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平成13年第1回江別市議会会議録(第4号)平成13年3月27日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第6号ないし議案第19号及び議案、第28号ないし議案第35号の続き

森好 勇 君

 議案第13号及び議案第29号に反対の立場で討論に参加します。
 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部改正は、税率の引き上げ及び最高限度額引き上げであります。議案第29号は、議案第13号による改正したものを基礎としての国保特別会計であり、被保険者の実態から見て大変厳しい負担になっています。
 国保財政のマイナス的要素として、被保険者の増加、医療費総額の伸び、老人保健拠出金の大幅な増加などがあり、一地方自治体では不可能な歳入構造になっていることも事実であります。国において医療制度全体を抜本的に見直さなければ、加入者負担は増加の一途をたどり、未納者数も増え続けることが懸念されます。
 しかし、地方自治体としても、現状で可能な限り受益者負担を抑える努力が求められています。それは、被保険者の所得階層が200万円以下の世帯が80%を占めていることからもめいりょうであります。所得の15%前後の支払いは負担の限界を超えており、生活そのものを崩壊しかねません。
 現国民健康保険制度上、江別市としても、受益者負担増や一般会計からの繰入れしか、歳入を増やす道はありません。この間も一般会計から任意分として財源補てんしていることになっていますが、国保中央会のデータでは、少し古いのですが、平成10年度はゼロになっており、平成11年度もゼロと思われます。保健福祉部の資料では3億101万6,000円となっています。それは、当市が任意として繰入れしているといっても、任意分の財政安定化に代表されるように、交付税措置されているからゼロになっているわけで、純粋に市が政策的な繰入れはしていなかったあかしであります。
 道内各市の繰入状況は、こくほえべつによりますと、一人当たり繰入れは平均で1万3,329円。石狩管内の江別を除く4市、千歳、恵庭、北広島、石狩の4市と比較してみますと、江別はゼロでありますが、千歳は一 人当たり1万6,385円、2億8,900万円、恵庭は一人当たり1万5,657円、2億1,800万円、北広島は1万558円、1億3,000万円、石狩市は8,227円、1億900万円であります。道内34市でゼロと言われるところは、江別を含めて4市であり、根室、留萌、歌志内、江別となっております。石狩管内4市の江別との比較でも、江別よりも財政規模が少ない管内であり、それぞれが1億ないし3億円の独自施策として一般会計からの繰入れをしています。
 交付税は、もちろん市長の裁量でどうにでも判断できる財源であることは承知していますが、交付税は基準財政需要額から見て基準財政収入額が不足する部分について措置された財源であり、基準財政需要額は最低水準の行政費であります。江別市はこの一、二年、この最低水準分しか繰入れしていないか、それ以下の財源補てんであったわけです。一般会計規模から見ても、国保会計への繰入れをもっと手厚く考えるべきであります。
 もちろん国に向かっては、国庫支出金の増額を求めるとともに、薬価や診療報酬、医療機器、さらには介護保険や老人保健等々、抜本的改正の声を上げ、国民が安心できる医療制度、保険制度の充実を推進するよう求め、反対討論といたします。
 以上です。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。

堀内 城 君

 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第29号 平成13年度江別市国民健康保険特別会計予算について、一括して賛成の立場で討論に参加いたします。
 本提案は、基礎課税限度額を50万円から52万円に、課税案分率の改正を行うこと、また低所得者への軽減額の改正についてであります。この改正により、一世帯当たりの平均国保税額は年間で15万4,436円となり、前年度比9.3%の増とのことであります。
 国民健康保険の加入者は市民の25%に当たり、所得状況の不安定な世帯の比率も高い現状にありますが、地域医療保険として地域住民の医療の確保、健康の保持増進のため、利用者及び市、道、国において相応の負担をして支えていかなければならない制度であります。
 基金積立金が底を突き、一般会計からの繰入金を増額を図っても、なお運営が困難であるとのことであり、経済状況の低迷、高齢化の伸展により、被保険者の加入増加による医療費が増大傾向にあるとのことであります。国民健康保険制度の構造的ぜい弱性から不安定な財政運営を余儀なくされており、市民負担の軽減を図るには、一地方自治体の力だけで保障を行うには限度があると考えます。したがって、国民健康保険制度の抜本的改正について、国への要望をさらに強化すべきと考えます。
 本提案では、さきに述べたとおり、医療費の増加等により、現行のまま推移すると大幅な収支不足が見込まれることから、単年度収支の均衡を図り、医療給付の確保と負担の公平化を図るため、国保税率の改定と課税限度額の引き上げを行うということで、現行の制度下においてはやむを得ない措置と判断し、今後、国保会計の一層の健全化の努力をされますことを要望いたしまして、賛成討論といたします。
 以上です。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第13号及び議案第29号を起立により一括採決いたします。
 議案第13号及び議案第29号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 静粛に願います。
 次に、議案第31号 平成13年度江別市介護保険特別会計予算に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

高橋 典子 君

 議案第31号 平成13年度江別市介護保険特別会計予算に対し、反対の立場で討論を行います。
 介護保険制度については、実施から約1年経過し、利用料の負担から利用抑制が生じたり、医療から介護への移行が予定どおりには進まないなどの問題が現われてきています。
 国においては、新年度予算の中で、要介護認定の問題への対応や痴ほう性高齢者への施策など、一定の取り組みが行われようとしています。
 また、先日の新聞報道によるところでは、全国の自治体の中で、介護保険料や利用料について、わずかな年金収入で生活する高齢者には重過ぎるとして、独自に減免、軽減を行う自治体が増えてきており、さらに今後実施を予定しているところもあるとのことです。それぞれの自治体において、この間の推移の中で必要とされる施策に取り組んでいるものと言えます。
 当市においては、被保険者が監獄等に拘禁されている場合を例にとり、保険料の減免対象の拡大が行われるものの、低所得者への対策はいまだにとられておりません。市が行ったアンケート調査を見ても、経済的負担について記入が見られるなど、切実な市民の実態が現われてきています。今年10月からは保険料の全額徴収が開始されることからも、早急な対応が取り組まれるべきです。
 市長の市政執行方針に示されているように、利用者の視点に立って、江別市の介護保険が介護を必要としているすべての人に安心して利用される制度となるよう、具体的施策を講じるべきであることを申し上げ、反対の立場での討論といたします。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。

坂本 和雄 君

 議案第31号 平成13年度江別市介護保険特別会計予算は、委員長報告に賛成の立場で討論に参加いたします。
 平成12年4月にこの介護保険法が制定され、21世紀の高齢化社会における福祉の在り方、だれもが直面する介護の問題を社会全体で支える制度の確立であり、共同社会での時代ニーズに適合したサービスが求められ、家族が安心のできる事業内容が必要であり、特に高齢者福祉計画との連携が重要視されるものであります。
 平成13年度予算総額38億7,200万円であり、事業執行に当たっては介護保険法及び介護保険法施行法に基づき運営され、財源見込みは3年間の中期財政運営に基づき運営されており、本年は介護認定審査会委員も4名増員して24名とし、家族の相談、指導の強化を図り、また仮称江別市ケア会議などを検討されており、高齢者対策、老人福祉として家族介護慰労事業、はいかい高齢者位置検索サービス事業などに新しく取り組み、実施するものであります。
 今後においても、事業内容の変化、市民要望を踏まえ、介護保険予算案について評価できるものであります。
 よって、議案第31号 平成13年度江別市介護保険特別会計予算について、賛成の討論といたします。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第31号を起立により採決いたします。
 議案第31号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第30号 平成13年度江別市老人保健特別会計予算、及び議案第32号 平成13年度江別市基本財産基金運用特別会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第30号及び議案第32号を一括採決いたします。
 議案第30号及び議案第32号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第33号 平成13年度江別市水道事業会計予算、及び議案第34号 平成13年度江別市下水道事業会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。

森好 勇 君

 議案第33号 平成13年度江別市水道事業会計予算、及び議案第34号 平成13年度江別市下水道事業会計予算について、反対の立場で討論に参加します。
 一つに、核家族化、少子高齢化が進む中、少人数世帯が増える傾向にあります。
 江別市の一世帯当たりの家族数は、20年前、平均一家族3.02人でしたが、昨年度は2.54人となっております。ちなみに、低所得者が多い国保加入者の一世帯平均は1.91人です。
 一人、二人の世帯が増え続ける中で、実使用量8立方メートルに満たない世帯も比例し、現在でも2割前後を占めていると思われます。道内でも5立方メートルないし6立方メートルを基本水量にしている市が8市あり、下水道料金とも連動している基本水量の引き下げをすべきであります。
 二つ目には、料金の減免についてであります。
 道内の半数近い15の市で、水道料金の減免制度が確立されています。
 公営企業は、一般企業としては採算性の低いもので、多額の資本量を必要とします。経営原則として独立採算制になっており、サービスの対価として受益者から料金を徴収しているわけであり、他市の状況からも、低所得者の福祉向上という観点で、一般会計で責任を持って対処すべきであります。
 三つ目に、景気対策のかぎは個人消費の拡大であり、国民の購買力を直接温めることです。すぐに好結果が出るものではありませんが、その影響は心理的に大きく波及します。
 下水道は、汚水管整備普及率は96.4%となっており、今後は雨水管整備への建設改良が中心になりますが、雨水は原則公費負担であり、また上水道は10年、20年先の人口増に対する長期的・計画的負担金のことを考えるならば、現行の財政計画にひずみを生ずることはありません。両会計とも健全経営を維持できる環境になっており、消費税を転嫁しなくても事業執行に支障はないと思います。
 以上をもって反対討論といたします。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。

齊藤 佐知子 君

 議案第33号、議案第34号、平成13年度江別市水道事業会計予算、下水道事業会計予算に賛成の立場で討論に参加いたします。
 水道事業に関しては、水利権確保のための夕張シューパロダム、滝里ダムの取水量、予定量が江別市の人口動向に合わず、投資の見直しが必要ではないかとの質疑もありましたが、将来の人口動向増に対応するために必要であり、取水年次の繰下げも示されました。
 また、同事業は他自治体との共同事業の性格もあり、安定的な水源確保ということで、一定の理解をするものであります。
 また、上江別の浄水場の給水量は75%を超えており、一般的には75%を超えると、次の施設整備を検討しなければならないとされております。夏場においては80%を超える現状があるとの報告があり、また取水場の濁度に対応と、濁りを定期的に取り除くための作業の必要性があり、浄水場の整備事業計画は妥当と考えるものであります。
 また、老朽管の布設替えを計画的に進めるなど、安定的に給水を行うための計画もあり、さらに地震などの災害に対応すべく、配水区域ブロック化事業も計画的に進められていることを評価いたします。
 下水道事業会計予算については、内部留保資金の活用で下水道の使用料金の値下げを検討すべきとの質疑がありましたが、今後の施設整備は汚水施設整備から雨水施設整備にシフトする考えを示されており、約13億円の内部留保資金は企業債の償還と施設整備に充てられ、今後の下水道料金の安定に資してまいりたいとの説明があり、十分納得できる対応と受け止めるものであります。
 水道事業、下水道事業は、短期的な値下げ、値上げなど市民生活に影響ある施策ではなく、長期的に上下水道使用料金が安定維持されることが最も大切と考えます。その上で、市民サービスを第一に考え、安全、安心な事業を継続させることを望み、賛成討論といたします。

議長(赤坂 伸一 君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第33号及び議案第34号を起立により一括採決いたします。
 議案第33号及び議案第34号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第35号 平成13年度江別市病院事業会計予算に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第35号を採決いたします。
 議案第35号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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