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平成18年第2回江別市議会会議録(第3号)平成18年6月15日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 6 議事次第の続き

一般質問の続き

川村 恒宏 君

 それぞれご丁寧に答弁をいただきまして、ありがとうございます。
 2回目の質問をさせていただきますが、まず市長でございますけれども、行政評価の時代と言われるのが現在でございまして、行政サービスの内容やコストを明らかにすることなど、それらを評価して施策の適合性を検討することが、今のこの時代に求められているのではないかと思います。市長の自己評価について、なかなか自分の評価をしにくいことでありましたでしょう。言いにくいことを尋ねて大変恐縮をしております。
 この3期11年2か月間、時代は決して右肩上がりではございません。激動した時代であって、順風満帆ではなかったと思います。上り坂、下り坂、あるいはまさかの坂もあったのではないかと思いますけれども、残り10か月間でございますけれども、今後残された期間、全力で仕上げなければならないことや懸念されることがあればお聞かせをいただきたい。
 次に、病院でございますけれども、病院長の任命権者は設置者であります市長が担うべきであると思いますが、昨日の答弁にありましたように、病院長には経営と医療の両面に優れた見識がなければ務まらないと述べられております。長期間の病院長の不在は、組織を統括するすべての面において停滞するのではないかと思います。先ほどの答弁では、緊迫感と言いますか、緊張感というか、問題の本質、重大性が私には伝わってきておりません。これまで議会に示されました平成21年度までの黒字計画に達するには、遠のくのではないかという気がしております。
 先頭に立つ旗振り役が存在しなければ、病院の経営健全化計画は一向に道筋が見えてきません。市長をはじめ医療関係者一丸となって、可能な限り速やかに病院長に就任してもらうよう努力したいと、市民にこのような宣言はできないのでしょうか、再度お尋ねいたします。
 それと、自主財源の確保でございますけれども、国内景気はどのデータを見ても大変景気の回復が示されていると言われております。特にIT企業や家電、自動車関連企業などが景気をけん引していると、こう言われております。また、一方、北海道においては景気の回復感の実感がわいてこないのが実態であると思います。
 江別市においても、社会的生活弱者と言われる方も決して少なくない、このことは私も十分承知しているわけでございますけれども、自主財源の確保で平成17年度未納金が市全体で約12億円程度と示されましたが、これらの大半は市税と推察いたしますが、過去3年間の市税の繰越し状況及び滞納者の人数はどのような状態であるか、お聞かせください。
 また、収納対策はあの手この手でいろいろな手を尽くしていると思われますが、滞納相談も受けず、納付も全くない悪質滞納者に対して行われるであろう不動産、電話加入権の差押えについて、現段階でのその総人数と滞納額の状況を示していただきたい。
 それと、国税還付金等の単年度で完結する債権差押えの平成17年度実績が幾らくらいになるのか、再度質問をさせていただきます。
 江別移住計画でございますけれども、江別の魅力は何と言っても住んでみないと分からないと思います。江別の弱点は、過去余り企業や学校をはじめ、積極的な誘致をしないことではないかと思います。江別にある有名私立高校が進出のときも、この規模の学校は全国どこの地域に行っても、知事はじめ、市長が誘致合戦に来ると言われておりました。ところが江別市に進出の際、だれも来なかったと当時の関係者が言っていたのが私の記憶に残っているわけでございます。ある関係者によりますと、江別は文教都市だから、これ以上の学校の誘致は必要ない、誘致しないのは江別のステータスであるとうそぶいていました。万事がこんな調子で積極性に欠けるのか、おとなしいのか、宣伝下手なのか分かりませんけれども、もっと積極的に広報活動すべきではないかと思います。
 生涯定住しなくても短期的、長期的、様々なパターン滞在を考慮して、庁内で横断的に検討していく策を講ずるべきだと思いますが、意欲のほどを再度お伺いいたします。
 以上です。

市長(小川 公人 君)

 川村議員の再質問でありますけれども、自己評価に関連した再質問でありますけれども、初めの答弁で申し上げさせていただきましたように、市民の皆様に厳しい政策提起もさせていただいたこと。また、他方では今日的な課題を限りある財源でありますけれども、優先順位やいろいろ手法を駆使しながら、懸案の課題についても取り組みをさせていただいたこと等々述べさせていただきました。おおむね順調にと言いますか、取り組みをさせていただいたということを申し上げましたけれども、やはり行政の課題というのは、例えば4年の任期の中でなかなか自己完結し得ないというか、大きな事業ということでは継続性というか、そういったこと、財源的にもあるいは時間的にも要すると、こういう課題がありますから、さらに継続的に進めなければならない課題、途中の過程の中にもありますけれども、私はこの残された任期中、こういった課題についても、更に一歩でも進むように最大限の努力をしてまいりたいと、このように思っております。
 それから、病院に関しては、危機感が伝わらないというふうにも受け取られたようでありますけれども、私は、この病院課題というのは非常に重要な課題と、非常に厳しく受け止めております。したがって、特にこれからの病院経営を健全化に向けて進めるためには、地方公営企業法の全部適用といった議論がありますけれども、とにもかくにも基本的にお医者さんが確保されなければ、次の展開には到底つながっていきませんから、最大限の努力をそこに傾注したいと、こう思っております。
 そして、ご心配の病院長の就任の実現も含めて、そしてまた、それぞれの診療科の医師確保に向けて全力を尽くしたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

助役(中川 正志 君)

 私の方から税の関係の部分についてお答えいたします。
 市税の滞納者数及び滞納繰越額の過去3年間の推移につきましては、平成15年度は8,852人で、金額は約11億9,000万円ほど、平成16年度は8,764人で、金額は約11億8,000万円ほど、平成17年度は8,607人で、金額といたしまして11億2,000万円ほどと件数、金額ともに減少傾向にはございます。
 このうち、最終的に不動産、電話加入権の差押えの処分を受けている総人数は、平成18年3月31日現在、約800人弱ございまして、金額で約6億円ほどになっております。
 単年度で完結する国税還付金等の債権を差押えしたものは、平成17年度においては416件、金額で約1億2,000万円ほどとなっておりまして、日々徴収努力をしておりますことをご理解いただきたいと思います。
 定住促進に関しましては、企画政策部長の方からお答えをさせていただきます。

企画政策部長(藤田 政典 君)

 定住促進に関します積極的なPRをしてはどうか、そういったご質問をいただきましたけれども、我々の現時点では、まずホームページの作成をしておりますが、今後はやはり積極的なPRが必要であろうと思っております。
 いずれにいたしましても、企業誘致の場合もそうですけれども、まず多くの皆さんに知っていただく。そしてまた、そのPRを通して江別の良さを知っていただく、こういった手順が必要だろうと思っております。また、全国のあるいは世界の多くの皆さんに自分たちの住むまちが知られるということは、江別に住む人間の誇りにもなりますので、できる範囲ということは限界の一定の部分はありますけれども、できるだけのことはやってまいりたいと。
 そしてまた、さらには行政だけではなくて、議会をはじめ、様々な関係するチャンネルを活用した中で、是非皆さんのご協力を得ながら、そういったことを取り進めてまいりたいと、そのように思っておりますので、一つよろしくお願いいたします。

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