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平成20年第1回江別市議会会議録(第1号)平成20年3月4日 3ページ

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 6 議事次第の続き

 議案第12号ないし議案第18号の続き

水道部長(杉本英治君)

 上程中の水道事業会計及び下水道事業会計の補正予算につきまして、順次提案理由をご説明申し上げます。
 初めに、議案第16号 平成19年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
 今次の補正は、臨時特例措置として講じられました公的資金補償金免除繰上償還による企業債の借換えに必要な措置及び決算見込みによる予算の整理を行おうとするものであります。
 説明の都合上、予算書の8ページをお開き願います。
 まず、収益的収入の1款1項2目受託工事収益は決算見込みにより1,124万8,000円を減額し、3目その他営業収益は、加入金の決算見込みと一般会計繰入金の増額により2,330万2,000円を増額し、収益的支出の1款1項3目受託工事費は決算見込みにより1,037万8,000円を減額し、1款2項1目支払利息は、企業債繰上償還の確定による支払利息の増により372万1,000円を増額しようとするものであります。
 次に、9ページをお開き願います。
 資本的収入の1款1項1目工事負担金は、配水管移設工事負担金の減により4,847万4,000円を減額し、1款2項1目企業債は、企業債の借換え分として3億7,420万円を増額するとともに、資本的支出の1款1項1目水道施設整備事業費は決算見込みにより5,936万6,000円を減額し、1款2項1目企業債償還金は、繰上償還分として4億226万5,000円を措置しようとするものであります。
 この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出につきまして、水道事業収益は1,205万4,000円を増額し、総額を24億3,649万9,000円に、水道事業費用は665万7,000円を減額し、総額を22億1,383万1,000円にそれぞれ改めようとするものであります。
 次に、2ページの第3条資本的収入及び支出につきまして、資本的収入は3億2,572万6,000円を増額し、総額を6億2,421万2,000円に、資本的支出は3億4,289万9,000円を増額し、総額を15億3,202万9,000円にそれぞれ改めようとするものであります。
 この結果、資本的収支で不足する額を9億781万7,000円に改め、さらに補てん財源につきましても同額に改めようとするものであります。
 次に、第4条企業債につきましては、上水道高金利対策借換えに係る起債の限度額を5億2,350万円に改めようとするものであります。
 続きまして、議案第17号 平成19年度江別市下水道事業会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
 今次の補正内容は、水道事業会計と同様に公的資金補償金免除繰上償還による企業債の借換えに必要な措置及び決算見込みによる予算の整理を行おうとするものであります。
 説明の都合上、予算書の12ページをお開き願います。
 まず、収益的支出の1款1項5目総係費は、決算見込みにより1,079万円を減額し、1款2項1目支払利息は、企業債繰上償還の確定による支払利息の増により1,226万1,000円を増額しようとするものであります。
 次に、資本的収入の1款1項1目企業債は、施設建設事業費の確定及び繰上償還による増額として12億8,860万円を増額するとともに、資本的支出の1款2項1目企業債償還金は、繰上償還分として12億9,015万円を措置しようとするものであります。
 この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出につきまして、下水道事業費用は147万1,000円を増額し、総額を27億8,864万7,000円に改めようとするものであります。
 次に、第3条資本的収入及び支出につきまして、資本的収入は12億8,860万円を増額し、総額を29億6,628万8,000円に、次のページの資本的支出は12億9,015万円を増額し、総額を43億7,912万5,000円にそれぞれ改めようとするものであります。
 この結果、1ページにお戻りいただきまして、資本的収支で不足する額を14億1,283万7,000円に改め、補てん財源につきましても同額に改めようとするものであります。
 次に、2ページにまいりまして、第4条企業債につきましては、下水道建設事業費に係る起債の限度額を3億7,620万円に、下水道高金利対策借換えに係る起債の限度額を19億4,000万円に改めようとするものであります。
 次に、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、(1)の職員給与費を2億4,137万6,000円に改め、第6条では予算第10条の次に第11条債務負担行為を加え、平成20年度の債務負担行為として江別市公共下水道事業豊幌汚水圧送管防食その5に係る債務負担2,600万円を追加しようとするものです。
 以上、水道事業会計及び下水道事業会計の補正予算につきまして、一括ご説明申し上げましたので、よろしくご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(藤田政典君)

 ただいま上程になりました議案第18号 平成19年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
 今次の補正は、収入支出に係る決算見込み又は事業費の確定により、既定予算に所要の増減調整を行うものであります。
 説明の都合上、予算書の12ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、収益的収入ですが、1款1項1目の入院収益及び2目の外来収益は、患者数の減少により、入院収益は1億1,273万7,000円、外来収益は9,020万6,000円をそれぞれ減額し、4目のその他医業収益は、文書料等を減額する一方で、他の自治体病院への麻酔科医派遣協力による負担金収入を追加し、合計で316万4,000円を増額するものであり、2項3目の補助金は、臨床研修医の受入れ人数が減少したことから、受入れに係る補助金について114万2,000円を減額し、収益的収入合計では2億92万1,000円を減額するものであります。
 一方、収益的支出では、1款1項1目の給与費は、職員の退職その他の異動増減により5,371万円を減額し、2目の材料費は、入院及び外来患者数の減少に伴い、薬品費、診療材料費及び給食材料費について1億2,452万6,000円を減額し、13ページの3目の経費は、重油価格の高騰により燃料費を増額する一方で、北海道市町村職員福祉協会負担金の負担率の改定により厚生福利費を減額するほか、地域医療振興協会からの医師派遣費用などの決算見込みにより委託料を減額し、合計で1,268万9,000円を減額するものであり、2項1目の支払利息は、一時借入金利息について、借入額及び借入利率の減少により1,759万6,000円を減額し、収益的支出全体では2億852万1,000円を減額するものであります。
 次に、資本的収入ですが、1款1項1目の企業債は、企業債対象の医療器械器具購入費の確定により110万円を減額するものであります。
 一方、資本的支出では、1款1項1目の建物改良費は、事業費の決算見込みにより306万6,000円を、2目の有形固定資産購入費は、医療器械器具購入費の確定により167万6,000円をそれぞれ減額し、資本的支出全体では474万2,000円を減額するものであります。
 この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条に定めた業務の予定量につきまして、第2条1の業務量(2)の患者数中、年間延べ患者数を24万1,145人に、1日平均患者数を901人に、入院延べ患者数を6万1,905人に、1日平均患者数を169人に、外来延べ患者数を17万9,240人に、1日平均患者数を732人に改め、同条2の主要な建設改良事業中、医療器械器具等整備事業の金額を2,987万円にそれぞれ改めるものであります。
 次に、第3条収益的収入及び支出につきまして、病院事業収益は2億92万1,000円を減額し、総額を42億2,744万5,000円に、病院事業費用は2億852万1,000円を減額し、総額を54億594万6,000円に改めるものであります。
 次に、第4条資本的収入及び支出につきまして、2ページに及んでおりますけれども、資本的収入は110万円を減額し、総額を2億9,397万4,000円に、資本的支出は474万2,000円を減額し、総額を4億2,544万円に改めるものであります。
 この結果、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を1億3,146万6,000円に改めるものであります。
 次に、2ページの第5条企業債は、医療器械器具等整備事業費に係る起債の限度額を2,810万円に、第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を26億8,691万8,000円に、第7条たな卸資産購入限度額は9億6,694万円にそれぞれ改めるものであります。
 以上、病院事業会計につきましてご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(星 秀雄君)

 これより議案第12号ないし議案第18号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 議案第12号ほか6件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第12号 平成19年度江別市一般会計補正予算(第4号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第12号を採決いたします。
 議案第12号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第13号 平成19年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第13号を採決いたします。
 議案第13号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第14号 平成19年度江別市介護保険特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第14号を採決いたします。
 議案第14号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第15号 平成19年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第15号を採決いたします。
 議案第15号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第16号 平成19年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第17号 平成19年度江別市下水道事業会計補正予算(第3号)に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第16号及び議案第17号を一括採決いたします。
 議案第16号及び議案第17号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第18号 平成19年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第18号を採決いたします。
 議案第18号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

議案第19号ないし議案第27号

議長(星 秀雄君)

 日程第16ないし第24 議案第19号 平成20年度江別市一般会計予算、議案第20号 平成20年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第21号 平成20年度江別市老人保健特別会計予算、議案第22号 平成20年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第23号 平成20年度江別市介護保険特別会計予算、議案第24号 平成20年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第25号 平成20年度江別市水道事業会計予算、議案第26号 平成20年度江別市下水道事業会計予算及び議案第27号 平成20年度江別市病院事業会計予算、以上9件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

 ただいま上程されました平成20年度予算案及びこれに関連する諸案件をご審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱についてご説明申し上げます。
 私は、明日の江別を確かなものにを掲げ、市民の皆さんの負託により市長に就任いたしまして10か月が過ぎ、今改めて江別は自然環境に恵まれ、大学をはじめ豊富な人材がそろう、限りない魅力や可能性にあふれたまちであると認識したところであります。
 今後は、江別の魅力や可能性を更に高め、揺るぎない経済基盤を築くためにはどのような方向にかじを切るべきかを考え、市政を執行してまいりたいと考えております。
 さて、最近の我が国の経済情勢でありますが、昨年当初は企業部門の業績が底堅く推移し、景気回復基調が続くと期待されておりました。しかし、米国における金融不安や原油価格の高騰などによる株価の下落など、今後の景気の行方は予断を許さない状況となっております。
 一方、北海道経済でありますが、日銀の地域経済報告においては景気判断を2期連続下方修正するなど、いまだ回復の兆しが見えない状況であります。
 こうした状況は、市内経済も同様であります。江別駅前ビルのオープンや野幌駅周辺の鉄道高架事業が本格化するなど再生への兆しがあるとはいえ、依然として景気動向指数の悪化傾向が続いており、総じて厳しい状態にあると言えます。
 私は、このような厳しいときだからこそ、自らの創意工夫とチャレンジ精神により試練を乗り越え、若者が希望を持ち、お年寄りが安心して生活できるまちをつくる必要があると考えております。
 そのために今後は、以下に述べる四つの基本姿勢と五つのまちづくりを基本として、市政を進めてまいります。
 まず、四つの基本姿勢としまして、最初は市民と共に歩む市民協働の推進であります。
 江別は多彩な人材の宝庫であります。高度な、あるいは専門的な技術や知識を持つ方、また芸術や文化に秀でた方、そして江別を愛し、子供たちが誇れるまちとしたいという方々など、そういった方の力や思いがまちづくりに生かされることが大事です。
 私は、これからも自治会や市民活動団体、企業などといったまちづくりにおいて欠くことのできない団体はもちろんのこと、市内4大学との連携も強めてまいります。そして、多くの市民の方々と納得のいくまで議論をする中で、江別のまちづくりを進めていくことが市政の基本であると確信しております。
 第2には、持続可能な都市の基礎を固める未来への投資であります。
 市民のライフスタイルやニーズの多様化、少子高齢化による人口や所得の構成が変化するなど、江別市を取り巻く環境は大きく変化してきております。
 こうした変化の時代だからこそ将来の方向を示すこと、その環境変化をタイムリーにとらえ、そして未来に向かっての対応を論議し、お示しすることで、人々が住んでみたい、企業の方々が魅力を感じて投資したいと思ってもらえるまちになることを目標に、どのような風が吹いても揺るがぬ屋台骨を作り上げることが必要です。
 私は、江別の顔づくり事業など将来に向けての基盤整備をしっかりと進め、持続可能な都市の基礎を固める未来への投資を着実に進めてまいります。
 第3には、市民の目線で進める改革への挑戦であります。
 行政の改革に終わりはありません。また、その改革は市民から見て納得できるものでなくてはなりません。私たちには、これからの分権社会にふさわしい組織と、持続可能な財政基盤を確立することが求められております。
 私は、行政改革大綱を基本に、市民満足度の向上や効率性の重視などを意識しながら、りんとした姿勢で立ち止まらない改革を進めてまいります。
 第4には、発信力の強化とスピードと総合性の発揮であります。
 今や、戦後の中央集権社会から地域の多様な知恵による新たな創造性豊かな分権社会に変わりつつあり、地域の判断と責任に基づく自治が求められています。
 こういった時代においては、過去にとらわれない、しがらみに縛られない的確な判断を持って、江別が目指す方向性や考え方を内外に発信する必要があります。
 私は自ら先頭に立ち、市民の皆さんとの共通認識の下、スピードと総合性を発揮し、市政を進めてまいります。
 次に、目指すべき五つのまちづくりとその重点項目について申し上げます。
 第1は、みんなが元気でやさしい街であります。
 少子高齢化社会を迎え、心も体も健康で、安全・安心に生活できるまちは市民の願いであります。また環境に優れ、身近でいつでも安心して医療に掛かれるまちづくりが求められているのは言うまでもありません。
 そのためにも子供たちへの環境教育を充実し、緑豊かなまちづくりを進めるとともに、市立病院の体制整備など、必要な医療が安定的に提供される体制の下に、市民の健康づくりを推進していく必要があります。
 私は、安心できる医療の確保を重点項目に、すべての人が安心して生活できるまちづくりを進めてまいります。
 第2は、子どもたちの未来を育む教育・文化の街であります。
 子供たちはそれぞれに個性を持ち、無限の可能性にあふれています。私たちには、未来を担う子供たちの可能性を伸ばすために、豊かな人間性を培い、その個性を存分に発揮できる環境を整える義務があります。
 また、地域社会の中で子供たちをはぐくむシステムを整備し、安心して子育てができるネットワークを充実することも必要です。
 私は、子育て・教育の充実を重点項目に、大学とも連携し、安心して子育てができる 教育・文化のまちづくりを進めてまいります。
 第3は、多彩な産業活動を生み出す活力あふれる街であります。
 江別市は購買力の多くが札幌市に流れるなど、経済的な基盤を札幌市に依存しております。しかし、地産地消や物流コストを考慮に入れたフードマイレージという考え方が進みつつある今、域内の資源を活用することが地域の自立につながります。
 例えば、都市と農村との交流を深めるグリーン・ツーリズムを推進することによって、都市と農村が相互に補完し合い、共生していくことで農業の活性化を目指すこともできます。
 また、江別の顔づくり事業など中心市街地の活性化や企業誘致を積極的に進めることで、江別市が持つポテンシャルを最大限に活用し、その都市基盤を確立して成長していくこともできます。
 私は、地域内経済循環の推進を重点項目に、札幌市へ流出している資源や人材が地域内で循環し、多彩な産業活動を生み出す活力あふれるまちづくりを進めてまいります。
 第4は、市民とともに歩む街であります。
 急激な少子高齢化の進行は、地域コミュニティの在り方を確実に変化させます。また、これまで日本経済の発展を支えてきた、いわゆる団塊の世代の方々が定年退職を迎える今、ときを同じくして江別市の人口減少も予測されるなど、社会構造の変化は急激に進むものと考えられております。そして、その影響は大麻地区など、かつて一斉に住宅開発が行われた地区において大きいものと考えられ、今後とも住環境の活性化を図り、高齢者にとって住みやすいまちづくりのための調査研究を進める必要があります。
 私は、高齢化への対応を重点項目に、市民がお互いに助け合い、安心して暮らせるコミュニティづくりを進めてまいります。
 第5は、確かな明日に向かってしっかり歩きだす街であります。
 平成20年度は、第5次総合計画前期基本計画の最終年度となります。成果が目に見えるように達成目標を数値化し、計画に取り組んで4年が経過することから、今年度は当初掲げた目標の達成に向けて着実に進めてまいります。
 また、近隣市町村との広域的な連携や機能分担など、横断的な取り組みの検討も行ってまいります。
 私は、コンパクトなまちづくりの推進を重点項目に、環境に配慮しつつ都市機能を集約し、だれもが安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
 以上、市政執行に当たっての基本姿勢と私のまちづくりに対する考え方などについ て申し上げました。
 次に、平成20年度の市の予算でありますが、国における経済財政改革の基本方針2007等での考え方や地方財政計画で新たに示された都市と地方の格差是正に対処するための地方再生対策費の措置、さらには公立病院の不良債務解消に向けた公立病院特例債の制度等も考慮し、第5次総合計画に掲げた六つの政策について、民間の活力や資源の活用を含め、緊急度・優先度等を検証する中で、過去からの実績なども踏まえながら予算編成を行ったものであります。
 その結果、平成20年度の各会計予算規模は、前年度当初予算と対比してみますと、一般会計385億9,000万円、1.4%の増、特別会計204億9,020万円、30.8%の減、企業会計148億2,829万1,000円、3.5%の増、合計739億849万1,000円、9.9%の減となるものであります。
 以下、平成20年度の予算案の概要について申し上げます。
 第1に、環境と調和する都市の構築について申し上げます。
 環境への負荷軽減を基本とした循環型社会の形成は、今や地球規模で解決すべき重要な課題となっており、本年7月には北海道洞爺湖サミットが開催され、地球環境問題が主要テーマとして議論されると言われております。
 こうした中、人々の生活様式や価値観の見直しが強く求められ、特に身の回りの自然環境や生活環境の中で解決すべき課題が提起されるなど、これらの課題は地域の方や企業などとも連携しながら行政と一体となって解決していかなければならないものと考えております。
 そこで、環境への関心を高めてもらうために、特に小学生に対してNPOとの協働により環境教育活動を実施するとともに、レジ袋の使用抑制のほか、市民団体や小売店、スーパーなどと協力して過剰包装の抑制やマイバッグ運動を推進し、さらに家庭用廃食油の回収を進めてまいります。
 また、資源の有効活用を図るため、ごみの分別収集による減量化を推進し、市民の自主的な集団資源回収活動に対して引き続き助成するとともに、ごみの分別方法等について見直しを行ってまいります。
 次に、人と地球にやさしい環境の創出につきましては、市民環境講座や環境広場の開催を継続するとともに、親と子が一緒に身近な環境問題について考える環境学校の取り組みを始めるなど、市民の環境や省エネに対する意識の啓発を行ってまいります。
 また、水とみどりの保全と創出活用では、引き続き、工業団地協同組合との協働により世田豊平川河川敷での市民植樹を行うとともに、自治会などにおける花のある街並みづくりに対して助成するほか、新たに野幌原始林を中心とした身近な自然についてのガイド等を行う人材の育成事業に対して支援を行ってまいります。
 第2に、明日につながる産業の振興について申し上げます。
 先ほども申し上げましたが、景気回復の動向にも不透明感が出てきており、市内経済への影響も懸念される中で、企業等の誘致や競争力のある産業を振興し、意欲を持った個人や企業の経営基盤の強化を図り、さらには地域での雇用環境の創出等を図るための施策を進めてまいります。
 まず都市型農業の推進につきましては、初冬まき小麦ハルユタカの種子の安定的な確保を図るとともに、えぞ但馬牛の優良繁殖牛導入を支援するほか、農業振興計画やグリーンツーリズム計画に基づき農村地域の活性化を進めてまいります。
 また、畜産農家の担い手育成のために、草地改良や施設整備等の実施による支援を行ってまいります。
 次に、産学官連携推進のため、引き続き経済ネットワークなどによる人的交流、新事業の創出や新製品開発を目指す活動を支援するとともに、新たに雇用の創出などに対する企業立地優遇制度を導入してまいります。
 そのほか、RTNパーク地区への企業誘致に向けた手法・方策、さらには既存工業団地のイメージ・アップや新たな魅力創出の可能性について企業経営者の考え方等も参考にしながら、引き続き庁内プロジェクト・チームによる検討を進めてまいります。
 また、商工業の振興につきましては、商工業近代化資金等の融資枠の増額を図り、市内における起業や経営の近代化等を支援するほか、江別駅前地区活性化のため、誘致を進めているコールセンター企業用施設として駅前業務ビルの活用を図るとともに、地域のにぎわいや活力の創出に寄与するやきもの市、北海鳴子まつりなどのイベントに対して助成してまいります。
 次に、就業環境の整備では、就職を希望する高校生に対してビジネスマナーの習得支援や個別カウンセリングなどを実施するとともに、市内経済団体等と連携し若手経営塾を開催するなど企業後継者の育成を支援してまいります。
 また、雇用環境の創出や人材の育成については、国からの事業指定を受けた地域雇用創造推進事業(新パッケージ事業)と連携して事業展開を進めてまいります。
 第3に、安心を感じる保健・医療・福祉の充実について申し上げます。
 既に策定している地域福祉計画、次世代育成支援行動計画、障がい者福祉計画、さらには介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画に基づく各施策を総合化するとともに、障がい者の自立支援への対応や地域で支え合う保健・医療・福祉の取り組みを支援してまいります。
 このため、計画に基づく社会福祉センター大規模改修事業に対して補助を行うほか、健康づくり推進事業においては、引き続き健康管理指導や健康づくり活動などに取り組むとともに、ましん等の流行を防ぐため予防接種の充実を図るほか、妊産婦健康診査では健診助成回数を5回に拡大し、安心して子供を生み育てられる環境の整備を図り、市民の生涯を通じた健康の維持・増進について支援してまいります。
 次に、子育て環境の充実についてでありますが、市内3か所の子育て支援センターの運営を支援するとともに、ボランティアによる子育てサポーターを活用して、子育て中の方々が気軽に交流できる子育てサロン事業を実施するほか、新たに新生児全員の家庭を訪問するこんにちは赤ちゃん事業と連携して、子育てにおける本の読み聞かせを通した親と子の触れ合いの重要性にかんがみ、新生児全員に絵本を配布する親と子の絵本事業を開始いたします。
 また、2か所増となる民間放課後児童会や私立幼稚園への助成、さらには保育料の減免に対する幼稚園就園奨励費の補助を引き続き行うとともに、乳幼児医療費では小学校六年生までの入院医療費について助成を拡大するほか、新たに母子家庭世帯の自立に向けたお母さんの高等技能資格取得について支援を行ってまいります。
 さらに、障がい者福祉の充実では、障害者自立支援法に基づき介護の給付や施設訓練を行うとともに、精神障がい者の地域における支援のためのケアマネジメントなど総合的な支援体制を整備するほか、重度心身障害者医療費では精神障害者保健福祉手帳1級を所持する方の通院医療費について助成の拡大を図ってまいります。
 次に、高齢者の在宅介護につきましては、地域包括支援センター等を中心にして相談業務を実施するほか、在宅福祉サービス公社による介護支援事業の展開、さらにはデイサービス事業や高齢者筋力向上トレーニングなどの在宅介護支援事業等について引き続き実施してまいります。
 また、社会保障の充実では、新たに中国残留邦人等に対する支援給付事業を設けるほか、生活に困窮する世帯への生活保障の適正な実施や新たに就労支援員を配置して支援の充実を図るとともに、住宅困窮者に対する市営住宅の環境改善を引き続き実施してまいります。
 次に、平成20年度から開始される後期高齢者医療制度については、新たに国の制度に基づき後期高齢者医療特別会計を設けるほか、北海道後期高齢者医療広域連合に対して医療費の負担を行うとともに、平成21年度に開催される全国健康福祉祭(ねんりんピック)開催の準備事業に対して補助を行ってまいります。
 また、国民健康保険事業につきましては、後期高齢者医療保険への新たな課税区分が設けられることになりましたが、保険税の収納強化や保健事業等の適正化による調整交付金の確保、さらには一般会計からの繰入れ支援等を行う中で、国の制度に合わせた課税限度額の改正にとどめ、制度化される特定健診の実施等により引き続き医療費の適正化を図り、国民健康保険事業の健全化に努めてまいります。
 次に、介護保険事業につきましては、第3期介護保険事業計画の3年目となり、介護予防事業を含めた地域支援事業の実施に努めるほか、在宅給食サービス事業について独居老人等の見守りや安否確認等も含めて実施してまいります。
 また、厳しい経営状況にある病院事業につきましては、平成19年度末に予想される不良債務について、公立病院改革ガイドラインに基づく改革プランを策定し、公立病院特例債の発行により不良債務を解消するとともに、職員が一丸となって休止中の病棟再開を進めるなどにより入院や外来患者の増加を図り、収益の確保や民間委託の推進等による経費節減を行い、健全化に向けて努力するほか、救急医療の確保等に対して一般会計からの繰入れ支援を強化してまいります。
 第4に、安全で快適な都市生活の充実について申し上げます。
 今後も持続可能な都市であり続けるためには、快適で住みやすい都市機能を目指すとともに、事故や犯罪、各種の災害から市民の生命・財産を守っていくことが必要であります。
 まず、交通環境の充実に向けては、市道幹線として兵村4丁目通りを継続して整備するとともに、新たに大麻東駅通り道路工事について駅周辺のバリアフリー化の視点から事業を進めるほか、道路の維持管理では、路面凍上改修や道路再整備事業を実施し、市民生活の基盤となる生活道路の整備に努めるとともに、引き続き市内バス路線確保のための助成を行ってまいります。
 また、冬の市民生活を支えるために、市民と行政が協働して雪対策基本計画に基づく除排雪事業や自治会排雪支援事業等を継続して実施し、快適な冬の生活が確保できるよう努めてまいります。
 次に、防災の強化・充実を図るため、豊幌川のしゅんせつ工事を継続して進めるほか、排水機場の適正な管理を行い水害等に備えるとともに、地域の防災力向上に向けた市民防災講座や災害時の要援護者支援について、関係機関連絡会議などを通じた連携を図り防災組織体制の強化を進めてまいります。
 また、本年8月に予定される北海道防災総合訓練の開催を通して市民の防災への関心を高め、意識啓発に努めるとともに、災害時の避難場所となる学校体育館などの耐震化について計画的に進めてまいります。
 次に、市街地整備の充実では、都市生活の快適性を確保するため、中心市街地の活性化を図り、コンパクトなまちづくりの具体化を目指す江別の顔づくり事業において、北海道が実施する連続立体交差事業の仮駅舎設置や高架本体の工事が本格化する中、市が実施する土地区画整理事業については、仮換地の指定や物件移転等を開始するなど、計画的に事業を進めてまいります。
 また、市民と行政による協働の取り組みとして、引き続き地元自治会と市が共に力を出し合いながら公園の適正管理を行うアダプト制度や市民参加による公園づくり事業を実施するとともに、自治会等による街路灯の設置や維持費に対して助成してまいります。
 次に、上水道の整備につきましては、石狩東部広域水道企業団の構成団体の一員として、引き続き事業に参画するとともに、安全で良質な水道水の安定的な供給に努めてまいります。
 また、下水道につきましても、災害に強い安全で快適な生活を実感できる地域づくりを推進するため、引き続き大麻地区等の雨水幹線整備を実施するほか、浄化センターの整備を引き続き実施してまいります。
 次に、電子情報化の推進につきましては、新たに戸籍管理システムの運用を開始するとともに、アウトソーシングを基本とした住民情報システムの運用のほか、情報セキュリティ確保のための評価や監査を実施するなど、情報システムの基盤整備を進めてまいります。
 消防・救急の充実につきましては、救急業務の高度化を進めるため、引き続き救急救命士に対して必要な研修を実施するほか、住宅用火災警報器の設置・普及に努めてまいります。
 また、本年7月には北海道洞爺湖サミットが開催され、市消防部隊の応援派遣を予定しているほか、老朽化している消防ポンプ自動車の更新整備を行い消防力等の充実強化を図ってまいります。
 第5に、豊かさと創造性を育む生涯学習環境の充実について申し上げます。
 人間性豊かで、自ら考え自ら主体的に行動することができる子供たちを育成していくために、学校教育の諸施策を展開するとともに、生涯学習の場づくりや参加・育成型のスポーツ・文化活動、さらには、良好な地域コミュニティの形成を支援してまいります。
 このため、まず子供の可能性を伸ばす教育の充実として、引き続き小学生の英会話教育の充実に努めるほか、地域の社会人による授業を行うとともに、子供の確かな学力の向上を目指したえべつチャレンジ塾モデル事業による小中学校の学習支援活動に取り組んでまいります。
 次に、特別支援教育の推進では、発達障がい等の児童生徒に対して特別支援教育補助員を増員するほか学生ボランティアを含めて対応していくとともに、新たに設置する特別支援学級を含めて生活介助員の増員を図ってまいります。
 また、小中学校における読書環境整備のため、引き続き学校図書館に司書を派遣するほか、調べ学習などに対応するための資料の整備等を充実するとともに、中学生の職業観を育てる観点から、職場体験を基本にしたキャリア教育推進事業を継続して実施してまいります。
 さらに、授業中や部活動等における突発的な心臓けいれん等の事故に対応するため全小中学校にAED(自動体外式除細動器)の設置を進めてまいります。
 学校施設整備では、中央小学校の屋体改修を実施するほか、第二小学校の教室の照明改修、野幌若葉小学校のボイラー更新等を行うとともに、大麻西小学校及び第三中学校の耐震改修実施設計を行ってまいります。
 次に、青少年の健全育成につきましては、いじめや不登校などへの対策として、家庭や地域との連携並びに学校全体での取り組みを推進するため、引き続きスクールカウンセラー及び心の教室相談員を配置するほか、心のダイレクト・メール事業を実施してまいります。
 また、人間尊重教育の推進事業として、豊かな心をはぐくんでいくことを啓発するため(仮称)江別中学生サミットの開催について必要な支援を行ってまいります。
 さらに、ふるさと意識の醸成と地域文化の創造では、ふるさと江別を大事に思い、次代に引き継いでいくため、焼き物のまち江別としての陶芸文化や地域の貴重な歴史・文化などについて振興を図ってまいります。
 また、市民スポーツ活動の充実につきましては、社会人のスポーツ活動に対して学校施設の開放事業を実施するほか、中原通り街路事業により支障となる東野幌体育館の研修室について建替えを行ってまいります。
 第6に、市民協働によるまちづくりについて申し上げます。
 まちづくりのすべてを行政が担うのではなく、市民や自治会、大学・企業などが共に担い手・パートナーとして、その役割に応じて主体的に参加し、協働しながら事業を展開していくことが非常に重要であると考えております。
 このため、市民活動団体やボランティアなどが活動する場として、NPOが自主的に運営する市民活動センターに対して支援するほか、引き続き協働のまちづくりを実践している各種団体に対して助成するとともに、地域での自治活動に積極的に取り組んでいる自治会に対して支援を行ってまいります。
 次に、男女共同参画社会の形成につきましては、(仮称)男女共同参画のための条例制定に向けて、家庭や地域、さらには職場での意識啓発のための講演会や基本計画等の説明会などを行ってまいります。
 また、国内・国際交流の推進につきましては、友好都市土佐市との提携30周年や姉妹都市グレシャム市との相互交流により、異なる風土や文化への理解を醸成するとともに、引き続き江別市国際交流推進協議会への助成を行ってまいります。
 第7に、計画実現に向けてこれまでの六つの政策を支える施策について申し上げます。
 国・地方を通じて非常に厳しい財政状況や限られた行政資源の中で、市民意識と時代変化を的確にとらえつつ、事業の重点化を進め、将来に向けた持続可能な都市形成をどのように進めていくかが大きな課題になっております。
 そのため、第5次総合計画の進行管理や後期基本計画に向けた分析及び検証、事務事業評価、施策別予算編成並びに人事考課制度等の取り組み、さらには市有財産の効果的活用や再編について検討を行うなど、市民サービスの維持・向上と効率的な行財政運営に向けた取り組みを進めていく必要があります。
 また、市民自治の根幹であり、まちづくりの基本となる自治基本条例(仮称)につきましては、市民への広報や啓発などを行い、条例制定に向けて取り組んでまいります。
 以上が予算編成方針に基づき措置いたしました歳出予算の概要であります。
 次に、歳入の見通しの主なものにつきましてご説明申し上げます。
 まず、市税につきましては、税源移譲に伴い個人市民税では住宅ローン等特別控除が始まることから、前年度とほぼ同額程度と見込まれる一方、法人市民税では企業の景気動向などから決算見込みに比べマイナスとなるものの、前年度当初に比べると3%程度の伸びを見込んでいるほか、固定資産税では家屋の新増築分等が見込めるなど、市税全体では126億7,400万円、前年度当初に比べ1.1%増を見込んでおります。
 次に、地方譲与税では、決算見込みや地方財政計画等から前年度当初に比べ5.1%の減、一方、地方交付税につきましては、地方財政計画の中で投資的経費などの削減があるものの、新たに地方再生対策費が措置されたことから95億8,600万円、前年度当初に比べ1.9%増と見込んだものであります。
 また、地方特例交付金では、住宅ローン等特別控除に対する国からの補てん措置により、前年度当初に比べ133.9%の増加を見込んでいるものであります。
 なお、市税全般を通じて、公平負担の原則から、税源の的確な把握と収納率の向上に引き続き努力してまいります。
 次に、市債の発行につきましては、将来的に財政負担を伴うことから発行を抑制することとし、発行総額は17億8,030万円で前年度当初に比べ19.6%の減となったものでありますが、このうち臨時財政対策債は9億9,100万円で前年度当初に比べ6%の減になるものであります。
 市債につきましては、将来世代と現役世代との負担のバランスを十分に検討し、市債残高や償還額の推移を考慮する中で、投資的事業の重点化・平準化などにより、計画的な発行を図っていく必要があると考えております。
 以上、平成20年度予算の大綱について申し上げました。
 なお、新篠津村との合併協議についてでありますが、平成19年1月に江別市・新篠津村合併協議会を設置して以来、幹事会等を精力的に開催したほか、小委員会での議論を踏まえ、八度にわたる協議会でのしんしな検討をいただいているところであります。
 これまでに予定された協議事項はおおむね確認されたところでありますが、なお農業や教育をはじめ、新市まちづくり計画や財政計画など結論に至っていない項目もありますことから、私としては、今しばらく協議を継続する必要があるものと考えております。
 終わりに、ますます厳しさを増す地方財政においては、これまで以上に地域独自の戦略を持ち、慣例や先例にとらわれることなく、ときの変化に応じた一定のルールの中で行財政の効率化や健全化に取り組み、次代を担う子供たちのために将来につながるまちづくりを進めていかなければなりません。
 だれもが生き生きと生活し、優しさや豊かさを実感でき、そしてみんなが元気で活力あふれるまちを目指し、市民の皆さん、自治会やNPOなどの市民活動団体、大学・企業などと力を合わせ、確かな明日に向けて一歩ずつ、そして着実に歩んでいきたいと考えております。
 市民の皆さん並びに議員各位の特段のご理解とご協力をお願い申し上げ、平成20年度の市政執行方針並びに各会計予算案の説明とさせていただきます。

議長(星 秀雄君)

 これより議案第19号ないし議案第27号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 ただいま上程中の議案第19号ほか8件については、11名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、岡村繁美議員、清水直幸議員、諏訪部容子議員、高間専逸議員、干場芳子議員、堀内進議員、三角芳明議員、宮川正子議員、宮澤義明議員、宮本忠明議員、吉本和子議員、以上11名を指名いたします。
 ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選及び昼食のため暫時休憩いたします。
午前11時47分 休憩
午後 1時00分 再開

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