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平成24年第1回江別市議会会議録(第5号)平成24年3月26日 5ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第9号ないし議案第23号及び議案第32号ないし議案第39号

鈴木真由美君

 議案第10号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第33号 平成24年度江別市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
 国民健康保険税条例の一部改正は、地方税法の一部改正によるものであります。基礎課税分の課税限度額を50万円から51万円とし、後期高齢者支援金等課税分を13万円から14万円に、また、介護納付金課税分を10万円から12万円に引き上げるものであります。
 今回の改正は、限度額のみとし、税率は据え置くとのことですが、国民健康保険加入世帯1万8,222世帯のうち1.8%にあたる333世帯が影響を受けるとのことです。
 健康保険税の値上げを受け入れるには、市民は厳しい生活状況にあると考えますが、地方税法の改正によるものであることから、これを認めます。
 次に、平成24年度江別市国民健康保険特別会計予算については、被保険者数が1.8%増の3万907人とし、一般会計からの繰入れを前年度より約3,400万円減額して約7億7,000万円に、国民健康保険積立基金からの繰入金を約2億4,000万円としております。
 国民健康保険税額の改正も予定されておりますが、健康増進を目的とする他制度との連携や併用を行いながら、病気予防、早期発見、早期治療に市民が臨めるように、相談・指導体制を充実されることにより医療費の抑制にも効果を示すことができると考えられます。
 現行制度の中で、互いに支え合う国民健康保険であり、事業運営には制度上の限界もあると理解しますが、市民の健康支援の役割を担うことを期待し、賛成の討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第10号及び議案第33号を起立により一括採決いたします。
 議案第10号及び議案第33号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第34号 平成24年度江別市後期高齢者医療特別会計予算に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

森好勇君

 議案第34号 平成24年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。
 日本共産党は、そもそもこの制度自体に反対しています。平成24年度は、2年ごとに保険料が改定される年度で3回目の改定に当たり、保険料は改定ごとに引き上げられてきています。この制度は、平成18年に自民・公明両党が強行した医療制度改革関連法で導入が決められ、国民の多くが差別医療を許せないとして選挙で審判され、民主党は廃止するとして政権につきました。しかし、いまだにこの制度は存続されています。新制度の論議もされていますが、会計は現役世代と別勘定にするという方向で進められており、高齢者全体の医療費が増えれば高齢者自身の保険料が増えることになります。結局、医療費に対する国の負担を減らすという考えであります。
 平成20年の制度スタートのときは、高齢者が払う保険料10%、他の医療保険からの支援金40%、国・自治体負担50%という財源割合でしたが、75歳以上人口の増加に応じて財源割合を12%、15%などと自動的に引き上げる仕組みになっています。高齢化が進む限り、際限なく保険料が引き上げられる制度であり、平成20年には10%、平成22年には10.26%、今回は10.51%となりました。
 江別市の後期高齢者医療特別会計予算でも、年金から自動的に天引きされる特別徴収保険料は前年度の1人当たり平均額6万4,091円から6万6,397円と2,306円の負担増に、後期高齢者保険料全体では6,067万4,000円の増額になっています。このように、年金支給額が減少する一方で負担が増える状況になっています。
 平成23年12月26日現在の滞納金額は128件で420万8,700円となっていますが、無慈悲にも短期証が3人に発行されており納得できません。運営主体は広域連合でありますが、健診受診率の引上げ、保険料や医療費一部負担の減免適用拡大など改善すべきことを述べ、反対討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。

島田泰美君

 議案第34号 平成24年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、委員長報告のとおり、賛成の立場で討論に参加します。
 我が国は、世界に類を見ないと言われる高齢化社会が進展する中、国民皆保険制度を守り、安心して医療を受け続けられるようにするため、長い議論を経た末に、若い世代も含めて支え合うことができる仕組みとして後期高齢者医療制度を導入し、平成24年度で施行から5年目を迎えます。
 2年ごとに改定される保険料は、本年2月に北海道後期高齢者医療広域連合議会において条例が可決され、平成24年度、平成25年度の保険料について、1人当たりの保険料で、均等割額が現行の4万4,192円から4万7,709円へ、所得割率が10.28%から10.61%へとそれぞれ引き上げられ、軽減措置を適用した1人当たりの年間保険料では、約6万5,000円から約6万6,600円と、率にしておおよそ2.5%増となっております。
 平成24年度江別市後期高齢者医療特別会計予算は、歳入歳出共に14億400万円であり、また、被保険者数は1万4,508人を見込んでいます。平成23年度予算の13億500万円、被保険者数1万3,870人と比較しても、予算、被保険者数ともそれぞれ大幅な増となっており、高齢化の進展によりこの医療制度及び本特別会計の果たす役割も大きくなっています。
 また、今回の委員会審査においては、保険料滞納状況についての資料が提出され、滞納件数・金額とも減少していること、さらには平成23年度に初めて発行された短期証発行者3名に対し、納税相談など滞納者との接触機会を持つなどしてしっかり対応されていることが明らかとなりました。
 与党は、後期高齢者医療制度の廃止をマニフェストで掲げる中、高齢者医療制度改革会議において最終取りまとめがなされ、廃止法案の提出が予定されておりましたが、与野党協議において負担増を懸念する全国知事会等の意見もあり、国会提出は現時点では見送られるとの報道がなされております。
 今後においても、高齢者医療制度改革法案の提出時期については、社会保障と税の一体改革成案を受けた医療保険制度改革法案に高齢者医療制度改革を含める形で、次期通常国会以降になる見通しであり、新たな制度への移行は最低でも平成26年3月と見込まれると、他県の後期高齢者医療広域連合がホームページ上において掲載しております。
 このことからも、後期高齢者医療制度及び本市における特別会計は依然として高齢者医療を支える柱であり、これまでと変わることなく制度の周知や理解とともに、きめ細やかな対応が必要であることを重ねて申し上げ、さらには、公平性の観点からも、収納対策と滞納者への適切な対応も併せて進めていくことを強く要望し、議案第34号 平成24年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場での討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第34号を起立により採決いたします。
 議案第34号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第13号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第35号 平成24年度江別市介護保険特別会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。

森好勇君

 議案第13号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第35号 平成24年度江別市介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。
 介護保険制度は、平成12年にスタートしてから12年経過し、3年ごとに計画の見直しが義務付けられており、平成24年度から第5期事業計画期間に入ります。高齢化に伴い江別市でも、被保険者数は前年度より670人増え2万8,864人、認定者数も5,388人とし、第5期事業計画の最終年の平成26年度には630人増え6,018人と計画しています。65歳以上人口の19%を見込み、認定されながら介護サービスを利用しない者を22%と推計し事業計画を立てているところです。
 議案第13号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、介護保険料の引上げの内容であり、所得段階を7段階制9区分から10段階制12区分とし、第3段階、第4段階において、一定の所得以下の方については軽減措置を設けることとしました。基準額は、年額保険料で5万4,240円、月額保険料で4,520円となり、年額で6,480円の負担増となるものです。年金の引下げやこの間の各種控除の廃止、縮小等が行われ、高齢者世帯の生活が今まで以上に厳しさを増している中で、保険料を引き上げることには同意しかねるものです。
 次に、議案第35号 平成24年度江別市介護保険特別会計予算は、歳出で前年度予算と比較して保険給付費等の増額により4億1,200万円増え、75億8,800万円の規模になりました。介護保険制度は、家族による介護から社会で支えると言われましたが、施設整備計画は後追い状況であり、病院入院患者の早期退院を進める国の在宅治療と同じように、介護保険も国庫支出金を減らす方向で、基盤整備に消極的であります。
 江別市の第5期事業計画では、施設整備として認知症グループホーム2か所、定員29名の小規模特別養護老人ホーム、小規模特定施設の整備により入所者数を施設全体で94名分増やすとされていますが、特別養護老人ホームの待機者591人からしても不足しており、また、認知症グループホーム対象者が増えつつあることからも十分とは言えません。介護保険料を支払っても施設が利用できない実態であり、根本的には国や道が責任を持って介護保険施設の整備計画を拡充しなければ、全国42万人と言われる特別養護老人ホーム待機者は解消しません。
 第5期江別市介護保険事業計画の初年度予算として、認知症高齢者とその家族への支援等評価する点も幾つかありますが、利用者への負担軽減策がほとんどなく、低所得世帯に対する市独自の上乗せ策にも消極的なことを指摘し、議案第35号 平成24年度江別市介護保険特別会計予算は、議案第13号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてに基づく予算であることからも、反対の討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。

裏君子君

 議案第13号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第35号 平成24年度江別市介護保険特別会計予算に、いずれも賛成の立場で討論に参加いたします。
 歳入歳出予算の総額は75億8,800万円で、歳出の内容では、主に総務費、保険給付費、地域支援事業費などで、歳入の内訳は、介護保険料、国庫・道支出金、支払基金交付金などとなっています。介護保険料を前年度と比べますと、約2億5,000万円の増加となりますが、その要因は、第1号被保険者保険料の基準額を3,980円から4,520円とすることによる増加分で、増加部分は、激変緩和の政策的考えから、現在の7段階9区分を、10段階12区分に変更することで、被保険者の所得に応じた軽減と負担を求める考えを示しており、おおむね理解するものです。
 国では、4月から診療・介護報酬が同時改定となり、そのポイントは、医療と介護の連携を強化し、在宅療養を推進することにあります。そのため、介護では、在宅の要介護者の生活を支えるため、24時間対応の定期巡回・随時対応のサービスが創設されました。在宅療養の充実が図られたことは一歩前進ですが、こうしたサービス提供の実施に当たっては、訪問看護師や介護職員の人材確保が緊急の課題となっています。
 公明党は、具体的な人材確保策や介護報酬についても一層の改善が必要であり、まだ不十分と指摘しているところです。
 当市として、同サービスにどのように取り組まれるかとの質疑の中では、財団法人江別市在宅福祉サービス公社において夜間の訪問介護サービスの提供もありますが、限定的なものとのことです。また、事業者の参入を待ちたいけれども、手を挙げる事業者がいないのが現状とのことですが、今後、事業者へのフォローアップのお考えも示され、期待するものです。さらに、高齢者の成年後見人制度の具体的な取り組みについても、今以上に周知の努力が必要と考えます。
 地域包括支援事業においては、増加する地域課題に対する体制を強化していただき、地域包括の後方支援においても意を尽くされていることに理解をいたします。
 以上申し上げ、議案第13号及び議案第35号の賛成の討論といたします。

議長(尾田善靖君)

 他に討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第13号及び議案第35号を起立により一括採決いたします。
 議案第13号及び議案第35号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第36号 平成24年度江別市基本財産基金運用特別会計予算に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第36号を採決いたします。
 議案第36号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第23号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第37号 平成24年度江別市水道事業会計予算及び議案第38号 平成24年度江別市下水道事業会計予算、以上3件に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第23号、議案第37号及び議案第38号を一括採決いたします。
 議案第23号、議案第37号及び議案第38号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第22号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第39号 平成24年度江別市病院事業会計予算に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。 
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第22号及び議案第39号を一括採決いたします。
 議案第22号及び議案第39号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

議案第24号

議長(尾田善靖君)

 日程第26 議案第24号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(齊藤佐知子君)

 ただいま上程されました議案第24号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 改正の主な内容は、定例会初日の提案理由説明で述べられたとおり、昨年の東日本大震災による避難所生活において、様々な課題が浮き彫りになったことや、国の中央防災会議が取りまとめた報告内容を踏まえ、女性の視点をはじめ多様な意見を防災会議に反映させ、防災力を一層強化することを目的とし、併せて、委員として必要な人材を弾力的に任命できるように、職種ごとに定めている委員定数を総定数に改めるものであります。
 次に、主な質疑の状況を申し上げますと、女性の視点を反映するなど、防災行政に対するニーズの変化や多様化に対応するため、委員としてどのような人材を考えているのかとの質疑に対して、今回は、江別市女性団体協議会や社会福祉法人江別市社会福祉協議会、江別市自治会連絡協議会の代表者を想定しているが、今後も必要と思われる分野の方々の登用を図るため、弾力的な運用について検討すると答弁されております。
 また、防災会議に登用する女性委員の役割に関する質疑があり、答弁では、女性委員が参画し、発言していただくことが一番大事であることから、発言しやすい場の設定や会議の進め方などについて工夫したいと述べられております。
 以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第24号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
 当委員会に付託されました議案第24号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
 よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 これより議案第24号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第24号を採決いたします。
 議案第24号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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