、今後とも利活用の検討に当たりまして、市民参加が大切なことと考えているところであり、市民参加にポイントを置いて種々諸課題を整理し検討を進めていくことが、市民が納得する利活用につながるものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 いずれにいたしましても、新年度の行政運営に向けては、市民の目線で市民と協働しながら進めてまいりたいと考えております。
 次に、健康づくりについてのご質問でありますが、高齢化が急速に進展する中で、健康で充実した生活を送るために、健康寿命を延伸することは、すべての人の願いであります。そのためには星議員お話しのとおり、長野県佐久市の例にもありますように、介護や医療の世話にならない健康な人を1人でも増やすということが、大変重要であると考えております。
 現在当市におきましては、市民の生涯を通じた健康づくりのために、市民健康づくり計画を策定しておりますが、市民一人ひとりの運動、栄養、休養の調和のとれた生活習慣を基本として、行政はもとより地域社会全体で、市民の健康増進と疾病の予防に取り組むことが必要であると考えております。特に近年、生活習慣病の増加が懸念される中で、食生活の改善とともに、運動は生活習慣病予防の大きな柱となっております。
 そこでご質問にありますパークゴルフ場についてでありますが、当市にはあけぼのパークゴルフ場を初め登満別パークゴルフ場、昭和の森54パークゴルフ場があり、緑ケ丘緑地にも9ホールの簡易なコースがあるほか、現在は大麻西公園に練習コース的な9ホールを整備しており、来春からご利用いただこうと考えております。また、大麻の方々が手づくりでコースを造成されたり、さらには民間サイドにおいてもコースの拡張や造成計画もございます。
 こうしたことから、それらの推移を見極めるとともに、あわせて非常な好評をいただいているあけぼのパークゴルフ場の利用状況なども総合的に勘案した中で、議員のご提案については十分検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、景気対策についてでありますが、国の今次補正予算は、1月から来年度予算と一体で執行するいわゆる15か月予算であり、セーフティネット強化と公共投資の2本柱で、それぞれ1兆5,000億円程度となるものと見込まれております。
 要求項目としては、セーフティネット関係では、雇用拡大に向けた交付金事業や民間雇用増を後押しするための奨励金の創出、それからさらには信用保証制度などの資金枠の拡大による中小企業の資金繰りの下支えなどであり、また公共投資では、都市再生に関して拠点空港や3大都市圏の道路整備及び民間投資の促進のための事業として、金融支援策などが上げられているところであります。
 本市といたしましても、従前から可能な限り国の景気対策に協力してまいりましたが、12年度に比較して約15億円の交付税削減及び起債残高の増嵩に伴う公債費支出の増加等により、補正による新たな公共事業に対する市債の発行及び一般財源のねん出は極めて困難な状況にありますことから、補正対応を検討するに際しましても、国の財源措置の伴う雇用対策などセーフティネット関係が中心になろうかと考えているところであります。
 いずれにいたしましても、今後の国の補正予算の内容を十分把握した上で対応を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 最後に、私の2期目の終わりに当たっての何かコメントはないかと、こういうことでありますが、私はこの4年間、市民の負託にこたえるべく、常に改革を意識しながら行政課題の解決に向けて取り組んでまいりました。今日地方自治体を取り巻く環境がますます厳しくなっている中にあって、市民並びに議会の皆さんにお約束をしてきた多くのことにつきましては、一定の評価をいただけるのではないかと考えておりますが、一方ではいまだやり残している点があることも事実であります。現在の私に課せられた第一の責務は、残された任期を精一杯努めることであると考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 なお、今後のことにつきましては、関係の方々にご相談した上で、年内には方向性を出したいと考えておりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。
 このほかの答弁につきましては、教育長からお答えを申し上げます。

教育長(高橋侃君)

 私から、教育行政につきましてご答弁申し上げます。
 まず、学校週5日制による土曜、日曜日の子供たちへの対応でございますが、地域の方々や関係機関、団体の協力を得て、家庭・学校・地域が一体となり、地域ぐるみで囲碁、茶道などを楽しむ土曜広場や農業などの生活体験事業など、8つの事業を包括した地域ぐるみ教育活動支援事業を実施し、多くの子供たちが参加しているところでございます。
 ご質問のこうした週末行事に参加しない、あるいは参加できないことによる非行や不登校、いじめ等の実態についてでございますが、現在の調査段階では、土曜、日曜日に問題行動が集中して起きているという状況ではございません。したがいまして、週5日制とは直接的な関連は少ないものと判断しておりますが、さらに今後状況把握に努めてまいりたいと思います。
 いずれにいたしましても、子供たちの週末の対応につきましては、さきに申し上げました地域ぐるみ教育活動支援事業や地域などが行うように、できるだけ多くの子供たちが参加していけるよう今後さらに努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、国旗、国歌の学校での対応についてでございます。
 小中学校の学習指導要領における国旗、国歌の取扱いにつきましては、国旗・国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗・国歌も同様に尊重する態度を育てるよう配慮することとなっております。
 国歌については、小学校のいずれの学年においても指導することとなっております。また、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導することとなっております。
 ご質問の市内小中学校の29校の入学式並びに卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱の実施状況につきましては、ほとんどの小中学校で国旗掲揚、国歌斉唱を実施しておりますが、議員ご指摘のとおり実施の際の内容について、まだ不十分な点も見受けられますことから、国旗・国歌を尊重し、国歌を斉唱するのにふさわしい態度で臨むなど、校長会などを通じ、指導徹底しているところでございます。
 したがいまして、今後も、式の中で子供たちがきちんと斉唱できること、また教員につきましては、国歌斉唱時には起立することなど、内容の充実を図ることが重要な課題と考えておりますので、さらに指導に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 最後に、子供たちによるサミットの開催についてでございますが、子供たち自らが生活の決まりや約束事を話し合うことは、大変有意義なことであると基本的に考えております。これまで一部の地域において、育成会とPTAとが共催して小中学生の意見発表会が開催され、また各学校でも学校祭や生徒会活動等の中で意見交換を行ってきているところでございます。
 このような従来からの取り組みの充実、強化を図りながら、今後は議員ご指摘のその延長線上でサミットに発展させていけるよう、その手法等について学校や関係機関等とも十分協議してまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

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