平成14年第2回江別市議会会議録(第1号)平成14年6月12日 4ページ
6 議事次第の続き
所管事務調査の続き
環境経済常任委員長(坂下博幸君)
それでは、閉会中の所管事務調査の中から、市民部より報告のありました角山開発株式会社の産業廃棄物処理施設に関して、経過報告につきましてご報告申し上げます。
角山開発株式会社の産業廃棄物処理施設につきましては、排出ガスの基準超過により平成13年2月8日から焼却処理施設の使用が停止されていましたが、その後、施設を改修して、昨年の10月15日に角山・対雁両自治会、事業者、市との三者で締結した新公害防止協定を踏まえ、操業を再開しています。
操業再開後、現在までに実施された諸調査等は、市環境課による環境測定、北海道の抜き打ちでの排出ガス測定と周辺地域の地下水中のダイオキシン類調査、及び事業者によるダイオキシン類の排出ガス測定で、いずれの調査結果においても数値が基準値以下又は許容限度以下であったとのことであります。
次に、地域住民との関係についてでありますが、新公害防止協定に基づき、三者の意見交換の場としての環境保全協議会が2回開催されております。
開催内容を申し上げますと、第1回は昨年11月20日に開催され、協議会の運営方法について協議し、事業者から操業再開後の稼働状況などの報告を受けたとのことであります。地域住民からの要望や意見等について事業者から説明を受け、さらに今後は協議会の場だけでなく、日常的に随時、市や事業者に申し出るなど、相互の信頼関係を醸成していくことが重要であるとの確認を行ったとのことであります。
本年5月8日に開催された第2回では、先ほどもご報告しました操業再開後の排出ガス測定調査結果報告、第1回で出された要望事項に対する事業者の取り組みなどの報告を基に意見交換を行ったとのことであります。
事業者が環境負荷の低減を目指し、焼却処理施設の適正な運転管理や地域住民との信頼関係の再構築に努力していることなどについて、理解されつつあるとのことであります。
また、事業者が建設を計画している新炉の概要につきましては、ロータリーキルン、プラス階段式ストーカ焼却システムを採用し、焼却処理する産業廃棄物は15種類ということであります。1日当たりの計画処理能力は混焼時の2炉で150トン、運転時間は24時間の連続運転で、年間300日の運転日数を計画しているとのことであります。
この新炉建設につきましては、今年12月1日以降の規制基準強化に対応するためのものでありますが、その時期までの建設は難しいことから、現在の焼却炉を改造して引き続き操業することも検討されているとのことであります。
この新炉建設計画にかかわる事前協議書の概要につきましては、市も事業者から説明を受け、北海道とも情報交換をする中、地域の環境保全の面から、施設の処理能力・規模、緩衝緑地帯などの再考を検討するよう事業者に申し入れしているとのことであります。
また、環境審議会や廃棄物減量等推進審議会にも報告されており、市としては、地域住民や当委員会及び審議会の意見を受け、十分に議論を重ねるとともに、北海道と連携し対応していきたいとしております。
なお、当委員会といたしましても、今後の新炉建設計画の動向等について十分注視してまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、簡単ではございますが、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。
議長(五十嵐忠男君)
これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、環境経済常任委員長報告を終結いたします。
これをもって、各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。
常任委員の所属変更について
議長(五十嵐忠男君)
日程第9 常任委員の所属変更についてを議題といたします。
6月4日付けで総務文教常任委員の小玉議員から、厚生常任委員に委員会の所属を変更されたいとの申し出がありました。
常任委員の所属変更については、委員会条例第6条第2項の規定により、常任委員からの申し出によって、議長が会議に諮って変更することができることとされております。
お諮りいたします。
本件については、申し出のとおり、総務文教常任委員の小玉議員を厚生常任委員に、常任委員会の所属を変更いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
治水対策調査特別委員の選任について及び駅周辺再開発調査特別委員の選任について
議長(五十嵐忠男君)
日程第10及び第11治水対策調査特別委員の選任について、及び駅周辺再開発調査特別委員の選任について、以上2件を一括議題といたします。
特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。
お諮りいたします。
欠員となっております治水対策調査特別委員、及び駅周辺再開発調査特別委員には、お手元に配付の印刷物に記載のとおり、森好議員を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました森好議員を治水対策調査特別委員、及び駅周辺再開発調査特別委員に選任することに決しました。