平成14年第3回江別市議会会議録(第5号)平成14年9月25日 8ページ
6 議事次第の続き
議案第61号
議長(五十嵐忠男君)
日程第15 議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
お諮りいたします。
総務文教常任委員長の報告につきましては、会議規則第37条第3項の規定により省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
初めに、厚生常任委員長の報告を求めます。
厚生常任委員長(鈴木真由美君)
ただいま議題となりました議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)について、審査の経過と結果を報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
今回、当委員会所管分の補正予算は、4款衛生費1項保健衛生費の健康づくり推進事業費226万8,000円であります。
当委員会での審査概要を申し上げますと、今回の補正は市民健康づくり計画の策定に要する委託経費であり、計画自体は、江別市民健康づくり計画策定委員として、庁外関係21団体からの22名を初め、一般市民公募で選ばれた3名、また庁内関係職員33名の合計58名により、栄養・食生活の健康部会ほか計六つのワーキング部会でもって策定しようとするものであります。
委託業務の主な中身としましては、全国各市の指標など目標設定のための参考資料や先進事例の策定資料の整理・収集のほか、今後、江別市民健康づくり推進協議会やワーキンググループ全体会議と六つの部会で作業を進めていくための情報提供や課題分析、また調査・研究方法などについての指導、計画素案作成のための全体構成の指導や、各部会で必要となる表データなどの資料整理と計画書の印刷作成業務とのことであります。
委員会での審査におきましては、財政の効率的執行やコンサルタントへの業務委託の在り方の観点から、今回の計画策定に係る業務すべてを委託の対象としているのかどうか、また担当部署内部における自助努力についての質疑があり、答弁では、当初は保健医の指導の下で、市民健康づくり推進協議会を母体として、保健センター、庁内の関係部署や教育委員会などの職員で、新総計に合わせて2か年で策定する予定であったが、協議会の中で多くの市民の意見を取り入れるため、市民健康づくり計画策定委員による六つのワーキンググループごとに計画策定に係る専門的・具体的な業務や作業をしてもらうことになり、また平成14年度中に策定することになったことから、委託する必要が出てきたとのことであります。
また、最近、コンサルタントにより策定される計画内容と実施計画の段階での内容にかい離傾向が見られることから、今後策定される新総合計画の中での位置付けや今後の具体的な健康づくりの進め方、また国で策定しようとしている健康日本21との関連について質疑があり、今回策定する計画は10か年計画であり、目標の設定と目標達成のための具体的な施策については、今後その内容を詰めていくことになるが、新総合計画の中での位置付けを明確にしていく。また、計画策定後の進行管理も踏まえて、実効性のある施策を組み合わせ、国の健康日本21よりも幅広い内容のものを市民総意により策定をし、計画目標の達成に努めていく考えであるとの答弁がありました。
以上のような質疑等を踏まえて採決を行った結果、議案第61号につきましては全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会における審査の経過及び結果は以上のとおりでありますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、厚生常任委員長報告を終結いたします。
次に、環境経済常任委員長の報告を求めます。
環境経済常任委員長(坂下博幸君)
それでは、議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)に関し、環境経済常任委員会の所管分についての審査結果をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりでありまして、討論はなく、採決の結果、多数をもって原案のとおり可決すべきものとの審査結果となったものであります。
以上であります。
議長(五十嵐忠男君)
これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、環境経済常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
立石静夫君
議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)について、討論に参加いたします。
ただいま各常任委員長より委員会の審議結果について報告がなされましたが、総務常任委員会の審議の結果、また厚生常任委員会の委員長報告に対しましては、特に異論はないものであります。しかし、環境経済常任委員会で審議されました議案第66号 損害賠償の額の決定についてにつきましての委員長報告には賛成しかねるものでありまして、結果的に議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)につきましては反対を表明して討論といたします。
議長(五十嵐忠男君)
ほかに討論ありませんか。
森好勇君
議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算について、反対討論いたします。
平成14年度の補正予算(第2号)のうち、歳出の7款1項2目の商業振興費のうち、これは議案第66号の損害賠償額が計上されていますので、反対理由は前段で述べたとおりであります。
若干付け加えるならば、昨今の予算は、費用対効果の観点で予算が組まれ、各種団体に交付していた少額補助の廃止や削減、受益者負担増につながる使用料・手数料の改定など、重箱の隅も軽視はしませんが、今回のような何ら効果のない補正には住民・職員にとっても理解し難い内容であることを述べて反対討論といたします。
以上です。
議長(五十嵐忠男君)
ほかに討論ありませんか。
赤坂伸一君
議案第61号 一般会計補正予算(第2号)に賛成の立場で討論いたします。
少々長くなりますが、お許しをいただきたいと思います。
今次補正は、提案説明にありましたとおり、国・道費の補助等確定に伴う予算と、その他緊急を要する事業等への予算であります。
先ほどの厚生常任委員長等々の審査報告もありましたが、主な事業では健康づくり推進計画の策定に要する経費、あるいは清掃費では、埋立処分地施設整備事業について、本年度に前倒しとなり、12億5,620万円余の補正に合わせ、継続費と地方債の変更が盛られている極めて重要な予算であります。
さらに、緊急地域雇用特別対策推進事業の一環として、教育支援事業での非常勤講師への組替え、道費補助による米生産調整緊急拡大対策分として381ヘクタール面積の上乗せ措置3,810万円とともに、10月1日より実施される医療制度改正に伴う一般会計負担分として、国保事業に913万8,000円を、老人保健会計に433万円をそれぞれ繰出金として計上されています。
また、今ほど賛成の討論をさせていただきましたが、議案第66号に関連いたしまして損害賠償額の決定、可決されたところでありますが、江別駅周辺地区市街地再開発事業の見直しに伴う損害の補てん、ホテル事業者が市場調査、体制整備、施設計画の策定等に要した費用等の補てんとして787万5,000円が措置をされており、極めて効果のある予算等々であります。
歳入財源につきましては、国・道の補助金と廃棄物処理施設繰入金、繰越金、市債などで13億3,000万円余の財源確保により措置されており、了とするものであります。
特に、市街地再開発事業については、バブル以降の信託銀行の撤退による信託方式の断念、公社方式の検討を進め、それぞれの節目に所管委員会に、あるいは特別委員会に報告されてきたところであります。極めて困難な金融経済社会情勢の中で、他の自治体ではバブルの後遺症を引きずる事例が多く見受けられますが、英断をもって勇気ある撤退、そして速やかな清算をしたことを評価するものであります。願わくは、これを教訓に民間活力の動向と連携をし、商業、業務機能施設の建設計画策定に向け速やかに着手されるよう大きく期待をするものであります。
このように今次補正は、教育や農業、市民生活に密接にかかわりのある歳出と財源措置が盛り込まれているにもかかわらず、ただ1点だけを見詰め予算全体に反対することは、いささか論拠に欠けるものと思われ、例えば議案の修正など他の手法も十分考えられると思われます。
以上の内容から、本補正予算は市政執行に不可欠であり、緊急を要する予算であることから、賛成の討論といたします。
議長(五十嵐忠男君)
ほかに討論ありませんか。
稲垣良平君
議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算について、反対の立場で討論に参加します。
この補正予算には、先ほど来のテーマとなっております損害賠償、議案第66号が含まれておりますので、他の予算についてはやむなしの感がありますが、逆の意味でこれを反対することやむなしということで、反対の討論とさせていただきます。
以上です。
議長(五十嵐忠男君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第61号を起立により採決いたします。
議案第61号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
議案第62号ないし議案第64号
議長(五十嵐忠男君)
日程第16ないし第18 議案第62号 平成14年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第63号 平成14年度江別市老人保健特別会計補正予算(第3号)、及び議案第64号 平成14年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括議題といたします。
これより議案第62号 平成14年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第63号 平成14年度江別市老人保健特別会計補正予算(第3号)、及び議案第64号 平成14年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第62号、議案第63号及び議案第64号を一括採決いたします。
議案第62号、議案第63号及び議案第64号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議案第67号
議長(五十嵐忠男君)
日程第19 議案第67号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮野一雄君
ただいま議題となりました議案第67号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
本件の提出者は、お手元の議案に記載のとおり、議員10名であります。
このたびの改正につきましては、平成13年第4回定例会において議員定数を29人とする市議会議員定数条例が制定され、議員が3人減となることや、地方自治法の一部改正により、常任委員会の設置数について議会の裁量に委ねられたことなどを踏まえ、議会運営委員会において道外先進都市の事例を調査し、委員会審査や調査の在り方、効率性について検討いたしたところであります。
その結果、上・下水道事業を一本化して建設常任委員会の所管とし、所属委員数は、総務文教常任委員会を8人、厚生、環境経済、建設の各常任委員会をそれぞれ7人にしようとするものであります。
また、附則におきまして、平成15年1月1日以後、初めてその期日を告示される一般選挙から施行しようとするものであります。
以上、提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第67号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第67号を採決いたします。
議案第67号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第8号
議長(五十嵐忠男君)
日程第20 意見書案第8号 道路整備に関する意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
星秀雄君
ただいま上程になりました意見書案第8号 道路整備に関する意見書につきましては、地方自治法第99条の規定に基づき、江別市議会会議規則第13条の規定により提出するものでございます。
提出者は、春日議員、坂下議員、丸岡議員、森好議員、そして私、星 秀雄でございます。
以下、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。
道路整備に関する意見書
北海道は、積雪寒冷地という不利な条件ではありますが、広大な面積と豊かな自然を生かし、食糧生産と観光を基礎産業として自立を目指しております。
このような中、広域分散型社会の地域構造となっている本道にとって道路は市民生活や経済・社会活動を支える最も基礎的な施設であり、人の移動や物資輸送の自動車交通への依存度が高いことから、高規格幹線道路を初め生活に直結する市町村道に至るまで、道路は欠くことのできない重要な施設となっております。
しかし、本道における道路整備は、着実に進んではいるもののいまだ十分な水準とはいえません。道内各地の活力ある地域づくり・まちづくりを支援し、良好な生活環境の創造、安全で安心できる郷土の実現を図るためには、道路網を体系的かつ計画的に整備する必要があります。
よって、国におかれましては、本道の道路整備の実情を十分踏まえた上で、道路整備及び積雪寒冷特別地域道路交通確保並びに特定交通安全施設整備等に関する新たな長期計画を早期に策定し、所要の道路整備費を確保することにより、長期的視点に立った整備を推進されるよう要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成14年9月25日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣及び行政改革・規制改革担当大臣あてであります。
よろしくご決定くださるようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第8号 道路整備に関する意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第8号を採決いたします。
意見書案第8号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。