平成14年第3回江別市議会会議録(第1号)平成14年9月4日 7ページ
6 議事次第の続き
議案第66号
議長(五十嵐忠男君)
日程第25 議案第66号 損害賠償の額の決定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
助役(中川正志君)
ただいま上程になりました議案第66号 損害賠償の額の決定についての提案理由をご説明申し上げます。
本件は、江別駅周辺地区市街地再開発事業の見直しにより、当市に進出を計画していた企業に対して、当該企業が市場調査などのために要した経費の一部について補てんしようとするものであります。
経緯についてご説明をいたします。
ご案内のとおり、江別駅周辺地区市街地再開発事業は、地区全体のまちづくりを推進することと、地域の活性化を図るために、拠点施設としてホテル機能、商業機能、業務機能からなる複合施設の建設を検討してきたものでございます。
そのうち、ホテル誘致につきましては、平成11年11月、2社からの参画意向がございまして、面談等によりまして株式会社スコットサービスを選定し、平成12年1月にスコットサービスからの出店参画の申入れを受けて、江別市も計画予定地への進出を要請し、同社におきましても開設準備に必要な体制を整えるとともに、宿泊、宴会等の市場調査を鋭意実施し、また施設計画の策定を進めてきたものであります。
平成13年10月に、本市が施行主体として検討してまいりました株式会社江別振興公社による開発は、諸般の事情からこれを断念いたしましたために、スコットサービスでは本事業への参画を白紙に戻すこととなったものであります。
スコットサービスの出店参画につきましては、前段申し上げましたように、2社のうちから当市が選定していること、さらには当市が計画したスケジュールに合わせて準備業務を進めてきたことも考え合わせまして、平成13年12月の駅周辺再開発調査特別委員会におきまして、スコットサービスが出店のために要した経費につきましては、違約金的な性格ではございませんが、その補てんについては誠意を持って対応する旨をご報告したところであります。
補てんすべき内容につきましては、再開発事業において誘致企業と地権者に対する責任を取り扱った過去の裁判例などを当市の顧問弁護士から教示をいただいたところでございます。
また、補てん額の算出につきましては、スコットサービスからは、市場調査と計画策定に要した経費、準備室設置に要した経費など、総額1,575万円を示されましたので、書類の確認などにより、市場調査と計画策定の経費については、実費弁償と言える性格のものでありますことから100%当市負担とし、準備室設置に要した経費と人件費等につきましては、一般の営業活動の範ちゅうとも考えられますが、実質的には当市への進出のために要した経費として、その一部を江別市が補てんすることで算定いたしました結果、1,575万円に対しまして885万円の江別市負担が考えられましたが、相手方と協議をいたしました結果、全体金額の2分の1であります787万5,000円をもって協議が調いましたので、今般、この金額をもって補てんしようとするものでございます。
今後、当市がかかわる様々な事業におきまして、計画変更等の際の対応につきましては、かかることの生じないよう慎重に対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
以上、ご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第66号は、環境経済常任委員会に付託いたします。
議案第61号
議長(五十嵐忠男君)
日程第26 議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
助役(中川正志君)
ただいま上程になりました議案第61号 平成14年度江別市一般会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
今次補正は、第1に、国費、道費の補助等の確定に伴う措置、第2に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その内容に関してでありますが、予算書の7ページをお開きいただきたいと存じます。
3の歳出でありますが、2款総務費1項1目一般管理費の工事契約管理システム運用経費は、新たに低入札価格制度を導入すること、及び建設リサイクル法の制定に伴いますシステム変更に係る経費として73万5,000円を追加するものであります。
次に、4款衛生費でありますが、1項7目予防費の健康づくり推進事業は、14年度中に策定する予定であります健康づくり推進計画の策定事務につきまして、補助作業の委託経費として226万8,000円を、2項5目廃棄物処理施設整備事業費の埋立処分地施設整備事業につきましては、平成15年度分国庫補助事業が前倒しされ、本年度事業になったこと、及び契約額の確定分に応じた総額の調整により、12億5,620万6,000円をそれぞれ追加するものであります。
次に、5款労働費でありますが、1項1目労働振興費の緊急地域雇用特別対策推進事業は、特色ある教育支援事業で雇用される14人の非常勤講師について、その雇用形態と目的にかんがみ、賃金から報酬へ全額組替えすることとし、不要となる共済費を除き全額教育費に措置することといたしまして、2,151万円の減額を行うものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項3目農業振興費の水田作付体系転換緊急推進事業は、平成14年度の米の生産調整の緊急拡大対策分として381ヘクタールの生産調整面積の上乗せが実施されることになり、これに対する道の補助内示に伴いまして3,810万円を新たに措置するものであります。
次に、7款商工費でありますが、1項2目商業振興費の江別駅周辺地区市街地再開発事業は、事業の見直しに伴い、活性化拠点施設におけるホテル部分を断念する中で、当該ホテル事業者のかかった費用を補てんするために787万5,000円を追加するものであります。
次に、8ページに移りまして、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費の学力向上支援事業は、さきに労働費でご説明いたしましたが、緊急地域雇用特別対策推進事業に係る賃金から報酬への組替えによりまして2,123万5,000円を追加し、2項3目学校営繕費は、児童数の増加により現在特別教室を転用している江別太小学校の増築について、本年5月1日の学校基本調査で、平成16年度に向け、さらに2教室不足することが確実になりましたことから、増築に係る調査、設計委託費として850万円を新たに措置し、4項1目社会教育総務費中、生涯学習のまちづくり推進事業は、学校の週5日制の実施に伴い、地域教育力・体験活動の推進体制整備及びモデル事業実施の経費等につき、道の委託費の内示が得られたことによりまして162万2,000円を、情報通信技術講習推進事業は、平成13年1月から実施しておりますIT講習につき、新たに10講座200人分の補助内示があったことから105万9,000円をそれぞれ追加し、6目指導対策費は、学校におけるいじめ、暴力行為、問題行動などに対応するため、中央児童相談所や民生委員、保護司会、学校などからなるサポートチームを組織するための道委託事業につき74万円を新たに措置するものであります。
次に、12款諸支出金でありますが、2項1目国民健康保険会計及び2目老人保健会計は、10月1日より実施されます医療制度改正に伴い、一般会計の負担分として、保険証の郵送経費や管理システム改修経費などの事務費につきまして、国民健康保険会計繰出金として913万8,000円を、老人保健会計繰出金として433万円をそれぞれ追加するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の6ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
13款国庫支出金と14款道支出金及び20款市債につきましては、歳出の事務事業に対応する特定財源として 所要の措置を行うものであり、17款繰入金は、埋立処分地施設整備事業の前倒しに係る一般財源所要額1億1,550万4,000円に充てるため、廃棄物処理施設整備基金の一部を取り崩すものであり、18款繰越金は、今次補正に係る一般財源として措置するものであります。
次に、諸表についてご説明申し上げます。
予算書の4ページにお戻りいただきたいと思います。
第2表の継続費補正は、埋立処分地施設整備事業に関し、国庫補助の前倒しと契約額の一部確定により、総額あるいは年割額を補正しようとするものでございます。
第3表の地方債補正は、継続費補正と同様に、埋立処分地施設整備事業に関し、国庫補助の前倒しと契約額の一部確定による平成14年度分の起債限度額を変更しようとするものでございます。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は13億3,029万8,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額419億8,941万3,000円に加えますと、その総額は433億1,971万1,000円になるものであります。
以上、一般会計に係る補正の内容についてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第61号は、総務文教常任委員会、厚生常任委員会、及び環境経済常任委員会にそれぞれ付託いたします。
議案第62号ないし議案第64号
議長(五十嵐忠男君)
日程第27ないし第29 議案第62号 平成14年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第63号 平成14年度江別市老人保健特別会計補正予算(第3号)、及び議案第64号 平成14年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
助役(中川正志君)
ただいま上程になりました議案第62号 平成14年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第63号 平成14年度江別市老人保健特別会計補正予算(第3号)、及び議案第64号 平成14年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由を順次ご説明申し上げます。
まず、議案第62号の平成14年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げますが、予算書の4ページをお開きいただきたいと存じます。
3の歳出でありますけれども、1款総務費1項1目一般管理費におきまして、10月1日より実施されます医療制度改正に伴う国保システムのプログラム改修経費などについて、913万8,000円を追加するものであります。
次に、8款諸支出金1項2目退職被保険者等還付金でありますが、退職者医療制度に係ります過年度精算償還金などについて、 4,551万8,000円を追加しようとするものであります。
以上が歳出でありますが、これらに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にあります1款国民健康保険税1項1目一般被保険者国民健康保険税及び8款繰入金1項1目一般会計繰入金により措置しようとするものであります。
1ページにお戻りいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は5,465万6,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額84億4,956万7,000円に加えますと、その総額は85億422万3,000円になるものであります。
次に、議案第63号 平成14年度江別市老人保健特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
予算書の4ページをお開きいただきたいと存じます。
3の歳出でありますが、1款総務費1項1目一般管理費におきまして、10月1日より実施されます医療制度改正に伴う老人保健システムのプログラム改修経費などについて、433万円を追加するものであります。
以上が歳出でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入の4款繰入金1項1目一般会計繰入金により措置しようとするものであります。
1ページにお戻りいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は433万円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額111億8,983万5,000円に加えますと、その総額は111億9,416万5,000円になるものであります。
次に、議案第64号 平成14年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。
予算書の4ページをお開きいただきたいと存じますが、3の歳出であります。
1款総務費1項1目一般管理費は、国の介護給付費負担金と道の介護保険給付費負担金の平成13年度精算に伴う償還金として、 1,687万4,000円を追加するものであります。
次に、5款1項1目基金積立金は、平成13年度の決算に伴う剰余金を基金に積むためのものであります。
以上が歳出でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にあります4款支払基金交付金及び7款繰越金により措置をしようとするものであります。
1ページにお戻りいただきまして、以上の結果、今次補正額は4,630万7,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額46億7,100万円に加えますと、その総額は47億1,730万7,000円になるものであります。
以上、3特別会計の補正予算についてご説明申し上げました。よろしくご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより議案第62号ないし議案第64号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第62号ないし議案第64号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
上程中の議案第62号ないし議案第64号については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、討論及び採決の議事を延期いたします。