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平成23年第2回江別市議会会議録(第1号)平成23年6月14日 3ページ

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6 議事次第の続き

議案第40号及び議案第41号

議長(尾田善靖君)

 日程第9及び第10 議案第40号 平成23年度江別市一般会計補正予算(第1号)及び議案第41号 平成23年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好昇君)

 ただいま上程されました補正予算案をご審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱について、ご説明申し上げます。
 市民の皆様並びに市議会議員の皆様、私は、去る4月の統一地方選挙において、皆様のご支援をいただき、再び市政を担わせていただくこととなりました。私は、これまでの4年間、市民協働の視点を基本に、市民との適切な役割分担の下、市民と共に歩むまちづくりを進めてまいりました。今、2期目のスタートに当たり、その決意を新たにするとともに、市民の皆様の期待と責任の重さを自覚し、身の引き締まる思いであります。
 私は、2期目の市政を担うに当たり、改めて江別市自治基本条例の精神にのっとり、全ての市民が参加し、議論し、連携する、市民が中心となるまちづくりの実現に向け、第5次江別市総合計画の着実な推進を図ってまいりたいと考えております。
 まず、私の所信を申し上げる前に、このたびの東日本大震災におきまして、犠牲となられた方々に哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された多くの皆様方に心からお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を願い、当市としましても、避難者の受入れや職員派遣など復興に向けできる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。
 それでは、2期目に向けた所信を述べるに当たり、初めに、時代認識について申し上げたいと思います。
 このたびの大震災は、発生から既に3か月が経過しましたが、まちには依然として未処理のがれきが残り、避難所生活が長期化するなど復興への道のりはいまだ遠いと言わざるを得ません。我々は、この事態を国難と受け止め、国民が心を一つにして復興に取り組まなければなりませんが、同時に、震災の影響は、被災地だけではなく、我々の生活にも大きな影響を及ぼすものと考えております。
 国では、昨年6月に元気な日本復活のシナリオとして新成長戦略を閣議決定するとともに、本年1月からは社会保障と税の一体改革に取り組んできたところでありますが、このたびの大震災により、こうした国の成長戦略やマニフェストの実施、財政健全化への取り組みにも影響が出始めており、さらに、防災のみならず、電力や環境、産業政策、人々のライフスタイルなど我が国の根幹に関わる政策や国民の価値観にまで影響が及ぶものと思われます。
 私は、これからの自治体は、激しい時代の変化にあっても、地域自らが考え、対応できる強い自治を目指して日々成長し続けることが必要であり、今後も、あらゆる分野への影響や変化を注意深く見守りながら、柔軟に対処していかなければならないものと考えております。
 また、今回のような想像を絶する自然の驚異を目の当たりにしますと、市民が安心して暮らせるという当たり前のことの有り難さを強く感じるとともに、被災地における住民同士の助け合いの姿や市民の皆様の被災地への心温まる支援の思いに接するとき、人への思いやりやつながりの大切さを強く感じるところであり、改めて人の心が通い合う安全・安心なまちづくりの重要性を痛感したところであります。
 さて、こうした状況を踏まえつつ、江別市の将来を展望いたしますと、最大の課題は、江別市がこれまで経験したことのない少子高齢・人口減少という状況下でまちづくりを進めなければならないことであります。人口が減少し、高齢者を支える生産年齢人口が年々減少していくと、地域力や市民力が低下し、まちの活力自体が低下していきます。こうした中で、まちの活力を維持し、持続可能な市政運営を進めるためには、人や自然、さらには地域特性など市が持つ潜在的な資源の価値を再確認し、このことをまちづくりにつなげていくことが不可欠であります。
 幸いにも、江別市は、大都市に隣接し、交通の利便性に優れているという地理的特性や大学・研究機関等の知的資源、学生の若い力、野幌森林公園をはじめとする自然環境など高いポテンシャルを持ったまちでありますが、まだまだそれらの資源をまちづくりに十分に生かしているとは言えません。こうした資源をまちづくりや地域経済の活性化に活用し、まちの魅力を高めていくことにより、市民の皆様がこれまで以上に自分たちのまちに誇りを持ち、多くの人々にこのまちに住んでみたいと思っていただけるものと確信しております。
 本年度は、第5次江別市総合計画後期基本計画の3年目に当たります。これからの4年間は、平成16年度から取り組んできた第5次江別市総合計画の仕上げの期間であり、また、それに続くまちづくりの方向性を明らかにしていくときでもあります。
 私は、第5次江別市総合計画に掲げた人が輝く共生のまちの実現を目指し、江別市自治基本条例の精神に基づき、市民の総意でまちの進むべき道を見極め、着実に歩んでまいりたいと考えており、今こそ、全ての江別市民が心を一つにして輝かしい明日の江別に向かって確かな船出をしてまいりたいと考えております。
 それでは、市政を担当するに当たっての私の基本姿勢を申し上げます。
 1点目は、市民協働の推進であります。
 先行き不透明な政治経済情勢の下、今後の少子高齢・人口減少社会における行政需要の増大に対応するためには、基礎自治体の役割が大きくなっていくことは明らかであります。そのためには、市民一人ひとりが自治の主役として市政に関する情報を共有し、自らの責任において主体的に考え、積極的にまちづくりに参加・協働しながらより良いまちづくりを推進することを市民自治の基本理念とするという江別市自治基本条例の精神、これこそが私の市政運営の根幹を成す考え方であります。
 まちづくりのあらゆる分野において市民と行政が同じ目線に立ち、問題意識を共有し、対話を重ねることによって進むべき道を見いだし、それぞれの責任と役割分担に沿って行動することが何よりも大切であります。私は、江別市自治基本条例に基づく市民協働のまちづくりを進めてまいります。
 2点目は、安全・安心なまちづくりであります。
 安全な環境で安心して暮らすことができるまちづくりを進めることは、地方自治体に課せられた責務であります。このたびの大震災をひと事と済ますことなく、自分たちの問題と捉え、市民の当たり前の生活を守るため、これまでの防災対策を今一度点検し、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。
 また、災害のみならず、江別市犯罪及び交通事故のない安全で安心なまちづくり条例に基づく取り組みや医療・福祉体制の充実、冬も安心して暮らせるまちづくり、食生活における安全・安心など市政のあらゆる分野において安全・安心をキーワードとして、江別の未来を見据えたまちづくりを進めてまいります。
 3点目は、定住人口の確保であります。
 本格的な少子高齢・人口減少社会においてまちの活力を維持していくためには、明確な戦略の下、新しい江別市民を呼び込むための取り組みが何よりも重要であります。
 子育て世代をはじめ、多くの皆様に住んでいただくため、子育て支援策、雇用及び住まいが一体となった取り組みを進めるなど様々な分野でまちの魅力を高める取り組みを進めてまいります。また、こうした取り組みや江別の魅力を内外に積極的に発信することにより、江別への関心を高めてまいります。
 4点目は、自立した基礎自治体への転換であります。
 これまでの自治体行政は、ともすれば国の指示を待ち、それに対応する受け身の行政になりがちでした。しかし、地方分権の進展により、これからの地方自治体は、より戦略性を重視したまちづくりが求められるとともに、国と対等・協力の関係を築いていくためには、自らが課題を掘り起こし、改善点やアイデアを国に積極的に提案していく姿勢が必要になってまいります。このため、私は、市役所を自ら考え行動する提案・実行型の組織へ転換するとともに、まちづくり戦略に対応できる組織体制の構築に努めてまいります。
 次に、私の2期目の基本理念である市民が真ん中のまち江別を目指してを実現するための五つのまちづくりの考え方について申し上げます。
 第一は、元気で安心できる、人に優しいまち江別についてであります。
 生活環境が向上し、医療技術が進歩したことにより、我が国は世界一の長寿国となりました。しかし、大切なことは、ただ寿命が延びることではなく、いかに健康で楽しく暮らしていくことができるかということであります。そのためには、まず、地域医療の核となる江別市立病院について、これまでの取り組みにより、経営健全化に向けた一定の道筋を付けることができたことから、今後は、診療科の充実や広域連携などにより、病院再生の取り組みを確かなものにしてまいります。
 また、市民自らが健康づくりに主体的に取り組み、検診率の向上や健康教育の充実を図り、健康寿命の延伸を目指すとともに、高齢者や障がい者が安心して暮らせるまちづくりに向け、大学の知識や学生の力を活用する江別モデルの構築を進めてまいります。
 第二は、子供を生み育てる環境が整う教育・文化あふれるまち江別についてであります。
 まちの活力は若い世代に、そして、江別市の未来は子供たちに懸かっています。このため、若い世代が安心して暮らし、子供を生み育てることができるよう江別市立病院における産科医療体制の強化や妊婦健診、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンなど女性や子供に対する各種の取り組みを継続実施してまいります。
 特に、子育て世代については、就労形態の多様化に伴い、仕事と育児の両立が大きな課題となっており、就学前の保育環境の対応は喫緊の課題でありますので、各種保育施設の安定的な運営など子育て環境の充実に努めてまいります。
 また、次世代を担う子供たちを健やかに育むため、就学前から一貫した教育や基礎学力・基礎体力の向上、食育計画に基づいた食育の推進に努めるとともに、子ども・若者育成支援推進法に基づくいじめ・不登校などの対策を進めてまいります。
 第三は、地域の特性を生かした産業を生み出すまち江別についてであります。
 江別市が将来にわたって発展していくためには、地域産業の活性化が最大の課題であり、その成否は潜在能力の活用に懸かっています。
 そこで、江別が持つ地理的優位性や大学等の知的資源、都市近郊型農業という特性を生かし、現在、参加市や北海道経済連合会、北海道と連携し、提案準備を進めております北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区構想やアグリビジネスの推進などにより、食の知の拠点づくりを進めてまいります。
 また、これまで進めてきた市内経済の活性化のための様々な取り組みを検証し、今後とも、市内企業の受注機会や域内消費の拡大を図ってまいります。
 さらに、江別市の新しい中心市街地の形成を目指して取り組んでいる江別の顔づくり事業については、江別市が将来にわたり持続可能なまちづくりを進める上での先導的な事業として着実に進めてまいります。
 第四は、環境に配慮した緑あふれるまち江別についてであります。
 このたびの大震災を教訓として、環境に配慮したまちづくりはこれまで以上に重要なものとなっております。市民一人ひとりが、低炭素型社会と省エネルギー社会へとライフスタイルを見直していく意識を持ち、行動することが重要であります。このため、江別市環境管理計画に基づき、電気自動車など環境に優しい公用車の導入を進めるとともに、野幌駅周辺をモデル地区として公用車のカーシェアリングを実施し、さらにサイクルシェアリングなどの可能性を調査してまいります。
 また、大学や企業と連携した環境学習や環境教育に取り組むとともに、石狩川などを活用した体験型環境学習の充実を図ってまいります。
 さらに、本年度から10年間の計画としてスタートした江別市一般廃棄物処理基本計画に基づき、廃棄物の発生を抑制するとともに、ごみの資源化、堆肥化を進めるなど循環型社会の構築を進めてまいります。
 第五は、立ち止まらない市政改革の下、市民が参加する市民協働のまち江別についてであります。
 市民ニーズに沿ったまちづくりを進めるためには、市民参加を基本に、時代の要請に対応した体制を構築していくことが求められています。このため、簡素で効率的な市政運営を基本に、不断の改革に取り組むとともに、江別市自治基本条例の下、市民との情報共有を進め、計画・実施・評価の各段階を通じて市政への市民参加に努めてまいります。
 また、市民自治の中核となる地域コミュニティや市民活動団体との連携を強化するとともに、各団体の自主的な活動を支援してまいります。
 以上、市政運営に当たっての私の基本的な考え方を申し上げました。
 次に、平成23年度の一般会計及び下水道事業会計補正予算案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 本年度は、統一地方選挙の年でありますことから、当初予算の編成においては、いわゆる骨格予算とし編成してまいりましたが、今次ご提案いたします補正予算は、先ほど申し上げました市政執行の基本方針に基づく政策予算等につきまして、それぞれ措置するものであります。
 その結果、今次補正の歳出予算総額は、一般会計3億8,426万9,000円、下水道事業会計8,000万円、計4億6,426万9,000円となり、これを当初予算に加えました各会計の総額は、一般会計390億2,926万9,000円、特別会計208億4,750万円、企業会計156億7,172万7,000円、計755億4,849万6,000円となるものであります。
 以下、その概要につきまして一般会計から順次ご説明申し上げます。
 まず、歳出でありますが、総務費の一般管理費では、大規模災害を想定した避難所運営の訓練を行うほか、野幌駅のしゅん工に合わせた防災訓練を行う経費など地域防災力向上のための経費として311万3,000円を、東日本大震災被災地への支援のため、職員の派遣費用として788万5,000円を、平成22年に発生した土木事務所敷地内での交通事故の示談成立に伴い、その賠償金として634万4,000円を、財産管理費では、環境負荷軽減のため、電気自動車を購入する経費として466万6,000円を、さらに、購入する電気自動車を含めた公用車2台を平日は市役所が、休日は市民が利用するカーシェアリングとして野幌駅周辺で実施し、市民の環境保全意識を一層高めていくための経費として238万8,000円を、企画費では、体験学習環境を整備するため、酪農学園大学の実習室の整備経費を補助し、食育の一層の推進を図るための費用として80万8,000円を、平成26年度から始まる次期江別市総合計画策定の準備経費として836万8,000円を、広報費では、江別市外の方々にも江別市に関心を持ってもらい、その良さを積極的にPRするためのパンフレットやホームページを拡充する広報経費として180万4,000円を、環境対策費では、さきに改正されたエネルギーの使用の合理化に関する法律、いわゆる改正省エネ法の趣旨を踏まえ、全公共施設のエネルギー使用量を的確に把握できる全庁的なエネルギー管理システムの導入経費として131万3,000円を、子供向けの環境教育の充実のため、ごみの減量体験講座の全小学校での実施経費や、講義及び実験を通して自然エネルギーについて学ぶ体験型環境学習の実施経費として137万円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、民生費の老人福祉費では、隣接する保育園の建て替え敷地を確保するため、緑町老人憩の家建て替え経費として4,378万5,000円を、障害福祉費では、重症心身障がい者等の社会参加を支援するため、看護師の派遣に係る費用として276万9,000円を、児童福祉総務費では、養育支援が必要な家庭に対し、これまでの保健師に加えて新たにヘルパーが行う支援経費として145万7,000円を、放課後児童会運営費補助金として、これまで小学校一年生から三年生までであった補助対象児童を新たに小学校六年生まで拡大する経費として395万4,000円を、保育所費では、みどり保育園の民設化に伴い、安心こども基金を活用した園舎建て替えに対する補助として1億4,161万2,000円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、衛生費の予防費では、がんの早期発見・早期治療を促すために、40歳から60歳までの5歳刻みの年齢の方の大腸がん検診を無料化する経費として1,193万3,000円を、同様に、40歳から65歳までの5歳刻みの年齢の方の肝炎ウイルス検診を無料化する経費として612万5,000円を、さらに、精密検査対象者のうち、未受診の方へ直接電話を掛け、受診勧奨を行うための経費として93万2,000円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、農林水産業費の農業振興費では、平成23年度より農業者戸別所得補償制度が導入されたことに伴い、その事務費を地域農業再生協議会に補助する経費として2,132万円を措置するものであります。
 次に、商工費の商工総務費では、各産業部門の相関関係を明確にし、経済波及効果を分析するための産業連関表を作成する経費や、人口減少問題に対応するため、市内に進出した企業従業員の市内居住促進の可能性等を調査する経費として150万円を、商業振興費では、社団法人江別青年会議所の40周年事業として本年7月に開催されるEBE‐1グランプリを支援し、江別産食材の地産地消を推進するための補助金として50万円を、観光費では、近隣市町村から観光誘客をするため、江別の食や自然などをテーマとしたパンフレット作成等の広報経費として210万円を、セラミックアートセンター費では、市民の芸術文化活動の一層の振興を図るため、企画展示室を市民ギャラリーに活用するなど幅広い利活用を促進するための改修経費として1,833万3,000円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、土木費の道路橋梁新設改良費では、大麻東駅通りや隣接するポケットパーク整備等の費用として1,738万円を、都市計画総務費では、次期江別市総合計画に合わせ、平成26年度からスタートする江別市都市計画マスタープラン策定の準備経費として669万7,000円を、江別の顔づくり事業として、野幌駅南通りの現況測量の外、駅周辺の自転車利用実態調査などの経費として1,392万円を、野幌駅周辺地区活性化協議会が実施予定の高架開業記念行事に対する補助金として35万円を、建築指導費では、江別市耐震改修促進計画に基づき、住宅の耐震改修を促進するための補助として150万円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、消防費の常備消防費では、老朽化した救急車両の更新費用として2,400万円を措置するものであります。
 次に、教育費の教育指導振興費では、小中学校の学習サポートとして、新たに夏・冬休み期間を利用した学習支援活動に退職教員等を配置する費用として56万円を、不登校などの問題を抱える児童生徒への支援を行うため、社会福祉士等の資格を持つスクールソーシャルワーカーを新たに2名配置する経費として340万4,000円を、ノーベル賞受賞を記念して、鈴木章教授による中学生向け講演会の実施や記念文庫等の設置経費として263万2,000円を、文化振興費では、世界的ビオラ奏者によるえぽあホールや市内中学校での演奏会やワークショップの開催経費として100万円を、情報図書館費では、図書館資料の整備充実を図るための指定寄附による図書購入費として10万円を、保健体育総務費では、東北地方で開催予定であった東日本ジュニア体操競技選手権大会について、東日本大震災の影響により急きょ江別市内で開催することとなったことから、その開催補助金として40万円を、学校給食センター費では、学校給食衛生管理基準の趣旨を踏まえ、より衛生的な学校給食を提供するため、調理場のトイレ改修や食品洗浄専用移動式シンクの追加購入などの経費として、合わせて1,394万7,000円をそれぞれ措置するものであります。
 次に、諸支出金の下水道事業会計では、RTNパークの西野幌汚水幹線整備費用の一般会計負担分として400万円を措置するものであります。
 以上が歳出の概要でありますが、次に、歳入についてご説明申し上げます。
 歳出に必要な財源として基金繰入金で6,144万円、繰越金で8,129万9,000円、市債で7,650万円の外、国・道の支出金等をそれぞれ計上するものでございます。
 次に、企業会計についてご説明申し上げます。
 下水道事業会計につきましては、西野幌のRTNパークの西野幌汚水幹線整備のための事業費として8,000万円を措置するものであります。
 以上、一般会計及び下水道事業会計補正予算案の概要につきましてご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより議案第40号及び議案第41号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 ただいま上程中の議案第40号外1件については、10名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、石田武史議員、岡英彦議員、坂下博幸議員、鈴木真由美議員、相馬芳佳議員、角田一議員、干場芳子議員、本間憲一議員、三角芳明議員、吉本和子議員、以上10名を指名いたします。
 ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選のため暫時休憩いたします。

 午前10時58分 休憩
 午前11時11分 再開

議長(尾田善靖君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、報告いたします。
 先ほど設置されました予算特別委員会の委員長に鈴木真由美議員、副委員長に角田一議員が互選された旨の報告がありました。

議案第35号及び議案第39号

議長(尾田善靖君)

 日程第11及び第12 議案第35号 財産の無償譲渡について及び議案第39号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(山田宗親君)

 ただいま上程になりました議案第35号 財産の無償譲渡について及び議案第39号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、一括して提案理由をご説明申し上げます。 
 このたび、江別市立保育園の整備と運営等に関する計画に基づき、公設民営方式で運営している江別市みどり保育園を民設民営方式に変更しようとするに当たり、園舎建物については、現在の受託法人である社会福祉法人知進会へ無償譲渡することにより、民設化後の保育園運営を円滑に行い、かつ安定的な保育サービスの提供が図られることを目的とするものであります。
 また、老朽化した園舎の建て替えを行う際に、社会福祉法人が所有の場合は、安心こども基金の施設整備補助対象となりますことから、譲渡後に社会福祉法人知進会において園舎を建て替える予定であり、定員の拡充、一時預かり事業の実施、子育て支援センター機能の併設により、保育サービスの向上を図ることができるものであります。
 なお、譲渡年月日は、平成23年10月1日とするものであります。
 これに伴いまして、市が設置する児童福祉施設を定める江別市児童福祉施設設置条例について、江別市みどり保育園の項目を削除する改正を行おうとするものであります。
 なお、改正条例の施行期日でありますが、平成23年10月1日からとするものであります。
 以上、議案2件につきまして、一括提案理由をご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより議案第35号及び議案第39号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 上程中の議案第35号外1件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。

議案第38号

議長(尾田善靖君)

 日程第13 議案第38号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

総務部長(斎藤嘉孝君)

 ただいま上程になりました議案第38号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明申し上げます。
 このたびの市税条例の一部改正につきましては、平成23年4月27日に地方税法の一部を改正する法律が公布され、同日施行されたことに伴い、5月2日付けで行った専決処分によらなかったものにつきまして、改正を行おうとするものであります。
 改正の理由でありますが、東日本大震災被災者の税負担の軽減を図るため、平成23年4月27日に地方税法の一部を改正する法律が公布され、個人市民税における住宅借入金等特別税額控除の適用期限の特例が定められたことから、所要の改正を行うものであります。
 改正の内容につきましては、現行の個人市民税における住宅借入金等特別税額控除、いわゆる住宅ローン控除は、控除の適用を受けていた家屋が災害によって居住することができなくなった場合、被害を受けた年までの控除は適用されますが、その翌年以降の控除は適用されないこととなっております。
 このため、附則に、新たに第23条として、東日本大震災に係る住宅借入金等特別税額控除の適用期限の特例に関する条文を加え、住宅ローン控除の適用を受けていた家屋が今回の震災で被害を受け居住することができなくなった場合、その翌年以降も住宅ローンが残っているときは、控除対象期間の残りの期間についても引き続き住宅ローン控除を適用しようとするものであります。
 なお、改正附則についてでありますが、この条例の施行期日を地方税法の一部を改正する法律の施行日に合わせ、平成24年1月1日からとするものであります。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 上程中の議案第38号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

諮問第1号

議長(尾田善靖君)

 日程第14 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好昇君)

 ただいま上程になりました諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由をご説明申し上げます。
 現在、当市の人権擁護委員であります吉田歌津子さんは、本年9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き吉田歌津子さんを推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めようとするものであります。
 吉田歌津子さんは、昭和19年4月5日生まれの67歳で、江別市野幌松並町32番地の6にお住まいであります。
 平成14年10月から現在まで人権擁護委員としてご活躍であり、その使命を果たされてきた実績から、今後においても積極的な活動が期待されますので、引き続き推薦いたしたくお願い申し上げる次第であります。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたので、よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 お諮りいたします。
 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 引き続き、諮問第1号を採決いたします。
 諮問第1号は、可と答申することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、諮問第1号は可と答申することに決しました。

諮問第2号

議長(尾田善靖君)

 日程第15 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好昇君)

 ただいま上程になりました諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由をご説明申し上げます。
 現在、当市の人権擁護委員であります熊谷圭子さんは、本年9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き熊谷圭子さんを推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めようとするものであります。
 熊谷圭子さんは、昭和19年4月6日生まれの67歳で、江別市豊幌9番地にお住まいであります。
 平成20年10月から現在まで人権擁護委員としてご活躍であり、その使命を果たされてきた実績から、今後においても積極的な活動が期待されますので、引き続き推薦いたしたくお願い申し上げる次第であります。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたので、よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 お諮りいたします。
 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 引き続き、諮問第2号を採決いたします。
 諮問第2号は、可と答申することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、諮問第2号は可と答申することに決しました。

議案第30号

議長(尾田善靖君)

 日程第16 議案第30号 江別市副市長の選任についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好昇君)

 ただいま上程になりました議案第30号 江別市副市長の選任について、提案理由をご説明申し上げます。
 現在、副市長であります佐々木雄二さんは、本年6月30日をもって任期満了となりますが、引き続き佐々木雄二さんを江別市副市長に選任いたしたく、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 佐々木雄二さんは、昭和22年4月2日生まれの64歳で、平成19年7月に江別市副市長に就任し、現在に至っておりますが、引き続き選任をお願い申し上げる次第であります。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。

議長(尾田善靖君)

 お諮りいたします。
 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第30号を採決いたします。
 この採決は無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
 (議場閉鎖)
 ただいまの出席議員は、当職を除いて26名であります。
 立会人に相馬議員、三角議員を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 (投票用紙配付)
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
 (「なし」の声あり)
 配付漏れなしと認めます。
 念のため申し上げます。
 本件を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、投票願います。
 なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は否とみなします。
 投票箱をあらためます。
 (投票箱点検)
 異状なしと認めます。
 議席の順に従い、森好議員より順次投票願います。 
 (投票)
 投票漏れはありませんか。
 (「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 (議場開鎖)
 開票を行います。
 相馬議員、三角議員の立会いをお願いいたします。
 (開票)
 投票の結果を報告いたします。
 投票総数26票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
 そのうち、賛成 24票
 反対 2票
 以上のとおり、賛成多数であります。
 よって、議案第30号は同意することに決しました。

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