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平成13年第4回江別市議会会議録(第2号)平成13年12月12日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

議長(五十嵐 忠男 君)

 以上をもって稲垣議員の一般質問を終結いたします。
 一般質問を続行いたします。
 坂本議員の教育行政についてほか1件についての質問を許します。通告時間30分。

坂本 和雄 君

 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、質問通告に従い順次質問をさせていただきます。
 初めに、ここ二、三日の大雪には大変困難をしております。報道によりますと、1か月の雪が3日で降ったということでございまして、大変な大雪だと思います。道路を管理している業務に従事している皆様方に心から感謝と敬意を申し上げます。
 私の質問は、アクションプランの中にあるあいさつ運動の推進でございます。全市民活動としてそのあいさつ運動が展開できないかということであります。あいさつにはお金は要りません。そして、「今あなたはあいさつができますか。今あなたは笑顔ができますか。今あなたは親切ができますか」という名文句があります。朝起きて「おはよう」という言葉を発します。1日の始まりはこの一言から始まるのであります。そしてその一言がその1日を楽しくするものだと私は思います。それが今できない子供、いや大人もいるのではないかという時代ではないかときぐしているところであります。あいさつは人生において欠くべからざるものであると認識している一人であります。
 去る7月12日、野幌公民館において江別市自治会連絡協議会の自治会活動の研修会において、高橋教育長の講話がありました。今、江別の学校が変わろうしている。地域一体型・学校顔づくり事業の目指すものとしての演題で、その中に子供を見守るアクションプランを示され、その中の一つにあいさつ運動の推進をしているとありました。家庭、学校、地域に活動協力をお願いしているところであるということです。私も非常に良いことであるから、早急に進めてほしいものと考えていたところであります。
 今、江別第二小学校で毎月、学校だよりが自治会長宅に「自治会に回覧を願います」と児童が届けに参ります。私は毎月楽しみに、そして関心を持って読ませていただいております。その中でのテーマとして、あいさつ運動に取り組んでおり、毎月毎月その成果が向上していく過程が良く分かるように学校だよりに載ってきます。11月の学校だよりによれば、児童会の活動として取り組み、生活委員会が活動の中心となりGHS隊、これはあいさつ隊と言うんだそうでございまして、それを結成し積極的に運動を展開しているとのことであります。
 GHS隊のGはグッドモーニング、おはようございます、Hはハロー、やあこんにちは、Sはシーユー、ではまたねという頭文字を集めました。そしてその隊を結成し、隊員が積極的に声を掛け、気軽にあいさつのできる子が一人でも多くなることを目標に頑張っているとのことで、気持ちの良いあいさつであふれる学校にしようと、自分から進んであいさつのできる子供になろうと努力しているということであります。私はこれを見て「頑張れよ」と声の一つも掛けたくなるところであります。
 そして校長先生の文に、家庭での四つのあいさつ、おはようございます、いってきます、ただいま、おやすみ、1日の始まりから終わりまでのあいさつの大切さを掲げておられました。
 今、PTA、育成会、地域の皆さんがこの声掛けを積極的に活動の中に取り入れておられます。このような機運の中、もう一歩前進して、全市民にこのあいさつ運動を行政として展開されてはいかがでしょうか。市長のお気持ちをお聞かせください。
 よく私たち年配者の集まりで話題になるのですが、今の子供たちは言葉を発することが少ない、なぜだろうかと心配する方々が多くなっております。それぞれの考えを聞いてみますと、1人でできるゲームだとかそれに類するものが多く出回っており、黙ってできる遊び道具があり過ぎるのではないかと、勝手な話をしているところでございます。しかし、それは我々の年代の者にも責任があるのではないか。それは今、親となっている子供たちの成長時期に、日本の高度成長時期でもあり、大変忙しく、朝早く夜遅く帰り、なかなか子供たちともろくに話もできない時代であった。子供を話題の少ない子にしたのかもしれない。そして今の子供は、子供の子供、要するに孫たちにも影響があるのかなと話をしているところであります。
 少し出しゃばるけれども、孫たちには少し基本的な生活習慣としてのあいさつのできることが大切、そして人間としての基盤づくりとしても大事なことだと教えることができないかなと。そして、年寄りが今まで蓄積してきた人生の知恵を一緒に教えてあげることができないかなというような話をしております。
 その中の1人が社長をしているのでありますが、自分の会社はあいさつについて今積極的に社員教育をしているとのことであります。なぜ今ごろと思われる不審な点もあるかもしれませんが、今までを顧みると、市場経済の活発なときは大変忙しく、常識の範囲内でそれぞれに活躍していた。しかし現代のこの不況を迎えて、各所で心の時代、心の時代を話題にしておりますが、お客様との応対としても、少しく今までは雑であったような気がすると。今、世の中が心の時代となり、一番大切なものをおろそかにしていたのではないかと反問し、社員とともにあいさつというものに論議を重ね、あいさつは社会の原点であるとする。そしてその大切さを今痛感しているところだと。そしてお客様にも社員にも気軽に声が出るようになり、現在は皆様に好評であるということでございます。人と人との触れ合い、家族との対話、これも以前とは変わってスムーズになりつつあるとのことであります。そして、社員が毎月交代であいさつについての考えを壁に張り出しているそうでございます。
 当市におきましてもこのようなあいさつの文言を作成して、市民に配布できれば良いのではないかと思うのであります。いかがでしょうか、お伺いいたします。
 次に、市の中小企業融資制度について質問をさせていただきます。
 市では、市内の中小企業の皆さんが事業経営の安定や経営の高度化、近代化に必要とする資金を調達していただき、企業活動の推進に向けその期待にこたえるべく努力される、企業の繁栄を通じて地域経済の発展に貢献できるようにとの考えで融資制度があると認識しております。その中の一つである商工業近代化融資の件についてお伺いいたします。
 初めに事例を申し上げます。先日、長年信頼を持ってお付き合いをしていた方が店舗の改装について相談に来られました。それは、息子さんが店の後を引き継ぎ経営をしてくれるということになったと大変うれしそうに話を切り出されたのであります。それは、同居され家族を持っておられる息子さんが高校卒業後、いずれは親の店をしなければならないという覚悟で、高校卒業後、札幌の専門学校に進み技術を習得され、札幌市において17年間修行、技術の錬磨に励み、今では事業主の信頼を得て2店舗の店長を務められるように成長したのであります。経営面においても競争の激しい業界において、時代のニーズを先取りし、新しい感覚を持って先端の技術を習得し、後輩の指導などにも尽力されておられる人です。事業主との話し合いの中で、いつでも独立できるよう態勢をとっているとのことであります。
 相談者は3年前、今まで病気という病気をしたことがなかったのに、まさかと思われる大病に見舞われ、 3か月間入院、手術、加療をされたのであります。今ではやや元気になられ仕事をされておられますが、以前のような仕事は無理となり、奥さんも資格を持っているので、ご夫婦で頑張っておられます。現在の店舗構造、器具も開店当時からのもので、30有余年の歴史をもっている、今では珍しいくらいになったとのことであります。
 まちづくりの進ちょく状況を見て改装する予定であったのでありますが、なかなか先行きが見えないとの判断から、ご自分たちの年齢と体調、そして息子さんが後継ぎをするという意志決定もあり、今がその機会と決めて決断され、関係の専門業者に相談され事業計画を作成し、資金の調達について相談に来られたのであります。
 お話の内容として、1,500万円が必要であるとのことです。そのうち700万円は自己資金が用意してあると。あとの800万円を借り入れしたいんだが、どのような方法があるかと相談されました。私は一番身近な市の融資制度があるから、それをお願いしたらどうかということで、手元にちょうど金融制度の手引がありましたので、お渡ししたのであります。
 早速、申し込み場所である所に必要書類を用意して息子さんを同行し、事業の計画の一部始終と返済の方法などについて説明をし提出したところであります。しかし、お話によりますと、そこではまず初めに金融機関に相談してほしいと言われ、金融機関で融資が認められたならば市に申し入れをしてくれるとのことでありました。本人は、そこでその足で金融機関にも同じ書類を持って息子さんを同行し、同じ説明をされたとのことでありますが、提出してからなかなか回答がなく、しびれを切らしてどのようになっているかということをお尋ねしたところ、関係部署にて審査をしたところ、結果は融資は無理ですという断りの返事があったのであります。
 その提出した書類の中には、経営内容が、3年前に、病気であったので売り上げは減少し、事業も奥さんが1人で留守を守っていたところでありますが、売上げの減少がそのものに関係したのか、またもう一つの言葉は、近くに同業者が2軒あるので、今無理をすべきでないとのことでありました。その同業者は、仮店舗の店でありまして、ここ3年前ぐらいに開店した店であります。35年とは大分開きがある開業であります。私はこのことをお聞きしてあぜんとしたのであります。何事かと疑い、間違いではないかと思い、早速金融機関に真意を確かめるために訪ねたのでありますが、理由は本人にお聞きしたとおりでありました。
 当地に35年以上、裸一貫からご夫婦で地味ながら、両親そして子供さんを育て、鋭意努力され営業されておられ、商店街はもとより自治会、業界、本当にトップクラスの役員をされ、衆望の信頼を得ておられたご夫婦で、本当に仲間のお付き合いということが、よくこの方の気持ちが分かってくれる方が一杯おられまして、10人が10人、100人が100人、どなたもその貢献度を異口同音に認めるところであり、また行政に対しても存分の協力をしていることも皆さんご承知のことと思います。
このような立派な事業者に対し、計画書だけ、そして地域の状況だけを眺めるだけで、ろくに調査もせず結論付けられたのではないでしょうか。もう少し関係機関が慎重に調査をすべきではなかったのか悔やまれるものであります。なぜこのような最悪の事態になってしまったのか、今もって腑に落ちないのであります。ご本人初め家族の落胆は計り知れないものがあると思います。ただただ残念の一語に尽きます。
 このような現実を目の当たりにして、今まで同じ憂き目に遭ったまじめな方々がほかにあったのではないかときぐするところであります。
 そこで、市の商工業近代化資金融資についてと、市の融資を執行する行政として、関連機関との事務連絡はどのように行われているのかお伺いいたします。そして、この現在の融資状況と融資最高額と最低額についてお伺いいたします。また、預託金は貸付金に対して何%必要なのか、これについてもお知らせを願います。そして、貸付金の返済不能があるのかどうか。あればどのぐらいの件数と金額かについてもお知らせをお願いいたします。
 そして最後にお願いがあります。市自体で直接金融相談ができる窓口が設置できないかについてお伺いします。
 中小企業を取り巻く環境は今極めて厳しくなりつつあり、現在ますます融資を希望する方が多くなるのではないかと懸念するところであります。金融相談について、私も経験があるのであります。どうしても借金することはなかなか気後れするものであり、将来への見通しがあって投資を考え、必要性を感じながらも、負の世界のような感に襲われるものなのです。経験した者でないと分からないことであります。このようなときに経験の深い熟練者が相談に乗り指導される場、窓口があれば大変喜ばしいことと思います。その件につきまして設置ができないかどうかお伺いをいたしまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。

議長(五十嵐 忠男 君)

 坂本議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川 公人 君)

 坂本議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 まず、あいさつ運動についてでありますが、アクションプランに係るあいさつ運動につきましては、後ほど、教育行政の観点からということでご質問でありますから、特に専門の教育長からご答弁申し上げますのでよろしくお願いいたします。私からは、全市民的な視点で若干お答えを申し上げたいと存じます。
 あいさつ運動につきましては、現在、市内の小中学校を中心に取り組みがなされ、地域の皆様にも呼び掛けられているところでありますが、これらの運動の意義について考えますと、例えば今日的な問題としては、家庭機能の低下などによる子育てや介護など、援助を必要とする家庭の増加などのほかに、地域の防災や安全など様々な問題が増大してきているところであります。これら様々な地域の問題は、行政のみでは対処することは難しく、一人ひとりの市民が地域社会の一員として責任を自覚され、自分の生活スタイルや価値観を見直し、地域の人々とともに問題解決に取り組む姿勢が求められ、また期待もいたすところであります。
 このようなことから、地域の大人同士が声を掛け合いあいさつを交わす、大人と子供が互いにあいさつを交わすとか、あるいは家庭においても親子があいさつを交わす、こういうような運動が全市的に広がりを増すことにより、ともすれば近所同士の人間関係の希薄化、あるいは地域帰属意識の低下が言われている中では、人と人の触れ合いが高まり連帯感が醸成されることにより、今日的な課題でもあります福祉分野での支え合い、あるいは災害時における活動など様々な地域課題の取り組みが期待できるものと、このように考えるところであります。
 また、市自身としましてといいますか、市民と市役所の関係でもやはり同様でありまして、市民の皆さんが来庁されたときに、窓口の職員がまず声を掛けあいさつをする。そのことによって、市民の皆さんが気持ち良く用件を済ますことができる。またさらに、職員自身も地域に住んでいるわけでありますから、またそういった場面でも率先して声を掛けあいさつをする。こういった積み重ねが市民の皆さんとの信頼関係を築き、協働してまちづくりを進める大きな一歩であると、このように思っております。
 そういうことを考え合わせますと、あいさつ運動を一層広げていくために、私どもとしても自治会の連絡協議会、あるいは関係団体とも話し合いをさせていただき、自治会のたよりであるとか、あるいは機関紙の呼び掛け、いろいろとそういったお取り組みについてご相談をする。いろいろなやり方があろうと思いますけれども、ただ私は、あいさつというのは言うは易く、また一面難しいという面があって、行政が上から押し付けるように受け取られてはいかがなのかと。ですから、そういう地域の主体性の中でいろいろ盛り上がり、それを行政がお助けをするというか、例えば市の広報で実践実例、事例を皆さんに周知をする。そんな関係の中でこういったことを受け止めていってはどうかと、このように理解しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、経済行政の江別市中小企業融資制度についてでありますが、商工業近代化資金融資につきましては、江別市中小企業振興条例に基づきまして、中小企業者に対する金融の円滑化を図るため必要な資金の融資を行っているところであります。融資のメニューといたしましては、設備資金、共同事業資金、新技術開発振興資金、商店街近代化推進資金等々があります。
 次に、貸付けの際の関係機関との事務連絡についてでありますけれども、例えば商工業近代化資金につきましては、市において融資の流れを説明しますと、まず融資を希望される方が商工会議所に融資の申し込みをしていただき、融資額が300万円を超える場合については企業診断を受けていただき、市はその結果に基づき内容を審査し、適当と認めたものについては取扱金融機関にあっせんを行います。最終的には取扱金融機関が貸出しリスクを負う立場として内容を審査し、その諾否を決定することになりますが、この間、商工会議所、あるいは取扱金融機関、江別市の三者は緊密に連絡を取り合うことで円滑な審査が行われるよう、そのように努めてきているわけであります。
 次に、現在の融資状況と融資最高額と最低額でありますが、商工業近代化資金につきましては、平成13年度10月末現在で148件、12億200万円の融資残高がございます。このうち平成13年度中の新規の貸付けは11件、1億1,200万円となっています。融資の最高額は資金の制度ごとに設定されておりますが、団体、組合などが商工業設備資金、商店街近代化資金の融資を受ける場合の1億円が最高額になっております。また、最低額は制度にかかわらず100万円となっております。
 次に、貸付資金に対する預託金の必要パーセントでありますが、預託金制度は、市の預託金に対して金融機関が融資制度ごとに一定の割合で資金を上積みをし、その資金を原資として融資を行うものであります。預託倍率は、制度の趣旨等を考慮してそれぞれ適正な倍率を設定しております。代表的な資金である商工業設備資金でいいますと、2倍運用となっておりますので、貸付金に対する預託金の割合は50%になっております。
 次に、貸付金返済不能の件数、金額ということでありますが、現在、返済不能はございません。
 次の市自体での直接金融相談窓口についてでありますが、金融や融資、経営などの専門的な知識を要求されることから、専門家による対応が必要であり、現在これらの事業を行っている商工会議所などの実務活動を通して金融相談を行うことが合理的であろうと考えております。
 いずれにいたしましても、制度資金に関しましては、商工会議所での相談業務の充実ときめ細かい対応とともに、金融機関、商工会議所、そして市の定期的な協議を実施するなど、三者のより深い連携によりまして、融資申込者への適切な対応をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 冒頭申し上げましたとおり、あいさつに関連して教育長からご答弁申し上げます。

教育長(高橋 侃 君)

 私からもあいさつ運動の取り組みにつきましてご答弁申し上げます。
 人と人との触れ合いを築く第一歩はあいさつであり、声掛けが基本であります。あいさつにより人と人とがお互いに認め合い、心と心が触れ合うことで円滑なコミュニケーションが図られ、心の触れ合いや信頼関係が醸成されるものと考えております。
 子供たちにとっても、家庭、学校、地域であいさつを交わすことにより、友達や地域での人間関係の輪が広がってまいりますので、市内の小中学校におきましてはあいさつができることは基本的な生活習慣として大切であるばかりではなく、豊かな心や人間関係の基盤づくりとして大切であるとの考え方で、児童会や生徒指導の重点目標として目下取り組んでいる実態がございます。
 教育委員会では、学校を中心として地域や関係機関等により、地域で子供を見守る新たな行動を起こす必要から、青少年の健全な育成を目指し、子供を見守るアクションプランを策定いたしました。提起いたしました六つの実践項目の中には、あいさつ運動の推進も取り上げておりまして、学校や地域の実情に合わせた取り組みをお願いしているところでございます。
 今後におきましても、学校でのあいさつ運動の取り組みをさらに積極的に進め、学校からの働き掛けによりあいさつの基礎となる家庭や地域の理解を得て運動が広がり、活発になり、あいさつする習慣が市域全体に定着することを期待するものでございます。
 そのためには、市民のご理解とご協力が不可欠となりますので、教育委員会といたしましては、子供を見守るアクションプランの具現化の一環として、あいさつ運動も何とか成果が上がるように、私ども教育行政はもちろんでございますが、学校の先生の知恵をいただいたり、地域自治会の役員さんを初めとして、地域が一丸となった熱意と、地域の実態に合った創意ある工夫を図りながら取り組んでいくことを期待しているものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

坂本 和雄 君

 私はこのあいさつ運動につきましてのきっかけを申しますと、私は今自治会長をしておりますが、私の所に学校から学校だよりを持ってくる子供が非常に立派な子で、私のところにこれを届けに来たときに、「こんにちは。僕、第二小学校の6年2組のだれだれです。今日は学校から運動会のご案内を持ってまいりました」と言って、私にくれました。私はなかなか立派な子だな、よく教育されているなと思いまして、小泉総理に言わせますと「感動した」というようなことでありまして、本当に、いやいやこれは是非、運動会に行って応援をしてあげなきゃいかんなという気持ちになりまして、運動会当日はちょうど私どもの自治会の花壇の植え付けでありましたが、途中、私はその事情を話しまして、学校の運動会に行ってまいりました。ちょうどテントの中にご来賓初め校長先生、PTA会長さんがいらっしゃいました。私は臆面もなく、実はこういうわけで今日は応援に来ましたと言って話しましたら、皆さんけげんな顔をしてびっくりしていました。
 学校の教育というものは、本当に社会に出て役立つ一番初めの基礎だと思います。今その子が毎朝私の家の前を通るんですが、向こうから今は声を掛けてくれます。「おじさん、おはようございます」、本当に気持ちのいいものだな。そうすると、その後ろにいた2年生、3年生、1年生の小さい子が、同じく「おはようございます」とあいさつをしてくれます。やはりあいさつをして学校に行くと子供たちも気持ちがいいのか、そう言われるこのおじさんの私も大変気持ち良くなるのでございます。やはりあいさつというものは大切なものだなと考えております。
 そして、この声掛け運動というのは、先ほど市長さんが申されましたように、緊急事態において大変貴重な言葉だと思います、声を発することは。私は今、消防団に所属しておりますが、新入団員を指導するときに必ず、大きな声を出すということが第1番目に言う言葉でございます。緊急事態に遭ったときにもごもごした声ではまず危険だと。力一杯声出して、発することが大事なことだという指導をしております。
 このあいさつ運動が少しでも広がってくれることを私は願うものであります。
 それから、融資の件でありますが、今、中小零細企業は必死の覚悟で頑張っているのであります。やる気と創意と工夫があれば、できる限りの柔軟な指導、ご支援をお願いいたしたいと思います。次の世代を担う若者が積極的に行動を起こし挑戦することも地域の発展に不可欠なものであると考える一人であります。今後この事例が再び起きないように、慎重な対応をお願いいたしまして、2回目の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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