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平成13年第3回江別市議会会議録(第3号)平成13年9月13日 7ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

副議長(塚本紀男君)

 稲垣議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川公人君)

 稲垣議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 まず、小泉内閣の構造改革に対する基本的な考え方についてでありますが、日本経済の再生シナリオとして示された小泉内閣の経済社会の構造改革に関する基本方針につきましては、議員のご指摘のように不良債権問題の解決と7つの構造改革プログラムの推進が大きな柱となっております。
 私は経済のグローバル化が進展する中、現在の日本が抱える大きな課題に対応するためには、国や地方の行財政制度を含め、経済社会のあらゆる制度の在り方を新しい変化に対応して新たな発想や制度を構築し、実践していくことが必要であると、このように認識をいたしております。
 また、従来型の仕組みや業務をゼロから見直す構造改革は、国や地方自治体の政策展開はもちろん、企業活動、あるいは市民生活にも直結した問題であり、地方自治体にとっても今以上に自主・自立の特色あるまちづくりや市民への良質な行政サービスの提供が一層求められていることから、将来の市の発展のためにも避けては通ることのできないものである、このように認識をいたしております。
 さらに、現在国を初め地方財政が直面している危機は小手先の歳出削減策などでは克服できず、その構造を根底から変える行財政改革を進めていくことが重要なことと考えておりますので、積極的に行政改革を担うべく行財政の問題把握と改善策について専門的に検証する行政診断を受け、これらを参酌し順次実践してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 また、構造改革は自治体はもちろん市民にとっても解決すべき課題が多くあり、国に対して言うべきは言い、また打つべき手は打つなど早め早めの的確な対応が求められることから、今後とも十分な情報収集と分析に努めるなど課題解決に向け一層の努力をしてまいりたいと考えます。
 私はこうした改革を進める視点といたしましては、一つには市民満足度の高い政策を提示をすること、また二つ目としては政策を実施するに当たっての説明責任を確保すること、三つ目として時代が要請する改革に諸資源をシフトしていくための各種施策や事業の新陳代謝を図ること、四つ目として行政だけでなく市民初め様々な主体との協力と連携、そしてそれぞれの責任でより質の高い行政を目指す協働のまちづくりの推進などが重要であると考えております。
 これからの行政の在り方として少子高齢化等への対応や、あるいは子供たちの可能性を伸ばし、人々が楽しく働き生き生きと暮らせるまちづくりを目指すとともに、将来の発展を見据えた資源配分も必要でありますことから、行財政改革を進め、より健全で効率的な行財政運営に努めてまいりたいと考えます。
 なお、ご提言の連絡調整会議による情報の総合化につきましては、現在行政診断を受ける中取り組むべき課題については、随時関係各課が同席し作業を進めるなど情報の共有化に努めておりますが、今後とも具体的な検討課題が生じました場合にも積極的に調整を行い、課題についての研究検討して情報の総合化を実践していきたいと考えております。
 次に、土地開発公社所有地に係る処分計画の策定についてでありますが、現在全国の地方自治体における土地開発公社は、平成11年度末で約8兆3,000億円の土地を保有し、その大半に自治体が債務保証をしている状況にございます。こうした保有地も財政難から事業化のめどが立たず、5年以上の長期保有状態の土地が目立ち、かつ土地を保有し続けることで金利負担が累増しており、公社の借入金は事実上自治体の債務と同じとみなされ、財政運営を制約する要因の一つとなっております。
 市におきましても平成13年8月現在の長期保有地は27か所18.2ヘクタールで、43億700万円の保有残高となっており、これらの解消策が課題の一つとなっております。
 こうした状況から公社経営の健全化を図るため、平成12年度から公社長期保有用地の処分解消に向けて協議を継続してきたところであり、緊急対応として既に供用を開始している土地のうち5年以上の長期保有地4か所3,160平方メートル、簿価で1億8,229万円について年次解消計画に基づき13年度から一部予算化するとともに、10年以上保有地の公社負担金利を軽減するため、無利子貸付金の増額を実施してきたところであります。
これらを含む処分計画につきましては、現在土地開発公社保有地の取得年別、目的別、簿価と時価等一定の分析作業を終了しており、また土地開発基金等と普通財産用地についても事務的に処理対象リストの作成まで作業が進んでおりますことから、今後事業予定の所管課などを含め、関係部局との調整会議を設け、既に実施している解消策も含め計画に盛り込みながら今年中に土地処分等に係る基本方針を立て、処分計画の策定を完了させたいと考えております。
次に、角山地区の道路整備についてでありますが、角山地区は昭和20年7月、現在の角山西1号道路、あるいは角山東1号道路沿いに東京都世田谷区の方々が入植し、客土、排水による土地改良を行い、現在の酪農田園地帯となっているものであります。
 地域の方によりますとこの当時から農地に通う場合にも家と農地が地続きであり、他の道路を利用する必要性もなかったことから余り不便は感じなかったとこういうことでありますが、さらに角山地区については三方が川に囲まれた袋地といった地理的な条件もあり、また道路の利用状況からもその後地区の幹線である角山西1号道路、あるいは角山東1号道路、そして北2線、北5線道路が主要な道路として整備され、その他の農道については角山道路整備促進期成会が中心となって造成し現在に至っている状況にあります。
 そこで今後の角山地区における市道の整備計画といたしましては、一つに現在北海道が計画しております道道札幌北広島環状線の整備に関連して、この道路に接続する連絡道路の検討が必要と考えております。これ以外の道路につきましても、近年の大規模農業に伴い、農業機械の大型化を初め機械の利用も増加しており、これに対応できる道路の整備が一層求められていることは承知をいたしております。また、角山地区は軟弱地盤であり、道路造成に当たりましては暫定盛土等による地盤処理が必要であり、工事には相当の時間と事業費を要するものと考えているところであります。
 いずれにいたしましても、今後とも角山地区の道路整備につきましては、地域の意見等を参考にしながら必要な道路の整備について検討をしてまいりたいと考えております。
 以上であります。

稲垣良平君  

 土地開発公社の土地処分の方針、年度内に進めていただきたいと思います。
 それから、角山のやつについてはお話のあったように地元の意見を聞いて取り進めていただきたいと思います。
 改革に対する考え方、基本的な考え方、お伺いいたしました。その限りにおいては説明はできていると思います。
 私は2回目の質問はしないつもりでおりました。しかし、昨日来のここのこういう件に対する議会でのやり取りを見てみますと、どうも本当に物事が具体的に動いていくんだろうかというきぐを持つに至っております。それは各論になると先ほどおっしゃいました市長自らがおっしゃった総論賛成、各論反対の論ですが、各論になると残念ながら調査検討というものが不足しているのではないか、要するに基本的な考え方と具体的なものというものがかい離しているのでないか、取り組みがかい離しているのではないか、そういうふうな感を強く持っています。
 すなわち、昨日電子入札、入札改革の話がありました。今日もありました。私もかつてこの件を質問して検討する、私の同僚議員の質問に対して今検討会でやっておるんだというお話は伺いました。それを文字通りそういうふうに受け止めればいいんでしょうけれども、実は昨日の宮澤議員の電子入札に対する答弁、全く論を呈していない、横須賀市が200億円の規模で江別市は60億円だからシステム開発する価値がないと、価値がないとかではなくてそういうリスクが大変だというふうな趣旨をおっしゃった。全くそのこと自体の認識がおかしいし、論点というのはそういうところではなかったはずだ。今現に電子入札を行っているところなんて今はない、横須賀市が素晴らしいのは希望者が参加できる入札制度に変えている、それだけの話です。それに必要なのは現在使われているのはファックスと郵便とパソコン、パソコンはそれはどこでもやっている自治体のホームページ、ツールはこの3つですよ。何の投資も伴わない、制度を変える、ツールとしては既存のツールを使う、それだけで物事は起きている、大きな変革が起きている、そしてそういう変革を起こすことによって新しい制度を導入することによってこれは驚きましたが、それを担当する課、契約課の職員は業務が合理化されて定数を減らしても大丈夫だと、減らしているんですよ。だから改革をしていくんだ、おっしゃる、議会答弁で1回目の答弁でおっしゃる、ところが実際の議論になると今、私が指摘したようにあれあれどうなっておるんだろう、検討なさっているとおっしゃる、だけれども本当にそうなのかと、検討するとおっしゃる、本当にそうなのか、そういう疑問がふつふつと沸いてくるという状況です。
 これについては私今日は質問とはいたしません。そういう点が多々ある、私はこの点について今後注視して物事の動きというものを見ていきたいと思いますので、留意していただきたいと思います。
 それから、これも質問にはいたしません。今日の道新、交付金が約5億3,000万円減らされた、私今週に入ってから連続テロの大きなやつですね。それから口蹄疫のが出てきた、それと匹敵するぐらい僕は驚きました。これはたしかに見込み違いです。見込み違いだけれども、40項目の補正計数が入れられた、だから見込みが違った、それは当然です。当然だけれども、この結果については結果として予算の執行に大きなそごを来すという結果を招来している。それについては本当は市長の冒頭の演説の中で行政報告の中でしかるべき説明があってしかるべきではなかったのかというふうに思いました。
以上、今後厳しく物事を見詰めいきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。

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