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平成14年第3回江別市議会会議録(第3号)平成14年9月12日 7ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

副議長(塚本紀男君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続行いたします。
 小玉議員の教育行政についてほか1件についての質問を許します。通告時間30分。

小玉豊治君

 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。
 今、連日のニュースの中で、子供たちが犠牲となる犯罪が次々と起こり、その犠牲者も最悪の死亡という結果で度々報道されています。今日も、乳児がお母さんの手で落とされ、死亡されたというニュースが流れていました。
 子供たちが巻き込まれる犯罪として、世界レベルで見ると、インターネットでは児童ポルノの問題やアジア中心の児童買春の問題、そしてアフリカにおける子供の人身売買の問題など、すべて大人が起こしている犯罪です。それらは、心ある人たちの努力で改善、規制に向かっているとはいえ、まだ撲滅には至らず、被害に遭う子供たちが絶えない状況であると考えます。
 国内に目を転じてみると、皆さんご存じのように、大阪における学校内での大量殺傷事件を初め、家庭内での暴力や虐待、家の外における子供たちの性的被害、インターネットの出会い系サイトによる中学生や高校生の被害。その場所も、犯罪も、種類も多様化しています。いずれも、一番安心であり信頼されるべき大人が子供たちにもたらす犯罪や虐待が増え続けているのです。
 このような大人により被害に遭う子供たちが急増している社会情勢の中で、いろいろな地理的条件や生活環境により、犯罪の種類には違いはあると思うのですが、当江別市の子供たちの被害についても非常に懸念されるところです。
 近年の江別市内における、特に幼稚園、小学生にかかわる犯罪被害はどのくらいの件数であり、どのような犯罪状況になっているか、把握されていればお答えください。
 そんな中で、子供たちに対する大人の犯罪から、子供自身、自分の安全は自分でという趣旨の下に、全国で身の安全の指導教室が開催されています。これはCAP、キャップというプログラムです。CAPとは、Child・Assault・Prevention、直訳すると、子供を襲撃から予防・防止するという意味です。内容は、子供が自分の心と体を大切にして生きていくための人権を育てるとともに、いじめ、虐待、性暴力、誘拐といった様々な大人から加えられる暴力から子供自身が自分を守るための訓練プログラムです。
 これは、1978年にアメリカ・オハイオ州で起きた小学生レイプ事件をきっかけに、レイプ救済センターが始めた事業です。1985年に日本に紹介され、現在、全国各地で開催されています。対象は幼児、小学生、中学生とプログラムが組まれており、先生や子供たちがじかに役割を劇で演じるロールプレイを通じ、子供たちに自分の身を守る方法と大切さを経験させています。
 その内容が一部紹介されていました。不審な大人への対処法として、口をふさがれたら小指をつかんで振り切り逃げること、はっきり嫌だという、まずは大きな声を出すことの練習や、低い声で長く声を出し、相手がひるんだすきに逃げる練習などを実際にやってみるなど、日常ではなかなか経験しない状況の中で、子供たちにとっては貴重な実践と大切な心得が教えられています。
 こんなことは当たり前で、だれでも声くらい出せると思ってしまいがちですが、そういう状況になったときに声も出せないことは往々にしてあるでしょう。私たち大人でさえ、特に女性にとっては、冷静に対応するのは難しいのではないでしょうか。
 そして、大きな目的としては、子供たちに本当にこんなふうに被害に遭うことがあるんだよと教えること。もう一つは、自分の身を守ることはもちろん、友達を守ってあげる力があなたにはあるのだと自信をつけさせることが大切ですと締めくくってありました。
 一つ事例を紹介させてください。ご存じの方も多いと思いますが、スイミングスクールなどにおいて、水に対する安全のためのコースとして実施されているプログラムがあります。それは、子供たちが海や川などに落ちたときの対処法の訓練と経験をさせるものです。
 私も参加した経験があるのですが、子供たちに普通の格好、つまり洋服や靴を履いたままで水に入り、水に濡れた服はいかに重くなり泳ぎにくいか。靴を履いたままでは、まるで蹴っても効果がないなど、実際に経験し、その恐ろしさを知ってもらうものです。
 まず、水に落ちるようなことをしてはいけない、それを教え、万一落ちたときには、水着では泳げると自信を持っていても、服を着るとまるで勝手が違うことを体で知り、自分の身を守るために危険に対応する方法を知る練習です。
 もう一つ、川流れという練習があります。これは、カヌーを教えているNPOのプログラムです。子供たちにライフジャケットを着てもらった上で、実際に川に流されてみて、どういうふうに対応すれば助かるか経験する講座です。川に流されてしまうと、頭が真っ白になり、体が動かなくなります。それを実際に経験し、どう対処したらよいかの練習を行います。
 子供たちは、陸上での練習はうまくいったが、川に入ると最初は全然体が動かなくなったが、だんだんできるようになってきたと感想を述べていました。やはり身をもって経験しないと分からないということです。
 ちなみに、自分が経験することで、だれかがおぼれているときに、その人がどういう状況になっているか知ることができ、自分の身を守りながら適切な対応ができるようになるとのことです。
 先日、江別小学校で不審者の校内侵入を想定した避難訓練の様子が報道されていました。このように学校ぐるみの犯罪対処法を訓練することは、それ自体必要であり、とても大切なことであると考えます。しかし、これは集団として犯罪が校内で起きたときにどう対応し、かつ、いかに秩序をもって行動するかのための訓練であると考えます。それ以前に、子供たちの毎日の暮らしの中で一番危険と思われる状況、つまり一人のときにどうやって自分の身を守ればよいのかを身につけることが大切ではないでしょうか。そのためにはCAPプログラムは非常に有効であると考えるところから、できるだけ多く開催し、なるべく多くの子供たちを対象として講習・実践・訓練・経験をすることが必要であると考えています。
 質問いたします。江別市においては、平成13年に第三小学校を初め、第二小学校、若葉小学校等で開催されているとのことです。今まで江別市内では幾つの学校において、どういう形でCAPの講習会が開催され、何名の児童の方が講習を受けられているのでしょうか。その成果を教育長としてはどのように評価されていらっしゃるのか、お答えください。
 前段、子供たちを取り巻く犯罪の状況や、CAPを受講することによっての効果、例に挙げさせていただいた川流れや、服を着たまま水に対する安全講習などをお話しさせていただきました。これらのことを踏まえてみると、CAPの講習会をできるだけ多くの子供たちに、できれば幼稚園から始まり、小学校全生徒に一度は受講していただくことが必要であると実感しています。
 小さな子供たちに対するCAP開催につきましては、受講された子供を持つお母さんたちからはもちろん、受講されていない多くのお母さんたちからも、市教育委員会の手により開催することについて要望と希望が出ているところです。ついては、CAP講習会の実施について、教育長の現在、そして今後に向けての考え方をお聞かせください。
 次に、清掃行政についてです。
 よくごみやリサイクルのお話をするときに、3R、4Rという言葉を聞かれると思います。過去の私の一般質問の中でも、4Rということをお話しさせていただいたことがあります。しかし、今はリサイクルを語るときに、5Rという言葉を使うようになってきました。
 このことに少し触れたいと思いますが、ご存じのように4Rとは、リデュース、リユース、リサイクル、リフューズの4文字の頭文字であります。
 基本の3Rというのは、リデュースとは、ごみを出さない、ごみを減らすという意味で、減らすということには二つの意味があります。一つは、出てくるごみそのものの総量を減らすこと、もう一つは、出たごみの量、体積や重量を減らすことです。
 リユースとは、捨てる前にもう一度修理をして再利用することです。資源として廃棄物を再利用するリサイクルに対して、リユースというのは、例えば壊れた冷蔵庫を修理して使うようなことをいいます。
 リサイクルとは、ご存じのとおりに、分別回収して、違う製品の原料として利用することです。これは言うまでもなく、ごみを資源として再利用することですが、普通はこれらRすべてを含めてリサイクルと使っていると思います。
 そして、4Rとは、前回もお話ししたリフューズ、これは商品を過剰に作らないという意味でとらえています。
 今、5Rの中で使われる4番目の言葉としては、リファインという言葉が使われます。リファインとは、商品を過剰に作らないというところはリフューズと同じですが、作るときにはリサイクルをしやすいものを作りましょう。このごろ使われるリファインの意味には、不純物を除くとか精製するとか、主に分別の部分に重きを置いて使われているようです。
 そして、新しく加わったR、5番目はリコンバート・ツー・エナジーという言葉で、以上四つのRでも利用できないものは、燃やすときの熱をしっかり利用しましょうというものです。これは、もちろん焼却による廃熱利用の温水プールやRDFのことを指しています。
 こう考えると、3Rというのは、ごみを排出する市民レベルの行為、つまりごみを出さないように量を減らして、捨てる前にもう一度修理して使い、出てくるごみは再資源化できるように分別しましょうという行為を指しています。
 そして、4番目のリフューズ、リファインは、これはメーカーとか企業の役割。つまり、過剰にリサイクルできない商品を作るのではなく、リサイクルしやすく分別しやすい製品を適量作るという意味です。
 そして5番目、これは先ほどお話ししたように、行政、企業等の役割となり、やむを得ず焼却するときには、そのエネルギーをきっちり利用しましょうということで、この5Rはそれぞれの役割を明確に表している考え方だと思っています。
 少し話がそれてしまいましたが、質問に戻りたいと思います。
 ごみの話の延長になりますが、今お話ししていた家庭ごみ、一般ごみや産業廃棄物などのリサイクルから少しはみ出たごみたちがあります。それは、ポイ捨てによるごみたちです。今回は、廃棄物の不法投棄のように、意図的で、しかも大量に捨てられるごみではなく、小さな、しかし倫理観やマナー、景観的な面で影響の多い空き缶や空き瓶、ペットボトルやたばこのポイ捨てに焦点を合わせたいと思います。
 皆さんもよく見掛けると思いますが、雪が解けた後に道路の路側帯や縁に、公園の芝生や木の根元に出てくるたくさんの空き缶やペットボトル、まち中で見掛ける交差点で縁石に張り付いたたばこフィルターの数の多いことには、びっくりなされると思います。
 先日は、続けて嫌なものを見ました。信号待ちをしている車のドアが開き、何と運転席から車道に空き缶を丁寧に真っすぐ立てているのです。信号が変わり、後ろの車はよけましたが、次の車が跳ねて、こちらの車線まで飛んできました。
 もう一つは、左に停車している車のドアが開き、運転手の方の手が出てきて、その手には灰皿が握られていました。通り過ぎてバックミラーで確認すると、車の下に一杯の吸い殻を投げていました。だれが掃除するの、周りに住んでいる人が困ると考えないの、この道路にごみを捨ててはいけないと学校で習わなかったのか。この人に子供がいるとしたら、きっと道路にごみを捨ててはいけないと教えられないだろうな。公園にごみを投げるのは良いことか悪いことか考えたことはあるのかなどなど、とにかく怒りがわくより、悲しい思いを味わいました。
 近年、同じような悩みを持つ自治体が、ポイ捨て禁止条例を制定しています。香港やシンガポールの例によるように、一度で高額の罰金がつくほど厳しいものではありませんが、それなりの1万円や2万円、高くて5万円の罰則を設けている所も出てきています。そのねらいは、環境美化や廃棄物適正処理の範囲だったり、美しいまちづくりだったり、空き缶に絞ったり、あるいはたばこに絞るなど様々で、その種の条例を制定している自治体は、資料によると全国で1,000自治体余りを超えているとのことです。
 よく調べてみると、ポイ捨て条例に違反したときの規制の仕方も幾つかに分かれています。ごみを捨ててはいけないという宣言による条例の制定のもの。空き缶入れなどの設置に従わない業者については、その都度勧告した上で氏名を公表するもの。ポイ捨てには罰金を科さないが、捨ててはいけないという命令に違反した者のみ罰金を科すもの。ポイ捨てに直接罰金を科すもの。あるいは、地方自治法の罰則で刑訴法の適用がなく、過料とするものなどがあるようです。
 アメリカでは、喫煙は場所もマナーも厳しく制限されており、ポイ捨てはほとんどありません。これは、たばこの値段も、先日の報道で、税金が上がり1箱800円以上になっていますから、それも一因になっているのかもしれません。瓶や缶もデポジット制があるために、子供たちやホームレスの人たちが現金収入として落ちている缶や瓶などを集めるために、まち中の清掃にとても効果があるとのことです。デポジット制の思わぬ効果だと思います。
 振り返ってみると、私たちの日本においても、江戸時代にはとても面白い仕組みがありました。ご存じの方もいると思いますが、例えば、ポイ捨てされる古いくぎや紙くずを子供が集めて持っていくと、おもちゃや駄菓子と交換してくれるシステムがありました。それは、とっけえべえ、とっかえようかという意味の交換屋さんが江戸時代にあったそうです。
 リユース、再利用の面でいくと、古着専門の着物の店があったり、ろうそくの燃え残り、滴ですね、滴だけを集めて、またろうそくを作る人がいたり、資源の再活用という面では、長屋のふんにょうは農家の野菜と交換され、かまどの灰も肥料として農家の方と交換されるという、誠に効率的なリサイクル社会が成り立っていました。現代のように物があふれている時代ではなく、庶民の知恵であったと思いますが、見習うところがたくさんあると思います。
 こんなポイ捨てをなくすために、個人個人の意識が大切なのは言うまでもありません。そのために、江別市としては今まで何をしてきたでしょうか。その成果は上がってきたでしょうか。
 車からのポイ捨てはやめようという交通安全のポスターは見たことがあります。たとえそういう努力があったとしても、現状ではとても減っているとは思えません。
 いずれにしても、その地域の特性で、路側帯に空き缶が多い、交差点ではたばこの投げ捨てが多い、場所によっては、ごみ箱や灰皿の設置が効果的であり、樹木の密集している公園についてはポイ捨てが多いなど、いろいろなデータがあるはずです。江別市についてはどのパターンなのか、十分その傾向を調査することから始めるのが必要であると思います。
 このままにしておいても、江別市ではポイ捨ては増えこそすれ、減ることはまずないでしょう。個人の倫理を促すためにも、ごみの減量のためにも、きれいなまちを作るためにも、この際、ポイ捨て禁止を促すための条例が必要になってきていると考えます。
 質問いたします。十分に江別市のポイ捨ての状況等を調査した上で、個人の意識の向上や待ったなしのごみ問題を解決するために、きれいなまちづくりのためにも、ポイ捨て禁止条例や、たばこのポイ捨て規制区指定など、早急に何らかの制定をする必要があると考えます。市長のお考えをお聞きいたします。
 次の質問に移ります。
 さて、現在、新焼却炉については、本体工事もほぼ終了し、先日、火入れ式が行われました。新埋立処理場についても入札が行われ、13億円に上る事業費が投入されます。焼却場本体の建設費に加え、今回の埋立処理場設置費用、そして、これから運営にかかる毎月の管理費を加えると、今後の江別市においては、かなりの財政的負担を背負っていることになります。
 また、鉄道連続立体交差にかかわり、野幌駅前を中心とした顔づくり事業についても、国の採択が1年延期になり不安感が募る上に、やはりいずれ多大な投資費用が示されています。
 これらに対する財源が果たして計画どおりに確保できるのかどうか。一般財源が減少し、財政が硬直化の方向に動いているときに、追い打ちをかけるように地方交付税が一律減となりました。この状況は間違いなく今後も続くことが予想され、先行きには不安要素ばかりであります。
 私が今から6年前、平成8年3月の第1回定例会において一般質問させていただいた中で、一般家庭ごみの有料化についての考えを市長にお聞きしました。容器包装リサイクル法などにより処理費用が増加することが予想されることなどから、その財政的計画が必要になることは確実であり、その裏付けはあるのかなどなどの趣旨でお聞きしたと記憶しております。
 それから6年余りが過ぎました。市長におきましては、そのときの答弁として、5年後に更新期を迎えるごみ焼却炉の新設など、施設整備の中で判断する。現時点では、ごみの有料化に対して判断の時期ではないと答弁されております。
 その後、有料化については、議会に対しては具体的にお話がなかったように記憶しております。ということは、平成8年、前回の質問を踏まえ、処理施設も火入れ式が行われ、その残さを埋める処理場までが建設されようとし、財政的にも将来に向けて非常に苦しいと予想される、正に今がその判断時期ではないのでしょうか。
 ごみの有料化については、道内でも全国的に先駆者と言われた伊達市等8市を初め、88を超える市町村が家庭ごみの有料化に踏み切っております。今後、平成14年に実施予定の市町村が19、平成15年に実施予定が26、16年度以降実施予定が7。つまり平成15年、16年以降には212の市町村のうち、将来有料化する予定のところを入れると、ごみ処理費用の住民負担、つまりごみの有料化が実施されている市町村は161市町村になり、全体の76%にも達することになります。
 有料化の流れは確かにあるとは考えますし、江別市もその流れの中にあるのは間違いのない状況であり、行政側もある程度それを認識した中で動き始めているのではないかなと今想像しています。しかし、家庭ごみの有料化が多くの問題点を含んでいるのも事実です。
 有料化に踏み切る要因としては、財政面でいえば、焼却や再資源化にかかわる処理場の確保のための経費、増え続けるごみ処理費用トータルに対しての財政負担の軽減のため。あるいは、排出される市民の側を視点として考えれば、有料化になることでのごみの減量と併せて、リサイクル率の向上による再処理費用の増大。手法によると思いますが、ごみを多く出す人は処理費用を多く負担し、少ない人については少ない金額で負担するという、排出者ごとの公平性の確保などが挙げられると思います。
 いずれにしても、一律の負担になるのか、排出量に合わせて量で分けるのか、あるいは最低量以上を有料にしていくのか。一定レベルで免除し、個別の事情に合うように最低量を無料にして、それ以上は有料とするのか。今考えただけでも、こんなに判断しなければならないことがあるはずです。
 そして、江別市に当てはめてみると、現在、処理場及び焼却施設建設費の自治体負担に加え、維持管理運営費の財政負担、これに多分これから使わなくなった今の旧焼却施設の取壊し費用がまた数億円かかるのは間違いのないことです。
 増え続けるごみについては、一定の予想はなされていると思いますが、一部の市民は減量に一生懸命努力なされ、その効果が出てくるでしょう。しかし、例えば余り意識の持っていただきにくい、つまり以前の報告にもあったように、集合住宅であったり学生の方々が多い所はなかなか分別も進まず、トータルのごみの量は横ばいでいくより仕方がないのではないかなという予想をされている方もいらっしゃいます。
 そこで、今回は、江別市における財政的トータル金額の把握と計画との差異などについては、今後の経緯を見据え、別の機会に議論させていただこうと思っています。
 まず、江別市における現在の家庭ごみについての総量、及び今後の推移についての予測と対応策をお教えいただきたいと思います。
 有料化を選択肢とする以上は、相当の調査と議会議論、及び市民の声を聞くことが絶対に必要であると考えています。私自身としては、一般ごみ有料化調査特別委員会までがあってもいいのではないかと思っています。
 いろいろ様子を見ますと、市当局から出た発言ではないとはいえ、タウンミーティングの中でも市民の方より有料化に前向きな意見が出ていたとお聞きはしています。これが直ちに良い悪いということではなくて、もう有料化について議論する時期なのではないかというふうに考えています。
 また、もう一方では、減量推進審議会において他市の有料化の事例を資料として提出されています。これらの状況からすると、市長のお考えの中、つまり行政側としては、有料化という選択肢がある程度のウエートで、あるいはそれ以上のレベルで実施したいという方向で動いているのではないかなと解釈せざるを得ない状況だと考えます。お答えください。
 前段お話ししたように、明確にもし有料化を予定しているのであれば、今の調査はどういう状況で進められているのか。有料化を予定は明確にしていないとしても、これらのことについての今後の進め方について、現在考えられていることをまずご説明いただきたいと思います。
 以上で、1回目の質問を終わります。

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