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平成12年第1回江別市議会会議録(第1号)平成12年3月2日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き 

審査報告第2号ないし審査報告第5号

議長(赤坂伸一君)

 日程第6ないし第9 審査報告第2号 平成11年請願第4号 JR江別駅に南口の改札口とエスカレーターの設置を求めることについて、審査報告第3号 平成11年請願第5号 JR野幌駅にエスカレーター等の設置を求めることについて、審査報告第4号 平成11年請願第6号 JR大麻駅にエスカレーター等の設置を求めることについて、及び審査報告第5号 平成11年陳情第7号 「ことばの教室」の教育環境拡充に関することについて、以上4件を一括議題といたします。
 総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(星昭史君)

 それでは、平成11年請願第4号 JR江別駅に南口の改札口とエスカレーターの設置を求めることについてほか3件に関する審査経過と結果を一括ご報告申し上げます。
 委員会の開催日は付議事件審査結果報告に記載のとおりであり、審査に当たりましては、道内の状況などを調査したほか、各担当部局の協力を得て制度の内容確認等を行ってまいりました。
 初めに、JR駅に関する3件の請願について申し上げます。
 まず、補助制度でありますが、運輸省は一昨年末、全国の主要駅にエレベーター等の設置を促進するため、交通施設バリアフリー化設備整備費補助金制度を設け、高齢者や身障者が鉄道駅を安全に利用できるよう、鉄道事業者に対して駅におけるバリアフリー化設備の整備経費を補助することとしております。対象は障害者対応型エレベーターやエスカレーター、トイレなどで、対象基準は構内の高低差が5メートル以上、乗降客数が一日当たり5,000人以上の駅であります。
 国の補助額は地方公共団体の補助額と同額かつ整備費の3分の1以内で、運輸施設整備事業団を通じて鉄道事業者に補助され、地方公共団体も3分の1を補助し、残る3分の1が事業主体である鉄道事業者の負担であります。整備経費は駅構内の状況にもよりますが、1駅につき約3億円とのことであります。
 各駅の一日平均乗降客数は、昨年度、江別駅は6,411人、野幌駅は1万2,767人、大麻駅は1万5,918人で、構内の高低差も含め、いずれも基準に該当しております。
 補助基準に該当する道内の整備対象駅は27駅で、エレベーター等を設置済みの駅は新琴似や石狩当別などの12駅。残る15駅につきましては、請願の市内3駅も含まれております。事業主体であるJR北海道といたしましては、おおむね10年間で年次的に解消したい意向とのことですが、経営状況や国の予算も影響するため、市としてはJRとの連絡調整会議等で連絡を密にし、調整していきたいとのことであります。
 なお、国は現在、お年寄りや身体障害者のために、駅や空港などの旅客施設の新設や大規模改修の際、エレベーター等の設置を義務付け、既存施設へは努力義務を課す内容で、交通バリアフリー法を制定しようとしております。市町村は旅客施設とその周辺を重点整備地区とする任意の基本構想を策定することができるもので、年内の施行を目指しているとのことであります。
 次に、討論の状況でありますが、すべて採択の立場からであります。
 JR江別駅に南口の改札口とエスカレーターの設置を求める請願第4号では、市長は昨年の第2回定例会で、江別駅周辺地区の整備に関連して人道橋や駅南口の設置を含むアクセスを検討すると答弁しており、核施設への進出が具体化する中、鉄南地区の連絡路等が事業計画に組み込まれると期待する。また、交通バリアフリー法により重点整備地区を位置付ける基本構想の策定に当たっては、市民参加の下で関係機関と十分協議して進めるよう期待する。
 他の委員からは、高齢化社会の到来や障害者の自立と社会参加意欲の高まりの中、ノーマライゼーションの考えの下で、だれもが住み慣れた地域の中で可能な限り自立し、豊かに暮らし続けられる環境整備が求められており、公共交通機関を利用する高齢者や障害者等にとって、その利便性及び安全性の向上は社会活動への参加を保障するものとなる。鉄南地区の人口増加から、江別駅の南口開設は強く望まれると述べられています。
 以下、同趣旨の討論内容は省略いたします。
 請願第5号 JR野幌駅にエスカレーター等の設置を求めることについては、野幌地区の人口は顕著に増加しており、通勤や通学に野幌駅を利用する市民が一日1万人を超える状況で、足腰の弱った方々や身体に障害のある人たちも多く利用されている。江別の顔づくり事業の大きな柱である鉄道高架事業との整合性を前提に、早期に進められるよう働き掛けるべきである。
 他の委員からは、周辺にある社会教育施設や商業施設の利用者のためにも、野幌駅のバリアフリー化が望まれると述べられております。
 次に、請願第6号 JR大麻駅にエスカレーター等の設置を求めることについて、特に高齢化が進む大麻地区ではJR駅のバリアフリー化は急務であり、市民のだれもが生きがいを持ち、豊かに生活できるよう、江別市障害者福祉計画の趣旨に基づく施策推進を期待すると述べられております。
 採決の結果、請願第4号ないし第6号は、いずれも全員一致で採択すべきものと決しております。
 次に、ことばの教室に関する陳情について申し上げます。
 ことばの教室は、各教科の大半は通常の学級で受けながら、言語に関する障害や症状に関し、その状態に応じて言語発達に向けた相談や訓練等の指導を行っているものであり、平成5年に学校教育法施行規則が一部改正され、学習障害に対する特別の教育課程として位置付けられ、通級指導教室と呼ばれております。
 江別市では昭和52年に中央小学校へ、55年に大麻東小学校へ開設され、平成9年4月から通級指導教室となり、現在に至っております。
 児童部門は道費で運営されており、市費で運営する幼児部門は障害福祉として通園施設方式を採る市町村もありますが、当市の場合は幼小連携を重視し、小学校に幼児部門を併設しております。幼児期からの指導の連携のほか、幼児と児童との時間帯が異なることから、児童担当の先生と幼児担当の職員が相互に協力できる利点があるとのことであります。
 通級人数と職員配置の現状は、今年度5月現在、中央小学校では幼児34名に対し正職員2名と非常勤職員1名、児童55名に対し教員4名で、大麻東小学校では幼児20名に対し正職員と非常勤職員が各1名、児童18名に対し教員2名であります。
 過去5年間の推移では、幼児・児童とも増加傾向にあり、職員体制については、陳情者からの要望を受け、平成10年度に中央小の幼児部門で市の非常勤職員を増員し、児童部門についても道教委に増員を要望しているとのことであります。ただし、両校とも待機者はおりません。
 道教委では、対象児童生徒数10人に対し1人の教員を配置するとしておりますが、毎日の通級ではなく、週におおむね1回、程度に応じて1時間から2時間の指導であり、必ずしも人数の問題だけではなく、指導時間の関係もあるとのことであります。
 月別の推移では、幼児は3歳児健診等で発見されるため、年度の後半に増加傾向が、逆に児童は年度後半に減少傾向があり、高学年になるに従い一定の改善が図られ、減少しております。
 両校の通級児童数合計では、1月現在で1年生が17名、6年生は4名であります。
 なお、小学校で普通学級に在籍しているため、卒業後の進路も中学校の普通学級に通っている現状とのことであります。
 地域別では、豊幌地区からは1月現在で幼児・児童を合わせて4名、鉄南地区からは35名、それ以外の地区からが91名であります。
 次に、討論の状況でありますが、趣旨採択とすべき立場の委員から、市は児童部門の教員について道に増員を要請しており、中学校への設置や地域的拡大を求める願意と子を思う親の気持ちは理解できるが、予算との関連もあり即時実施は困難で、内容の充実に向けた努力を期待すると述べられています。
 一方、採択すべき立場の委員からは、ことばの教室における指導は、親子と教師によるマンツーマン方式で、 状態に応じた指導方針を組み立て、カウンセリングを行う専門性の高い領域である。教師には教育相談など  様々な対応も求められ、通級児の人数も増加傾向にあるため、十分な人員配置が必要である。幼児・児童の 26.9%が鉄南地区からの通級で、長期にわたる通級の負担を考えるなら、この地域への設置は当然で、市の障害者福祉計画でも言語学級通級制度の推進を掲げており、計画の趣旨に沿った対応が求められると述べられております。
 以上の討論を経て採決の結果、陳情第7号は多数をもって趣旨採択とすべきものと決したのであります。
 付託案件4件にかかる審査報告は以上であります。よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 これより平成11年請願第4号 JR江別駅に南口の改札口とエスカレーターの設置を求めることについてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、平成11年請願第4号を採決いたします。
 平成11年請願第4号は、委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、採択することに決しました。
 次に、平成11年請願第5号 JR野幌駅にエスカレーター等の設置を求めることについてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、平成11年請願第5号を採決いたします。
 平成11年請願第5号は、委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、採択することに決しました。
 次に、平成11年請願第6号 JR大麻駅にエスカレーター等の設置を求めることについてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、平成11年請願第6号を採決いたします。
 平成11年請願第6号は、委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、採択することに決しました。
 次に、平成11年陳情第7号 「ことばの教室」の教育環境拡充に関することについてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 これより平成11年陳情第7号を起立により採決いたします。
 平成11年陳情第7号は、委員長報告のとおり趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、趣旨採択とすることに決しました。

 審査報告第1号

議長(赤坂伸一君)

 日程第10 審査報告第1号 平成11年請願第2号 乳幼児医療費無料制度(歯科を含 む)の拡充を求めることについてを議題といたします。
 厚生常任委員長の報告を求めます。

厚生常任委員長(岡村繁美君)

 それでは、請願第2号 乳幼児医療費無料制度(歯科を含む)の拡充を求めることについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 本件は、平成11年第3回定例会の初日に当委員会へ付託され、第4回定例会最終日には北海道による対象年齢引上げなど審査経過の一部をご報告申し上げました。その後、予算案策定の時期を迎える中で、道内各市がさらに拡大を検討しているのか、現在の動向等について担当部局から報告を受けております。
 通院について3歳未満まで助成している市は、江別市を含めて28市でございます。その中で特に近隣では、北広島市、石狩市、千歳市が4月からの1歳拡大を検討しているとのことであります。また、江別市も入院外の歯科について対象年齢を1歳拡大する条例改正案を提出予定との説明があり、このような状況を踏まえ結審に至ったものであります。
 討論では、いずれも採択すべきとする立場の委員からでありますが、江別市をはじめ道内の多くの市は、国や道に先駆けて制度の前進に努力してきた。その結果として、道は対象年齢を引き上げる手続を開始し、江別市においても入院外の歯科について対象年齢を1歳引き上げるべく平成12年度予算案に盛り込まれるとのことである。さらに、道内各市、取り分け近隣市においては、さらなる制度拡充を検討しているとのことであり、道の動向を受け止め、財政負担を考慮しつつ、請願の趣旨に少しでも早くこたえていくべきである。
 また、他の委員からは、この制度が少子化対策や乳幼児の健康増進に果たしている役割は大きいが、基本的には道で制度化され、市との共同作業で実施されているものである。その本体を成す道の事業の仕組み自体が変わるやに聞くが、それらは乳幼児医療費だけではなく、ほかの医療費助成制度全般にもかかわっており、それらとの兼ね合いや財政上の兼ね合いを考慮し、実現すべく努力されたいと述べられております。
 以上の討論を経て採決の結果、請願第2号は全員一致で採択すべきものと決したのであります。
 審査結果及び経過につきましては以上であります。よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で厚生常任委員長報告を終結いたします。
 これより平成11年請願第2号 乳幼児医療費無料制度(歯科を含む)の拡充を求めることについてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、平成11年請願第2号を採決いたします。
 平成11年請願第2号は、委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、採択することに決しました。

議案第4号及び議案第5号

議長(赤坂伸一君)

 日程第11及び第12 議案第4号及び議案第5号の財産の取得について、以上2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

建設部長(高田末雄君)

 ただいま上程になりました議案第4号 財産の取得について及び議案第5号 財産の取得について、一括その提案理由をご説明申し上げます。
 まず、議案第4号のロータリ除雪車の購入でありますが、本件は、市内幹線道路の除排雪延長の増加並びに自治会排雪等の市民要望に対応するため、平成11年度建設機械整備事業の追加により、補助を受けてロータリ除雪車1台を購入しようとするものであります。
 取得するロータリ除雪車の内容につきましては、除雪幅が2メートル20センチメートル、250馬力のエンジンを搭載し、時間当たり最大除雪量が2,300トンとなっております。
 本件につきましては、去る1月20日、株式会社栗林商会ほか2社によります指名競争入札を行った結果、2,656万5,000円で株式会社日本除雪機製作所が落札、同日売買の仮契約を締結いたしたところであります。その内容につきましては、参考資料として添付しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、議案第5号の麻別川都市基盤河川改修工事にかかわる事業用地取得でありますが、本件は、平成7年度から建設省の事業認可を受けて補助事業で実施をいたしております河川改修工事にかかわる事業用地の一部でありまして、この事業は市街化の進展に対応した災害の防止と潤いのある河川環境の創出を図るため、継続事業として整備を行ってきているところであります。
 今回取得する土地は、大麻地区の市道7号幹線農道地先より大麻北回り道路までの間に所在する江別市大麻342番1の内ほか計6筆、その面積は計1万710.77平方メートルであります。
 去る2月1日に江別市と札幌市白石区平和通17丁目北9番7号、稲津サツ子氏ほか3名の方と1億2,345万3,495円をもちまして売買の仮契約を締結いたしたところであります。その内容につきましては、参考資料として添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 これら2件につきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
 以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより議案第4号及び議案第5号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 議案第4号及び議案第5号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第4号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第4号を採決いたします。
 議案第4号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第5号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第5号を採決いたします。
 議案第5号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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