平成14年第3回江別市議会会議録(第1号)平成14年9月4日 8ページ
6 議事次第の続き
認定第1号ないし認定第3号
議長(五十嵐忠男君)
日程第30ないし第32 認定第1号 平成13年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成13年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、及び認定第3号 平成13年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
水道部長(高波要君)
ただいま上程になりました認定第1号 平成13年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、及び認定第2号 平成13年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、以上2件につきまして一括してご説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算でございますが、説明の都合上、お手元の決算書16ページ及び17ページに事業の概況を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
平成13年度の水道事業は、災害に強く安全で安心した給水サービスの向上のため、引き続き配水区域のブロック化事業2,520.8メートルや老朽配水管の布設替え事業2万5,825.1メートルの実施により配水管網の整備を進めるとともに、浄水及び配水施設などの設備更新を実施したほか、上江別浄水場拡張工事の準備を進めるための基本設計を行うなど、財政計画に基づいた施設の整備充実を図りました。
一方、経営面では、石狩東部広域水道企業団からの受水料金の軽減や経費の節減などに努めた結果、給水収益が当初計画を下回ったものの、収益的収支において利益を計上することができました。
この結果、収益的収入では27億1,899万2,514円に対し、支出では25億9,249万119円の執行となり、収支 差引1億2,650万2,395円となりましたが、消費税にかかわる経費を整理いたしますと、当年度の純利益は 9,265万5,598円となったものであります。
次に、資本的収支の状況でありますが、収入では企業債、補助金及び負担金で3億2,697万1,000円となり、一方、支出では建設改良費、企業債償還金ほかで10億4,848万585円の執行となり、収支差引不足額の7億2,150万9,585円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分と当年度分の損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
以上、決算の概要を申し上げましたが、公営企業を取り巻く経営環境の大きな変化や多様化する住民意向の新たな課題に的確に対応していく中で、より安全で良質な水道水の安定した供給を目指し、今後とも効率的な住民サービスの提供と健全な事業運営が図られますよう、より一層の経営健全の確保に努めてまいる所存であります。
次に、認定第2号平成13年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することにつきまして、その概要をご説明申し上げます。
説明の都合上、決算書の17ページから19ページに事業の概況を記載してございますので、ご参照のほどをお願い申し上げます。
平成13年度の下水道事業は、前年度に引き続き、市民の安全で快適な生活環境整備を目標とし、下水道未整備地域の管きょ整備と下水道事業の普及促進に努めてまいりました。その結果、13年度末の処理人口普及率は97%、また水洗化普及率は99.2%に達し、汚水管を初め雨水管などを合わせた管きょの総延長も821キロメートルとなったものであります。また、雨水整備区域面積につきましては、市街化区域面積2,930ヘクタールに対し、1,625.5ヘクタール、55.5%の整備状況となったものであります。
一方、経営面についてでありますが、収益につきましては、水洗化の普及に伴いまして下水道使用料が増収となり、費用につきましても、効率的な運営と経費の節減に努めた結果、収益的収入では30億6,381万3,815円に対し、支出では28億8,593万7,368円の執行となり、収支差引は1億7,787万6,447円となりましたが、消費税にかかわる経費を整理いたしますと、当年度純利益は1億3,781万3,756円となったものであります。
次に、資本的収支の状況でありますが、収入では企業債、補助金、負担金などで23億6,208万1,444円となり、支出では建設改良費、企業債償還金及び水洗化貸付事業費で31億6,514万7,812円の執行となり、収支差引不足額8億306万6,368円は過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
以上、平成13年度決算の概要を申し上げましたが、今後とも安全で快適な生活環境の充実に向け、より効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいる所存であります。
なお、両事業会計の詳細につきましては、決算報告書及び財務諸表並びに監査委員からの決算審査意見書をいただいておりますので、ご参照のほどをお願い申し上げます。
以上、認定第1号並びに認定第2号を一括してご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(林仁博君)
ただいま上程になりました認定第3号 平成13年度江別市病院事業会計決算を認定に付することにつきまして、その概要をご説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の16ページないし18ページに記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
平成13年度の病院事業は、平成11年度より進めてまいりました病院経営健全化計画の3年次目に当たりますことから、経営健全化計画に基づき診療体制の充実強化に重点を置き、収益の確保及び費用の節減に向け努力してまいりました。具体的には、人工透析部門の拡充、日帰り治療室の開設、短期滞在手術の実施、精神科デイケアの積極的受入れ、病理担当医師の配置などにより、診療内容、診療体制の充実を図ってきたところであります。
平成13年度の患者数は、入院が13万4,250人、外来が40万2,614人、合計53万6,864人で、1日当たり平均いたしますと、約1,994人となっております。
次に、収益的収入及び支出についてでありますが、まず事業収益のうち入院収益では、高度医療機器などの導入による診療単価の底上げがあったこと、外来収益では、診療単価が前年度を下回ったものの、患者数の増により前年度を上回るなど、医業収益、医業外収益を含めました病院事業収益総体では74億103万4,620円となり、予算額を7,280万6,620円上回り、101.0%の執行となったものであります。
一方、事業費用では、人件費が患者増に対応する医師の配置や夜間救急体制の強化により増加した反面、 材料費では、薬品の院外処方や一般診療材料の物流管理システムによる効率的な供給などの結果、前年度を 下回ったほか、経費につきましては、委託経費を筆頭に各種経費の節減により微増を見るにとどまり、医業費用及び医業外費用、特別損失を含めた病院事業費用総体では76億8,517万3,779円となり、予算額と比較して2,743万 3,221円の不用額を生じ、99.6%の執行となったものであります。
この結果、収支差引は、医療機器に係る減価償却費や借入金の償還利息などの負担が大きく、純損失となり、予算額に比較して1億23万9,841円圧縮されたものの、2億9,246万3,879円の当期純損失を生じ、当年度未処理欠損金は26億3,834万6,746円となったものであります。
次に、資本的収入及び支出でありますが、収入では、医療機器整備に係る企業債、出資金など合わせて5億664万5,000円の執行に対し、支出では、人工透析室の増床に係る建設改良費や企業債の償還費など合わせて6億9,627万1,666円の執行となり、収支差引1億8,962万6,666円の不足額を生じましたが、当年度分損益勘定留保資金で補てんしたものであります。
なお、資本的支出のうち、地方公営企業法第26条の規定により、建設改良費500万円を平成14年度へ予算繰越しをしております。
以上が決算の概要でありますが、単年度収支では赤字決算となったものの、医業収益で入院単価や外来患者数の増がある一方、費用では節減による支出の抑制を図った結果、予定の損失を1億円余り下回ったものであります。
なお、医療保険制度の抜本的改革や平成14年度の診療報酬改定など、病院経営を取り巻く環境は大変厳しい状況にありますが、今後におきましても地域医療を担う中核病院として安全で質の高い医療を確保していくとともに、病院事業の経営健全化及び安定化を図りつつ、市民の医療ニーズにこたえられるよう一層の努力をしてまいりたいと考えております。
詳細につきましては、決算報告書及び財務諸表、並びに監査委員からの決算審査意見書をご参照のほどお願い申し上げます。
以上、認定第3号につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の認定第1号ほか2件については、12名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂議員、植松議員、春日議員、齊藤議員、坂本議員、鈴木豊実議員、鈴木真由美議員、星秀雄議員、丸岡議員、宮澤議員、宮本議員、矢澤議員、以上12名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
──────────
午後1時53分 休憩
午後2時13分 再開
──────────
議長(五十嵐忠男君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に宮澤議員、副委員長に坂本議員が互選された旨の報告がありました。
請願第4号
議長(五十嵐忠男君)
日程第33 請願第4号 精神障害者の交通費10割助成を求めることについてを議題といたします。
請願第4号の紹介議員は、鈴木豊実議員、森好議員であります。
上程中の請願第4号は、厚生常任委員会に付託いたします。
報告第27号
議長(五十嵐忠男君)
日程第34 報告第27号 専決処分についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
建設部長(斉藤勝幸君)
ただいま上程になりました報告第27号 専決処分についてご報告申し上げます。
本件は、車両物損事故に係る賠償についてでありますが、平成14年8月9日に相手方と示談が成立し、専決処分をいたしましたので、ご報告申し上げるものでございます。
なお、事故の内容等につきましては所管の常任委員会に報告済みでございますが、平成14年6月21日午後7時25分ごろ、通称13丁目通りの市道7号幹線農道を札幌方向へ走行中の車両が、車道縁石付近に設置してあります道路雨水升の外れていた鉄ぶたに衝突し、乗っていた車両の左前輪に巻き込み、車両に損害を与えたものでございます。
この事故により、相手方に賠償すべき額は62万1,900円、賠償いたします相手は、○○○○○○○○○○○○、○○○○さんでございます。
今後ともかかる事故が発生しないよう、道路パトロールの強化と道路の維持管理の徹底を図ってまいる所存でございます。
以上、専決処分についてご報告申し上げます。
議長(五十嵐忠男君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第27号を終結いたします。
議員の派遣について
議長(五十嵐忠男君)
日程第35 議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
会議規則第112条の規定により、お手元に配付の印刷物のとおり、海外行政調査のため、坂下議員を10月1日から11日までの11日間、欧州諸国に派遣いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
散会宣告
議長(五十嵐忠男君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後2時16分 散会